鈴麻呂

50代サラリーマン。妻と、19歳の息子、16歳の娘、3歳のマルチーズと一緒に暮らしてま…

鈴麻呂

50代サラリーマン。妻と、19歳の息子、16歳の娘、3歳のマルチーズと一緒に暮らしてます。 大阪府吹田市在住。出身は愛媛(松山)です。

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記事一覧

#光る君へ第二十三回

宗人たちの狙いが明らかになってきて、一条天皇の中宮定子への想いが募り、道長の危惧が高まる等々、いろいろ展開しておりますが… まさかの「宣孝」回。 まあ、紫式部は宣…

鈴麻呂
10時間前

オチに膝を打ち、心を揺るがされる:読書録「アリアドネの声」

・アリアドネの声 著者:井上真偽 ナレーター:上野翔 出版:幻冬舎(audible 版) 「探偵が早すぎる」「その可能性はすでに考えた」の井上真偽さんの作品。 井上さんは結構…

鈴麻呂
12時間前
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民法改正の革新性とドラマチックさを朝ドラで堪能させてもらえるとは(虎に翼)

#虎に翼 先週の「虎に翼」は本編を見るほどエモい回はなかったかな。 花岡の死って言うのはありましたけど、その影響は来週のほうになりそうですし。 その分民法改正に関…

鈴麻呂
1日前
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数学絡みの話はサッパリw。興味深く読めましたけどね。:読書録「2035年の人間の条件」

・2035年の人間の条件 著者:暦本純一、落合陽一 出版:マガジンハウス新書(Kindle版) 暦本純一さんと落合陽一さんの対談ですね。お二人は師弟のようです。暦本さんが落合…

鈴麻呂
1日前

何かおしゃれっぽい題名だなぁと思ってたら、ガチのサメ映画でした:映画評「セーヌ川の川面の下に」

Netflixの新作映画としてアップされていたのは何の気なしに見始めました。 題名がなんとなくちょっとおしゃれっぽいのに、サメ退治の映画らしいってのが気になりまして。 …

鈴麻呂
2日前
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そういえば、性同一性障害特例法の改正はどうなってるのかな?:読書録「女の国会」

・女の国会 著者:新川帆立 出版:幻冬舎 お嬢と呼ばれる女性国会議員の朝沼が自殺をした。 性同一障害特例法改正で党派を越えて連携していた高月は、法案が廃案になるこ…

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3日前
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生成AIが社会に実装された時の<人>のあり方を示唆してるかも:読書録「いまだ成らず 羽生善治の譜」

・いまだ成らず 羽生善治の譜 著者:鈴木忠平 出版:文藝春秋(Kindle版) 「嫌われた監督」の作者・鈴木忠平さんが羽生善治についてまとめた作品。 羽生善治さんがA級から…

鈴麻呂
4日前
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お馴染みのキャラの大競演が楽しい:読書録「アンデッドガール・マーダーファルス 1・2」

・アンデッドガール・マーダーファルス 1・2 著者:青崎有吾 ナレーター:坂本悠里 出版:講談社タイガ(audible 版) 「地雷グリコ」が評判になっている青崎有吾さんの作…

鈴麻呂
5日前
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程よいおバカ加減のヒーロー映画:映画評「ブルービートル」

新体制になる前に制作されたDC映画で、ラテン系の主人公をヒーローとした作品。 興行成績はどうだったのかなあ? 大ヒット…ではなかったはずです。 でも僕は個人的に嫌い…

鈴麻呂
6日前
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#光る君へ第二十二回

「越前編」になって、まだ話の方向性はちょっと見えないところ。 為時が頑張ってるのは分かるw。 中関白家の没落…によって、正当な権力においては伊周の復権は厳しくなっ…

鈴麻呂
7日前
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家重と忠光に影響された人々:読書録「まいまいつぶろ 御庭番耳目抄」

