朝にランニングを。あるライターだった話。
夜に冷えた空気が肌を撫でる朝。
朝日で温められた生ぬるい風が抜けていく。
その風に乗ってすでに疲れた顔のサラリーマンが駆け足で駅へ向かっていった。
「朝からご苦労さま」
駆け抜けていったサラリーマンに向けて風に乗せるように呟く。
早朝は色々な発見があって良い。朝のランニングを始めてからそう思う。
会社へ急ぐサラリーマン、電柱の足元にある献花、屋敷のように大きな一軒家のカーテンが開く瞬間、本当に色々なことに気が付く。
そしてなにより運動が増えて、健康に痩せられる。
まぁ、そんな