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配偶者・恋人を「相方」と呼ぶ女性たち

知人と会話している時、自分の配偶者や恋人について話す際、「相方」と称する人を最近お見かけすることはないだろうか。特に「相方」とパートナーを呼ぶ人は圧倒的に女性に多い。 それでは相方と呼ぶからにはコンビと考えている思考的傾向が強いように考える。また、何故相方と呼ぶのかと言うと

近年では3組に1組は婚姻関係を解消するほど結婚した後、常に夫婦でいること終身雇用同様、終身夫婦制も崩れている。つまり、世間体を気にして離婚に踏み出せないなんていう意識も薄れて、離婚はある意味で市民権を勝ち取ったことを意味する。

お笑いコンビも同じように解散したからと言って世間体的な影響も皆無に等しい。解散というと負のイメージを抱きがちだが、一概にはそう言うことは出来ない。例として、有吉弘行さん、バカリズムさん、ほっしゃんさん、ケンドーコバヤシさん、土田晃之さん・・・等、解散しても個々で活躍されている方も多くいらっしゃいます。

上記から現在では理由はどうであれ婚姻とお笑いコンビは解消されることも珍しくない為、婚姻関係はお笑いコンビの関係性とより類似性を含むようになった。

それ故に婚姻関係を持つ人でも分かれることが多くなって来ている現代の傾向からお笑いコンビに例え、「相方」と呼称するのだ。

それでは何故、女性の方が相方と呼ぶ率が圧倒的に多いのかというと、女性の方が文化的な創作物や美に関する関心が高いからなのではないかと考えられる。例として、カメラ好きに女性が多いことやファッションに対する意識が男性に比べて高いことからも裏付けられる。
それ故、無意識下で夫婦とお笑いコンビ間に存在する類似性を見抜いており、呼称して「相方」と呼ぶのだ。

しかし、「相方」を使うに至って自分の歳が上がれば上がるほど「痛い」イメージがついて回る。例えて言うのであればJK用語を平気でおばさんが言うイメージに等しい。言葉は人を選ぶ。それ故に言葉を使っている私たちは使うに相応しくない人に「痛い」イメージを抱いてしまう。その違和感があることは

パートナーを呼称する意味での「相方」は未だに市民権を得ていないことを裏付けているのだ。

#評論 #コラム #エッセイ #お笑い #コンビ #相方

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