まいまいつぶろ 御庭番耳目抄 著者:村木嵐 出版:幻冬舎(Kindle版) 号泣モノだった傑作「まいまいつぶろ」の続編といいますか、番外編といいますか。 吉宗の御庭番・万…

鈴麻呂
7日前
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染谷将太がおいしい:映画評「怪物の木こり」

サイコパスVS連続殺人鬼 とか 殺るのは俺か、犯人か とか。 結構予告編の雰囲気も好きだったんですけどね。 見てみるとちょっと思ってたのとは違うかな。 いや面白くないわ…

鈴麻呂
8日前
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エンディングでこの曲はやられる。(虎に翼20240531)

#虎に翼 土曜日の総集編を見るつもりだったんですけど、水曜日のxの盛り上がりに水曜回を見て、そのまま木金と行ってしまいました 水曜日はね〜 主人公の父親の死を描く…

鈴麻呂
9日前
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シミュレーションはGPTとやっとけって話?:読書録「努力革命」

努力革命 ラクをするから成果が出る!アフターGPTの成長術 著者:伊藤羊一、尾原和啓 出版:幻冬舎(Kindle版) もうChatGPT なんかの生成AIに関する本は読まなくていいか…

鈴麻呂
9日前
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2024年5月のこふく

ストーリーズのハイライト

鈴麻呂
9日前
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「書店も当たり前の小売店にならなきゃいけない」と言う話かな:読書録「2028年街から書店が消える日」

2028年街から書店が消える日 ・著者:小島俊一 ・出版:プレジデント社 書店で見かけて、気になってついつい購入してしまった本。 さすがにこの内容ですからね。 電子書籍…

鈴麻呂
10日前
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#光る君へ第二十三回

#光る君へ第二十三回

宗人たちの狙いが明らかになってきて、一条天皇の中宮定子への想いが募り、道長の危惧が高まる等々、いろいろ展開しておりますが…
まさかの「宣孝」回。
まあ、紫式部は宣孝の妻になるんで、どっかで追い込まなきゃ行かないんですが、一気でしたねぇ〜。
おっさん、やるわぁ。
しかし道長。
昔の恋バナを姉にポロッとするもんかね。
「昔の話」と割り切れてるとも思えんし……
詮子さんのリアクションは最高でしたw。

オチに膝を打ち、心を揺るがされる:読書録「アリアドネの声」

オチに膝を打ち、心を揺るがされる:読書録「アリアドネの声」

・アリアドネの声
著者:井上真偽 ナレーター:上野翔
出版:幻冬舎(audible 版)

「探偵が早すぎる」「その可能性はすでに考えた」の井上真偽さんの作品。
井上さんは結構トリッキーなミステリーを書かれるって印象だったんですが、割と本書はストレートなデザスターもの。
…ま、最後にヒネリはありますがw。

障害者も自由に暮らせるように作られた地下5階建てのスマートシティ。
祭典の最中、地震に襲わ

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民法改正の革新性とドラマチックさを朝ドラで堪能させてもらえるとは(虎に翼)

民法改正の革新性とドラマチックさを朝ドラで堪能させてもらえるとは(虎に翼)

#虎に翼

先週の「虎に翼」は本編を見るほどエモい回はなかったかな。
花岡の死って言うのはありましたけど、その影響は来週のほうになりそうですし。

その分民法改正に関して結構がっつりやってくれて、これはこれで面白かったです。
てゆうか、民法改正を朝ドラでやるって、なかなか画期的なことなような気もしますけどね。
「なんちゃって法学部部」だったけど、戦前の民法から戦後の民法への移行っていうのは、かなり

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数学絡みの話はサッパリw。興味深く読めましたけどね。:読書録「2035年の人間の条件」

数学絡みの話はサッパリw。興味深く読めましたけどね。:読書録「2035年の人間の条件」

・2035年の人間の条件
著者:暦本純一、落合陽一
出版:マガジンハウス新書(Kindle版)

