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他者とのかかわりは変化していくもの

先日、同業の後輩から独り言のような連絡をいただいたのでやりとりの要旨を書き留めておきたい。後輩いわく、新しい仕事を始めたら世界観が変わり、今までの友人関係が急にむなしく思えたり、一方で遠ざけていた仲間たちが別の世界で頑張っていることを知って急にあせったり、ということであった。

自分のステージによって人付き合いは変わっていく。
世代・仕事の立場・プライベートの出来事によって、かかわる人は全く変わると思う。相手との関係が互いに価値を生むものでなければ、一緒の時間を過ごすことは難しい。ずっと同じ人たちと付き合っていく方が難しいのかもしれない。友情はずっと変わらないとも思うが、状況や経験によって話が全くかみ合わなくなり、結果として疎遠になっていくこともある。

これはさみしいことではないと思っている。
いろいろな経験を経て自分の中だけでも多くのことがアップデートされていくのに、他者とのかかわりが変わらないはずがない。

一人の同じ人とですら関係性が変わっていくことは多くある。友人、仕事仲間、恋人、家族、昔仲良かった人、戦友・・・。他者との関係性には簡単に名付けることのできない関係も実はあるのかもしれない。

というような内容の返事をした。
この後輩も昔は、先輩である自分の話にさほど興味を持っていないだろうと思うところがあった。それは後輩にとってのニーズとこちらが提供できるものに差があったからだと思う。今こうしてふらっと連絡をくれることに、よいほうへ関係が変わったのかもしれないと思う。

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