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フランス ✕ 語学

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フランス語学習について、私が体験してきた学習法や語学学校のことを書いています。
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記事一覧

フランスでバイリンガル育児をしつつ感じる、ハイパーモノリンガルの未来

フランスでバイリンガル育児をしつつ感じる、ハイパーモノリンガルの未来

「ハイパーモノリンガル」とは、アメリカに海外赴任している新聞記者夫婦の友達がいっていた言葉。自分たちは「日本語で文章を書くことを仕事にしているが、英語は苦手であるという」という謙遜な自虐ネタです。バイリンガル、マルチリンガルの反対をいく、モノリンガル(単一言語主義)のハイパー版。ネット検索すると「モノリンガル」はあれど、「ハイパーモノリンガル」は、一般的に使われてる言葉ではないようなので、彼らの造

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オシャレパリジェンヌの日々の情報源は、フランス語学習教材にピッタリ!

オシャレパリジェンヌの日々の情報源は、フランス語学習教材にピッタリ!

パリでデザインの仕事をしてる私の職場には、流行りのものに詳しい、オシャレなパリジェンヌたちがいます。こういう人達は何で情報を得ているのだろう? そんな疑問から、彼女たちが日々触れている情報源を教えてもらいました。
どれも日本にいながらにして、無料で楽しめるものばかり!

朝はラジオ「france info」で始まる一日、音楽は「fip」意外だったのが、ラジオを聞いている人が多いこと。朝のニュースは

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フランス式マーケティング法で詩的に自己紹介

フランス式マーケティング法で詩的に自己紹介

フランスにはportrait chinois(ポートレートシノワ:中国人の肖像)という言葉遊びがあります。

もし私が色だったら…
もし私が動物だったら…
もし私が国だったら…
もし私が絵画だったら…
もし私がスポーツだったら…
もし私が一週間の曜日だったら…
もし私がお菓子だったら…
もし私が果物だったら…
もし私が植物だったら…
もし私が数字だったら…
もし私が季節だったら…
もし私が香りだっ

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語学学校で教えない近道フランス語学習法

語学学校で教えない近道フランス語学習法

幕末に海を渡った日本人達は、たったの数ヶ月の語学学習で、胸を張って異国の地に赴任していったそうです。フランスの語学学校で出会った、ロシアやブラジルから来た若い学生さん達も、わずか3ヶ月の学習歴で、B2という中級レベルの語学力を身に着けていて驚きました。ガッツと根性がスゴイと思いますが、語学学習は長期間かけるもの、という染み付いた既成概念が払拭されて、やる気がでました。

日本の英語教育では、多くの

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外国語で何を書こう?

外国語で何を書こう?

会話のネタストックを持つという話を「語学学校で教えない近道フランス語学習法」で書きました。でも、そもそも外国語で書くことが思いつかない、という人も多いと思います。そんな方へ、自分の経験を元にいくつか提案してみたいと思います。

自己紹介を書いてみる 日本人の感覚だと自己紹介ってそんなにするかな?って思いますよね。 私も思っていました。中学で初めて習う英語のフレーズのMy name is…ってあんま

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外国語で話が続かない場合は

外国語で話が続かない場合は

今回は、外国語での会話が苦手という方に、こういう語彙を持っていたら、会話が続いた!という私の経験を書いてみたいと思います。
以前、会話のネタストックを持つという話を「語学学校で教えない近道フランス語学習法」で書き、その後、「外国語で何を書こう?」で、書くネタのヒントについて提案しました。

お願いをするための言葉私が初めて習ったフレーズ「Est-ce que je peux vous demand

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わからないことを伝える大切さ

わからないことを伝える大切さ

フランス人はお喋りが大好き。ランチタイムはみんなでワイワイ雑談に花が咲きます。いろんな冗談も飛び出し、語学学習では出てこないような単語も。ある日、同僚のひとりがとあるフレーズを口にしたら、周囲がドッと爆笑。わからないなりにも、雰囲気を壊してはいけないと、つられて愛想笑いをしていました。それを見逃さなかったのは、職場のみんなの肝っ玉母さん的な存在の人。

「今なにが面白かったのか、説明してみなさい!

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本場のシャトーでフランス語を学ぶ

本場のシャトーでフランス語を学ぶ

お手頃な語学学校から高級セレブ語学学校まで、毎年、会社の長い夏休みを使って、フランス国内で色々試してきました。松竹梅とは、あくまでも1時間あたりの授業料ですが、それぞれ私の感想をご紹介したいと思います。特に印象的だった語学学校を4つほど選んでみました。

私のフランス語学習歴は、8年近くになるので、はじめの頃に通っていた学校は、当時とは変わっている点があるかもしれません。また、それぞれの授業料は、

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発音から始めるフランス語学習

発音から始めるフランス語学習

以前、日本企業で働いてたときに、フランス赴任が決まってすぐに、赴任経験のある先輩達からたくさんのアドバイスをもらいました。そこで一番印象に残ったのはドイツに赴任していた先輩の「今から第二外国語を文法から始めても喋れるようにならない」との言葉。デザイナーは机に向かって勉強するのが苦手な人も多いので、納得です。「感覚的に音で覚えていった方が良い」とも。

そこで、本屋さんで音声付き教材を手にしたのが私

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