暦本純一さんと落合陽一さんの対談ですね。お二人は師弟のようです。暦本さんが落合さんの師匠。
例によって生成AI関係の話なんですけれども、雑誌やネットで紹介されていた中で、音声入力に関して書かれている部分があり、それが面白かったのでついつい買ってしまいました。
僕は音声入力が今一番重要な機能だと思ってい

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何かおしゃれっぽい題名だなぁと思ってたら、ガチのサメ映画でした:映画評「セーヌ川の川面の下に」

何かおしゃれっぽい題名だなぁと思ってたら、ガチのサメ映画でした:映画評「セーヌ川の川面の下に」

Netflixの新作映画としてアップされていたのは何の気なしに見始めました。
題名がなんとなくちょっとおしゃれっぽいのに、サメ退治の映画らしいってのが気になりまして。
夏のオリンピックでは、セーヌ川が会場になるって言う報道もありましたしね

冒頭、なんとなくセーヌ川を眺めるようなちょっとおしゃれな絵面。
そこから何やら環境破壊に対して、異議申し立てをするようなシーンになって、主人公のサメが登場

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そういえば、性同一性障害特例法の改正はどうなってるのかな?:読書録「女の国会」

そういえば、性同一性障害特例法の改正はどうなってるのかな?:読書録「女の国会」

・女の国会
著者:新川帆立
出版:幻冬舎

お嬢と呼ばれる女性国会議員の朝沼が自殺をした。
性同一障害特例法改正で党派を越えて連携していた高月は、法案が廃案になることをめぐって、朝沼と前日に口論をしており、自殺の原因として疑われる
果たして、なぜ朝沼は自殺しなければならなかったのか。
国会議員、秘書、政治記者、地方議員
女たちが、政治の闇に踏み込んでいく…

「元彼の遺言状」「先祖探偵」の新川帆立

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生成AIが社会に実装された時の<人>のあり方を示唆してるかも:読書録「いまだ成らず 羽生善治の譜」

生成AIが社会に実装された時の<人>のあり方を示唆してるかも:読書録「いまだ成らず 羽生善治の譜」

・いまだ成らず 羽生善治の譜
著者:鈴木忠平
出版:文藝春秋(Kindle版)

「嫌われた監督」の作者・鈴木忠平さんが羽生善治についてまとめた作品。
羽生善治さんがA級から陥落し、それでもランク戦を戦い続けながらタイトル戦で藤井聡太さんの挑戦者になる。
…と言う「現在進行形」の流れを追いながら、羽生善治さんに影響を受けた棋士たちを取り上げて、彼らの目から「羽生善治」と言う存在を見ることによって、

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お馴染みのキャラの大競演が楽しい:読書録「アンデッドガール・マーダーファルス 1・2」

お馴染みのキャラの大競演が楽しい:読書録「アンデッドガール・マーダーファルス 1・2」

・アンデッドガール・マーダーファルス 1・2
著者:青崎有吾 ナレーター:坂本悠里
出版:講談社タイガ(audible 版)

「地雷グリコ」が評判になっている青崎有吾さんの作品です。
青崎さんの作品は以前「体育館の殺人」をAudibleで聞いていて、
「確かによくできてるんだけど、個人的には乗り切れるかどうか…」
て感じだったんで、
「地雷グリコ」には興味が湧くものの、さてどうしたものか…
と言

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程よいおバカ加減のヒーロー映画:映画評「ブルービートル」

程よいおバカ加減のヒーロー映画:映画評「ブルービートル」

新体制になる前に制作されたDC映画で、ラテン系の主人公をヒーローとした作品。
興行成績はどうだったのかなあ?
大ヒット…ではなかったはずです。
でも僕は個人的に嫌いじゃないですね。この作品

大学を卒業したハメイは故郷の街へ戻ってくるが、貧富の差が激しくなった故郷では実家が家賃払えずに倒産寸前になっていた。
ハメイはお金持ちのコルトで働くが、その時知り合ったジェニーの願いで発掘されたスカラベを預か

