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自分が小説家として目指す小説

私は小説家を目指している。
昨日は仕事が休みで朝から一日中noteを書いていた。
何本書いたか忘れたが妙に文章が書ける日だった。
中には『美少女たちの肛門』などというスケベな小説を書いたりもした。しかし、スケベな小説は他にも大勢書き手がいることがわかり、読んでみると太刀打ちできないと思った。
この前は『妻と温泉へ』というエロい小説を投稿したが、その続きを書き始めたら、「いや、これは新人賞に出すべきだろう」と思い、『妻と温泉へ』は下書きに戻した。作品名も変えた。次の文學界新人賞は俺の物だ、がっはっは。長編冒険ファンタジーを軸に書くと宣言していながら、まだ純文学の権威に関心があるところが情けない。しかし、純文学と割り切って書くとそれはたしかに面白い。しかし、純文学では物足りなく思える私なのだ。私は映画より面白い小説を目指している。ライバルは宮﨑駿、ジェームズキャメロン、スピルバーグである。小説家のライバルは村上春樹、ビクトルユゴー、セルバンテス、(小説ではないかもしれないけど)シェイクスピア、ホメロス、ようするに大物になりたい。いや、小説とは面白くなくてはならないと思うからこういうビッグな名前を意識するのだ。村上春樹も「面白さ」を重視したいと言っている。もちろん面白いだけの軽い作品は面白くない。時代を超える強度がなくてはダメだ。「あー、面白かった。で、どういう内容だっけ?」というのはダメなのだ。私は昔、『天空の城ラピュタ』のセリフを頭から全部言えた。高校生の頃だ。私はマンガに飽きてきた十代の知的好奇心旺盛な若い人に特に読んで欲しい。私が今noteに公開している二作はそういう私の芯からの作品で、『空中都市アルカディア』と『地下世界シャンバラ』だ。『空中都市アルカディア』は未来のギリシャが舞台の作品で、取材のためにわざわざ低収入から旅費を捻出してアテネまで旅行に行った。そんな熱の入れようだ。『地下世界シャンバラ』は半年で書いた。いろいろな地下世界の本を読んだ。ヴェルヌの『地底旅行』は面白かった。シャンバラというとオカルトの世界の話らしいが、私の小説では地下の洞窟を通っていく別世界で、理想の仏国土という設定になっている。中国風のカンフーアクション物でもある。映画を観るつもりで読んで欲しい。
そして、冒険ファンタジー小説はあとふたつ手元にある。これはまだどこにも公開していない。どちらも半年以上はかけて書いている本気の作品だ。
そして、今、五本目の冒険ファンタジーを書いている。しかし、これはもう書き始めて三年くらい経つのだが、行き詰まっている。
昨年から一年四ヶ月かけて「小説家になろう」に連載した大長編『最低な三人の異世界転生ドラゴニア冒険記』から得たような、即興性も創作の方法として加えてみたいと思う。結末から決めてそこへ結びつけようとするから無理が生じるのだ。もちろん即興だけではまとまりが悪い。自分に合った書き方を見つけたい。

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