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「刺さる特許分析」 第一回勉強会の備忘録

「刺さる特許分析」 第一回勉強会の備忘録

2021/3/25に勉強会を開催させていただいたので、その備忘録を書き殴る。

勉強会開催の背景 Twitterで「事業部と知財部の関係性はどの企業でも課題が多い」という議論をした時に「知財わいわい部屋」(Slack)に招待されたことが勉強会開催の始まり。多くの知財関係の方が共通の悩みを抱えており、集まっているとのこと。
 そこでは、さまざまなチャネルが作られ、それに沿った議論がされていた。(例:

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「特許俯瞰(マップ)分析」を考える

「特許俯瞰(マップ)分析」を考える

✖️本記事は有料記事です。◯無料にしました。

注1:この記事は個人的な考え・意見をまとめたものです。
注2:本記事では最近は流行っている俯瞰分析を自己流で解釈し、現在の分析ツールの技術動向への考えと自作したPythonプログラムのコードを掲載します。コードを起因とする問題に一切の責任は追えません。

1. 俯瞰(マップ)分析とは・その意義IPランドスケープの話題が近年増えてきたが、その引き合いに

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WordCloud(ワードクラウド)を活用してみる。知的財産業務✖️AI(→IPLに活用)を考える②

WordCloud(ワードクラウド)を活用してみる。知的財産業務✖️AI(→IPLに活用)を考える②

シリーズ2回目です。若輩者の稚筆ですので、ご容赦願います。

 ●WordCloudとは? Wordcloudはご存知だろうか?一時期 twitterでも流行りました。下記リンクもその一つである。
http://www.tweet-maker.com/wordcloud
(twitterで自作Wordcloudをやるならば、twitter APIが必要)

 簡単にいうと、「文(単語)集合中で

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AIをIPLに活用できるか?  知的財産業務✖️AI(→IPLに活用)を考える。

AIをIPLに活用できるか?  知的財産業務✖️AI(→IPLに活用)を考える。

○はじめにこの記事には個人の意見が入っている場合があります。よろしくお願いします。

4月から知財関係の業務に就くことになったので、主に特許関係の勉強をしつつ、空き時間で前職で行なっていた機械学習関係の勉強を自然言語処理にシフトして2本柱でキャリアを進めている。

知財の中でも「特許」を中心に考えていくことが多くなることから、これら特許情報とディープラーニング(ここでは、機械学習全体もを含める)を

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新卒から2年間、機械学習エンジニアになり、初心者なりに働いてみた〜2年目〜

新卒から2年間、機械学習エンジニアになり、初心者なりに働いてみた〜2年目〜

はじめにこの記事は、https://note.com/muu4649/n/n1552532edc45 の続きになります。2年目は、実際に機械学習・深層学習の応用に触れていくことが多くなりました。はじめて、学会にも参加(聴き専)しました。

2年目前期:様々な分野に触れる。画像認識・自然言語処理を勉強する。
ちょうどこのころ、私のバイブルであるゼロから作るDeep Learning の2巻(自然言

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企業分析における自然言語処理を学ぼう参加録

企業分析における自然言語処理を学ぼう参加録

はじめに以下の勉強会に参加したので、その備忘録を簡単に書きたいと思う。

私の自然言語処理学習歴は浅い。以下の本で勉強しただけ。。。。。

自分としては新鮮な内容が多く参加してよかった。それでは、簡単に発表内容をまとめる。

CAREについて by @icoxfog417 様○Care Analysis Re-Engineering(CARE(今回の勉強会のこと))の活動について
 自然言語処理を

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新卒から2年間、機械学習エンジニアになり、初心者なりに働いてみた〜1年目〜

新卒から2年間、機械学習エンジニアになり、初心者なりに働いてみた〜1年目〜

はじめに新卒から2年間、機械学習の研究をしてきました。それが一区切りすることになりました。
私はこれから機械学習を導入していこう、そのためには、自分たちでしっかりとした理論を持ち、他部署に活用してもらおうという部署で2年間働きました。
機械学習を知らなかった私が、この2年で何を学んできたか、何を行ったのか、何を思ったかを書いていきたいと思います。細かい内容などはぼやかしている箇所があります。また、

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Semantic SegmentationのメモSemantic Segmentation でInstance Segmentation できないのか?という疑問

Semantic SegmentationのメモSemantic Segmentation でInstance Segmentation できないのか?という疑問

あいさつ あけましておめでとうございます。正月中にSemantic Segmentationについて調べたので、簡単にまとめます。

Semantic Segmentation
Semantic Segmentationとは画像認識技術の一つである。1画素ごとにクラス分類問題を行うことで、その画像の領域分割を行う。文字通り、Semantic(意味)Segmantation(分割)である。(サムネ参

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RDKitの構造を画像として出力するなら

RDKitの構造を画像として出力するなら

最近RDKitの構造出力はどう行うのか?という質問が多くきたので、備忘録として簡単にまとめる。(おそらく、jupyterでの運用が多いからだと思う。。。)

・pythonプログラム例molファイル形式に変換し、下記のようにすればpng形式で保存ができる。

今回はベンゼンを例に挙げた。SMILESをmol形式に変換し、Draw.MolToFileで画像に変換、保存できる。

from rdkit

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Smiles2vecで物性予測をしよう。

Smiles2vecで物性予測をしよう。

Smiles2vecとは?
簡単に言うと自然言語処理(NLP)の分野の技術で、文字列をベクトルに変換するというものです。文字列で物性予測って何?という方も多いでしょう。

Smilesとは、SMILES記法(スマイルスきほう、英: Simplified molecular input line entry system)とは、分子の化学構造をASCII符号の英数字で文字列化した構造の曖昧性の無い表

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化合物の特徴量抽出 RDkitを用いたフィンガープリントについて

化合物の特徴量抽出 RDkitを用いたフィンガープリントについて

はじめに駆け出しのデータサイエンティストが書くため、間違いがあると思いますが、大目に見てください。

初学者おすすめ書籍↓

フィンガープリントについて
化合物の構造情報について扱う際に、多くの構造記述子が発表されています。その中にフィンガープリントという手法があります。フィンガープリントは指紋という意味ですが、ここでのフィンガープリントは構造情報からビットベクターといわれる1と0が並んだ情報に変

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