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書きたい時に書いたこと

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書きたいなあ、って思った時に書いたものを、残しておくところです。
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記事一覧

やさしいことを書いて寝たい

やさしい話を書いて寝たい。 例えば、私はいま、全然優しくない。 ニュースでウクライナが、…

「どうしますか?」の美容室

最近はやたらと重たいものを書いていたような気がするので、かっるいものを書こう。 私はいま…

「地震が来た」の後

さっきの「地震が来た」という文章を訂正しておこう。 私は永井玲衣さんの文体の浸透に気がつ…

地震が来た

いま、考えていることを書きます。さっきではなく、いま。 私は「文体」について考えていまし…

悟った時の話

悟った時の話をしよう。 私は立っていた。大地の上に立っていた。宇宙の全ての端が私をここに…

地平と大地、見ることと眺めること

概念というのは、地平を生み出すものであり、地平そのものである。 たとえば、「哲学」という…

ヒロイズムの放棄について

ヒロイズムを放棄するということ。 私はそれが肝要であると、なんとなく思う。 その理由は全然わからないが、私はヒーローというものが嫌いであるらしい。 同じ心持ちは芥川龍之介も持っていたらしい。 どうか英雄とならぬようにー英雄の志を起こさぬように力のないわたしをお守り下さいまし。 『侏儒の言葉・西方の人』16ページ 私がヒロイズムの放棄を願うのは、この「力のない」という理由からではないと思うが、芥川も同じようなことを考えているということで、なんとなく嬉しくなった。 また、この

なんのはなし?

あんたが文章を書くのは、かっこいいと思われたいからだろ? という意味不明の批判を受けたと…

断片と行間

新月直前。 ほっそい月。先端触ったら痛そう。 つんつんと、静かな夜だからこそ、先端は尖って…

哲学者は現在だけを占う

占い。胡散臭いものの代表であるアレ。アレは何か。私にはわからないし、興味もないけれど、ア…

それをそれとして見る

それをそれとして見る。 これが肝要である。 たとえば、星空を星空として見る。何かの象徴と…

悟りについて

「悟りについて」なんてタイトルにしたが、書くことは大して意味のないことである。 私、昨日…

私はおそらく、先生になる

私はおそらく、先生になる。 そのとき、私は倫理というものに直面するだろう。 私は何を行為し…

完全記号と解釈

いやあ、なんというか、寝る前に一つ文章を書くということを、なんとなく習慣のようにしてしまっているせいで、眠たいのに何かを書きたいと思っているような、思わされているような、そんな夜である。 0:32。 これが現在時刻である。 とりあえず、終わったら時間について刻んでみよう。 今日読んだ本で面白かったのは『レヴィナスと愛の現象学』という本である。 特に、このような部分が気になった。 聖なるテクストは「完全記号」である、とレヴィナスは書いた。聖なるテクストが「完全」なのは、そこに