チーズのこえ

ワクワクする未来を想像して、創造する。 山の頂が同じであれば、どんな方向から登ってもい…

チーズのこえ

ワクワクする未来を想像して、創造する。 山の頂が同じであれば、どんな方向から登ってもいいじゃない。 その登り方こそが、人生の生き方であり、 多様であるからこそ、人生が面白い。

最近の記事

牛乳ピンチをブームで終わらせないために

「牛乳もう一杯飲もう」は、消費のパイを拡大しなければならないので、結構な労力がかかる。お願いベースで広がるものではない。 それよりも、「国産を選んで買ってください、使ってください」の方が、パイの中のシフトにすぎないので、ハードルは低い。 ナチュラルチーズの国産の比率は12%にすぎない。これは、小規模工房のみならず、大手乳業がつくるナチュラルチーズも含めてだ。 ましてや、プロセスチーズも、雪印、明治という国内メーカーが作っているとしても、原材料の比率は、国産ナチュラルチーズを原

    • いまいちど牛乳騒動の背景を考えましょう

      牛乳廃棄の危機を救おうと、農林水産大臣が、苦しそうな顔をしながら、牛乳を飲み干してパフォーマンスする。 O-157のカイワレダイコンのような、なにも伝わらないけど、やってるフリだけのお国芸。 要因が、ごちゃごちゃにされながら、情緒的に押し倒そうとされているので、整理をしたい。 ①年末で学校給食が止まるから、牛乳が余る 年末に冬休みになるのは、毎年同じことですよね。 この要因により、牛乳が余るのではなく、「コロナ禍以降、乳製品の在庫がだぶついていた現状が続いてきた(その状況

      • 2021年を迎えて

        2021年、今年もよろしくお願いします。 今年は、より「私」と「あなた」で語ることを意識したい。 顔と顔をあわせて話をすることが限られた2020年。 それでも、チーズのこえ、野菜のちからという「対面」にこだわり続けた場所は、精神的に擦り減らしながら、でも多くの人の灯台の灯火のように、「ここに来たら、いつものように話ができる大切な場所」と、たくさんの方が足を運び、希望の明日が来ることを祈りながら、話を重ねてきた。 どんなことがあっても揺るがない場所、 ピンチのときこそ、その力が

        • 「よそ見」の優しさ

          スタッフが、新しくノイズキャンセリング機能付きのワイヤレスイヤホンを買って、「まったく雑音が聞こえなくて怖い」という話をしていた。 街を歩いていて、器用に携帯をいじりながら自転車に乗るママ、耳にワイヤレスイヤホン、携帯に没頭して、向かいから歩いてくる人をよけようともしないサラリーマンにも遭遇する。 なにをするにも、「集中力」を要するときはあるだろう。 でも、「よそ見」する余裕って必要であり、それは周りへの「やさしさ」ではないだろうか。 周囲の雑音が全く聞こえない中、助けを

        牛乳ピンチをブームで終わらせないために

          桜とアスパラ

          桜とアスパラって似てる。 まだ冬の匂いが残っている春のはじまり。 木々に葉が生い茂っているわけではないけど、先に花が咲く。 樹の中にためこんだ春へのエネルギーの結晶。 雪解けが進んで土がのぞいたと思ったら、 春の日差しを待っていたとばかりに、一気に土の中から飛び出してくるアスパラ。 春のアスパラは、光合成で伸びるわけではない。土の中にためこんだエネルギーの爆発。 いま、私たちが置かれている状況も、同じなんじゃないかな。 まだ冬の時期。 来るべき、春の到来に向けて、鍛錬を忘

          桜とアスパラ

          【よくわかる牛乳の流通について】

          指定生乳生産者団体とかホクレンの役割はなんでしょうか。 牛乳、搾りたてのものは「生乳(せいにゅう)」といいます。 生乳は、毎日母牛からしぼられますが、そのままだと腐りやすく、貯蔵性がない液体なので、先に行く先を決めておかなければなりません。今日は取引価格が高いから森永乳業へ、明日は明治乳業へ、と変更するには、その時間的余地はなく、短時間のうちに乳業メーカーに引き取ってもらう必要があります。このことも、酪農家が価格交渉上不利な立場に置かれる要因でもあります。 酪農家が個別に

          【よくわかる牛乳の流通について】

          【デマ拡散に手を貸さないために】

          ①バイラルメディアをシェアしない 基本的にバイラルメディアは、不安、怒り、感動など、人間の弱い部分につけ込み「煽りに都合の良い寄せ集めの情報←これ大事」で注目を集めて、アクセス数を稼ぎ、収入としています。viralはvirus(ウイルス、伝播性)です。 彼らにとって「正しい情報はつまらない」のです。その記事の元投稿があるので、もし自分がシェアしたいと思ったら元投稿まで遡及してみること。 ②出所と根拠を調べ、冷静に分析してみる 全ての発言や投稿について、前後の文脈を調べてみた

          【デマ拡散に手を貸さないために】

          休校により需要が止まった牛乳乳製品に愛を

          酪農家が搾った生乳は、各地域ごとにある指定生乳生産者団体(北海道でいえばホクレン)が、一括買い取り、そのときの需要や、大手乳業の生産動向をみながら、乳業工場へ割り振りします。 そのため、休校により学校給食がなくなったことは、大変なことですが、それによりすぐさま行き場がなくなり、廃棄になるとか、酪農家が廃業になるというデマが流れてますが、それは極端すぎます。 上記の優れた制度があるおかげで、廃棄することないよう必死に農業団体が調整することになるでしょう。 チーズのこえとしては

