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【読書記録】仕事の理想と現実

読んだ本の感想✏️📔

タイトル:
「やりがいのある仕事」という幻想
著者:森博嗣
発行所:朝日新聞出版
*2013年5月30日第1印発行

1日の中で仕事をしてる時間は長い。
どうせ長いなら、楽しんだほうがいい。
楽しいほうが、やりがいありそうだしね。

そう考えるのだけれど、何だかんだで会社の仕事は楽しくない。つまり現実と理想のギャップが大きい。

友達や知り合いが楽しそうに仕事を語っていると単純に「いいな。羨ましい。」と思うこの頃。

理想と現実のギャップに悩んでいる私にとってこの本に書いてある内容は結構衝撃的だった。

「仕事は楽しいものだ」「仕事を好きにならなくていけない」という幻想を持っていると、ちょっとした些細なことが気になって、「なんとかしなければ気持ちが悪い」と悩んでしまう。(省略)苦労と賃金を比較するというよりは、理想と現実を比較しているのである。さらに分析すると、その理想というのは、勝手に想像したものだし、また現実というの、よく観察された結果ではなく、勝手に思い込んでいるものにすぎない。
「やりがいのある仕事」という幻想

えー!勝手な思い込み!?
うーん。まぁ…私の理想は現実的かというと、100%の確証はない。(私は私の理想に悩まされている…?)

この本は仕事以外の「人生」についても触れる。

人生のやりがいとは?
自由はどこにあるのか?
人生と仕事の関係…などなど

大学、就職、結婚して当たり前⁈と
世の中の価値に流されまくりの自分。

自分の人生の幸せを決めるのは私。
自分で本当に良いものを信じる。
ただ、今は信じるものが分からないので
それをよくよく考えるところから始めます。

この本は、仕事や人生に悩んでいるときに
何か参考になるかもしれない一冊です。

個人的に仕事や人生に関連する本は、
読み手側に「〇〇すべき!」と内容提示する本が多い気がしますが、筆者の森さんは「間違えないでほしいのは、この本は僕はこう考えてるという内容だよ」と述べています。

この押し付けない感じ…なんか好きです。
きっとフラットな方なのだろうな〜

月野めぐみ

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