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#光る君へ第二十二回

#光る君へ第二十二回

「越前編」になって、まだ話の方向性はちょっと見えないところ。
為時が頑張ってるのは分かるw。

中関白家の没落…によって、正当な権力においては伊周の復権は厳しくなっているところへ、定子の懐妊によって、一条天皇の<揺らぎ>が生じる。
天皇の命に背き、出家までした定子を宮廷に呼び戻し、寵愛することが、天皇自身の政治的権威を揺らがせる
…という史実が「桐壺」に重なっていくという流れでしょうか。
個人的に

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家重と忠光に影響された人々:読書録「まいまいつぶろ 御庭番耳目抄」

家重と忠光に影響された人々:読書録「まいまいつぶろ 御庭番耳目抄」

まいまいつぶろ 御庭番耳目抄
著者:村木嵐
出版:幻冬舎(Kindle版)

号泣モノだった傑作「まいまいつぶろ」の続編といいますか、番外編といいますか。
吉宗の御庭番・万里の視点を絡めながら、徳川家重・大岡忠光の周りにいる人物たちが、2人の関係性にどのような思いを抱いていたかを描いた作品になります

・2人での静かな暮らしを願った吉宗の母(将軍の母)
・吉宗の右腕として改革を支えつつ、忠光の変貌

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染谷将太がおいしい:映画評「怪物の木こり」

染谷将太がおいしい:映画評「怪物の木こり」

サイコパスVS連続殺人鬼
とか
殺るのは俺か、犯人か
とか。
結構予告編の雰囲気も好きだったんですけどね。
見てみるとちょっと思ってたのとは違うかな。
いや面白くないわけじゃないんですけど。
菜々緒の刑事のキャラとか結構好きですよ。

弁護士の二宮は自分の目的のためには殺人も厭わないサイコパスであった。
同じくサイコパスの医師・杉谷と共謀して、完全殺人を繰り返していた。
そんなある日、二宮は斧を振

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エンディングでこの曲はやられる。(虎に翼20240531)

エンディングでこの曲はやられる。(虎に翼20240531)

#虎に翼

土曜日の総集編を見るつもりだったんですけど、水曜日のxの盛り上がりに水曜回を見て、そのまま木金と行ってしまいました

水曜日はね〜
主人公の父親の死を描く回で、このグダグダ感は何ともはや…
でもあの父親があったからこそ、主人公の自己肯定感が育まれたっていうのは確かにあるよね

そして第一回につながる木曜日金曜日の回
第一回で日本国憲法が発表された新聞を読む主人公の姿を見て、彼女が喜ん

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シミュレーションはGPTとやっとけって話?:読書録「努力革命」

シミュレーションはGPTとやっとけって話?:読書録「努力革命」

努力革命 ラクをするから成果が出る!アフターGPTの成長術
著者:伊藤羊一、尾原和啓
出版:幻冬舎(Kindle版)

もうChatGPT なんかの生成AIに関する本は読まなくていいかなぁと思ってたんですけど、
GPT4oが出て、ちょっと気分が上がっちゃって、ついついポチっとしちゃいました
尾原さんは「DX進化論」「アフターデジタル」なんかを読んでて、ちょっと興味深い作者さんだと思ってたっていうの

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2024年5月のこふく

ストーリーズのハイライト

「書店も当たり前の小売店にならなきゃいけない」と言う話かな:読書録「2028年街から書店が消える日」

「書店も当たり前の小売店にならなきゃいけない」と言う話かな:読書録「2028年街から書店が消える日」

2028年街から書店が消える日
・著者:小島俊一
・出版:プレジデント社

書店で見かけて、気になってついつい購入してしまった本。
さすがにこの内容ですからね。
電子書籍にはなってないようです。

買ってから知ったんですが、作者は松山の明屋書店の社長をされておられた方でその立て直しの手腕を買われて、コンサルティングを今されておられる方のようです。
明屋書店の社長をしたのはトーハンからの出向だったら

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