          休校により需要が止まった牛乳乳製品に愛を

          【人付き合いも自分で考える】

          人が自分をどう思っているか気になることもあるだろう。 いろんな噂話が耳に入り、傷つくこともあるかもしれない。 でも、 たいがいは、人は、あなたのことをそんなに気にしてない。 その人のひととなりを知りたければ、その人に会って話をしてみればいいだけだ。 webの中で書いている言葉と、その人の人柄が直結するものでもない。 自分で会って、その人を信頼すべきか考えればいいだけの話であり、あなたに会っていない、あなたと大して話をしたことがない人が、あなたのことを批評したり、ステレオタ

          【人付き合いも自分で考える】

          愛の対義語は憎しみではない、無関心である

          自分の暮らしが、全然関係ない世界のどこかの戦争や、人殺しに加担しているかもしれない。 そのことに、「気が付かない」という無関心も、ひとつの犯罪だと思う。 自分たちの年金が、外国の武器産業の会社の投資に運用されていたら、それは、もう人殺しへの加担。 イスラエルのワインが美味しい、イスラエルは若者の起業大国だと持ち上げるのもいいけど、でも、その葡萄作っているのは勝手に占領しちゃってるところじゃないの?とか、パレスチナとの紛争の問題をどう考えているのとか、その紛争問題などに無関心で

          愛の対義語は憎しみではない、無関心である

          そのROOTSはつながっていく。

          小屋ROOTSは、続けていきます。 どれだけの人が集まるとかではなく、 私今野が知りたいから、 未来のために知っておく必要があるから、 ただその純粋な気持ちだけを軸に、続けていきます。 人が集まりそうなキャッチーな人を広告塔にするのではなく、 意識高そうなコピーを掲げるのでもなく、 ただただ愚直に、社会に横たわる問題を、他人事(ヒトゴト)で終わらせない、ジブンゴトにしていけるための、きっかけをつくっていきたいから。 政治が悪い、社会が悪い、教育が悪い、行政が悪い 誰かを責める

          そのROOTSはつながっていく。

          小屋ROOTS vol.3 戦争とこどもたち

          小屋ROOTS powered by みんなの未来ソウゾウ工房 社会にある様々な話題。 なんとなく、それってなんなのだろう?と思いながらも、 ニュースの一部でわかったつもりになっていることがたくさんあると思います。 そのルーツ(根っこ)を知り、ちょっとジブンゴトにたぐりよせる場所をつくろうと思います。 第1回は、「社会にある小さな分断」としました。 農業のこと、ジェンダーのこと、日本における貧困のこと、高齢化社会と社会保障のこと、農業のこと、原発事故と放射能のこと、民族問

          小屋ROOTS vol.3 戦争とこどもたち

          第2回のテーマは「憲法」

          社会にある様々な話題。 なんとなく、それってなんなのだろう?と思いながらも、 ニュースの一部でわかったつもりになっていることがたくさんあると思います。 それを、ちょっとジブンゴトにたぐりよせる場所をつくろうと思います。 第1回は、「社会にある小さな分断」としました。 農業のこと、ジェンダーのこと、日本における貧困のこと、高齢化社会と社会保障のこと、農業のこと、原発事故と放射能のこと、民族問題のこと、平和のこと。 いろんなことが、問題の本質ではないところで、小さな分断が引き起

          第2回のテーマは「憲法」

          小さな分断の根底に流れるもの

          来週に迫った「小屋ROOTS」。 期せずして、選挙の直前での開催になりました。 そして、今回のテーマにした「社会における小さな分断」は、今回の選挙におけるひとつの判断にもなる事柄かもしれません。 スピーカーの林さんとのやりとりの中から、この「小さな分断」の正体とはなにか、みなさまにも当日までに少し頭の体操をしていただければと思っています。 ----------------- いまの日本社会では、「自律、自立」「自己責任」の名の下で個々人がバラバラな「個」に還元され、孤立してい

          小さな分断の根底に流れるもの

          【新しいプロジェクト「小屋ROOTS」を立ち上げます】

          私たちが生きていく上で、目にする様々な社会問題。 つい、日々の生活で忙しいなか、わかったフリして、「なぜ?」「どうして?」を口にすることなく、暮らしていませんか? 私もそうです。 自分に関係ないかな~と思って、つい小さなこえも聞いてないフリをしてしまっていることもあると思います。 ものごとのROOTSをたどっていくと、いろんな問題の「根っこ」が実はつながっていたり、その根っこがとても絡まっていたりすることもあります。 そのひとつひとつを、ひもといて、ジブンゴトにたぐり

          【新しいプロジェクト「小屋ROOTS」を立ち上げます】

          『そもそも』って、質問しなくなってきた。

          「これって、『そもそも』どうなってるのかな。」 子供のころって、たくさん質問したよね。 歳を取るにつれ、そんな質問もできないようになり、インターネットでググってわかったフリをする。 でも、それに対して、自分の考えを言ったりする機会は、なかなかなくないんじゃないかな。 それが、ほかの人の考えと違うこともある。 人と違うって、当たり前だけど、でも、なんとなく意見がぶつかるのを避け、ますます自分の考えを言わないようになってきた。

          『そもそも』って、質問しなくなってきた。