錦光山和雄
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わたしの祖父錦光山宗兵衛の評伝
わたしの曾祖父六代錦光山宗兵衛は京都粟田焼窯元で将軍家御用御茶碗師を勤めていました。それが明治維新で東京に都が遷都しますと、天皇家をはじめ公家、官僚などが新都に移ってしまい京都の街は火が消えたようになり、錦光山家も存亡の危機に立たされます。
そんなある日、一人の外国人が店にやってきます。英語が話せないので身振り手振りで壺を見せますと、その外国人はいきなり壺を足蹴にしたのです。宗兵衛は外国人が
錦光山窯の天才的絵師・素山の正体とは⁉
ロンドンのヴィクトリア&アルバート博物館には錦光山宗兵衛の作品が数点ありますが、そのなかでも、わたしは「色絵金彩山水図蓋付箱」という小さな作品がとても好きです。
蓋(ふた)の表面には静謐な筆で山水図が描かれ、蓋の縁は花尽くしが描かれ、箱の四面には鶏や鹿、孔雀、鶉などの動物が描かれ、蓋をあけた内部には鴛鴦(おしどり)が、蓋の裏には鴨が描かれています。
それはまるで美しい宝石のようです。
ヴィ
おもろ九谷焼、名品九谷焼
能美根上にある能美市九谷焼美術館と九谷陶芸村に行ってきました。
そこで焼物はこんなにも多彩で面白いものかと感心しましたので、この場をお借りして、いくつかご紹介したいと思います。余談ですが、能美市はこの日は曇り空で見えませんでしたが、晴れた日には雪をいただいた白山が望めるそうです。
最初におもろ九谷焼です。
能美根上の駅前に展示されていたウルトラマンシリーズとのコラボ作品です。ウルトラマン
青春18×2 君へと続く道ーせつない青春映画
許光漢演じる18歳のジミーが、台南のカラオケ店でバイトしていた、ある日、清原果耶演ずる日本人女性のアミが財布をなくしたのでここで働かせてほしいと訪ねてくる。
旅にゴールはないと言い、ところどころ気に入った風景を水彩でスケッチして旅しているアミは、いつまでも旅を続けたいと言う。アミは美人で可愛いいので、それが評判を呼び、カラオケ店は大繁盛する。そんなアミにいつのまにか恋してしまったジミーはシャ
天才詩人・ランボーはなぜ詩を捨てたのか
アルチュール・ランボーをご存じだろうか。
アルチュール・ランボー(1854~1891)は、早熟な天才詩人であり、二十歳で詩を捨てアフリカ大陸で貿易商人になり、全身を癌におかされて片脚を切断、妹のイザベルに見とられて、三十七歳の若さで死んだフランスの詩人である。
なんでいまごろランボーなのかと言われれば、気恥ずかしい気もするが、最近YouTubeでランボーの詩が朗読されていたり、ある種の人々
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エドガルド・モルターラ、ある少年の数奇な運命
この映画は実際にあった史実を元にしているそうだ。
1858年、ボローニャのユダヤ人街で、乳児のころ、何者かによってカトリックの洗礼を受けた、7歳になろうとする少年エドガルドが教皇ピアス9世から派遣された異端審問所警察によって連れ去られる。
ユダヤ人の両親は必死に息子エドガルドを取り戻そうとするが、教皇側はそれを断固拒否する。
ローマに連れてこられた幼い少年エドガルドは、カトリックの教育
打海文三の「我が青春のウルトラマンタロウ」
わたしの敬愛するミステリー作家の打海文三は、1992年に「灰姫 鏡の国のスパイ」で第13回横溝正史ミステリ賞優秀作を受賞して作家デビューした。
2002年に「ハルビン・カフェ」で第5回大藪春彦賞を受賞。
その後、「時には懺悔を」や「裸者と裸者 孤児部隊の永久戦争」(応化クロニクル)「愚者と愚者」「覇者と覇者」などの数々の名作を発表し、2007年に心筋梗塞で亡くなった。
そんな打海
英語史研究者堀田隆一先生、「ハリウッド映画と英語の変化」をvoicyでご紹介❣️
「ハリウッド映画と英語の変化」
2024年4月発売
この本
は英語の方言やタブー語を含めて
ハリウッド映画で英語がどのように
使われてきたのか
ハリウッド映画の英語史であり
面白くて大変勉強になると
ご推薦❣️
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#堀田隆一 #英語の語源が身につくラジオ #山口美知代 #ハリウッド映画と英語の変化
日台をむすぶ歴史秘話、張良澤先生の証言
私の早稲田大学時代の恩師・西川潤先生は、「飢えの構造」などベストセラーの本を出し、近年でも「共生主義宣言」「グローバル化を超えて―脱成長期日本の選択」「新・世界経済入門」など名著を出され、南北問題や格差問題などを手がけ、現代の諸問題に多くの提言をなされた新進気鋭の国際経済学者でした。
その西川潤先生のお父様の西川満先生は、戦前台湾で文芸誌「文芸台湾」を創刊し、台湾の川端康成といわれる作家・葉
村上隆の世界:世界は奇怪な「もののけ」に満ちているのか⁉
京都の京セラ美術館で開催されている「村上隆もののけ京都」展を見てきました。
会場にはいる前に邪鬼を踏みつける巨大な「阿像」と「吽(うん)像」が迎えてくれます。
最初に展示されているのは岩佐又兵衛の「洛中洛外図屛風」をもとにした「洛中洛外図」でした。この「洛中洛外図」は、右端の大仏殿から左端の二条城にかけて、たなびく金雲のもと貴族や武士、市井の人々までが生き生きと細密に描かれています。
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あわせて、東京農工大学准教授で理論言語学者の泰斗、畠山雄二先生の渾身の傑作