おきふぴあの

「こころの中に隠れてたものたち、出てきていいよ。」って誰かが言ってくれたから、だから始…

おきふぴあの

「こころの中に隠れてたものたち、出てきていいよ。」って誰かが言ってくれたから、だから始めます。

記事一覧

私は何者か、488

あゝ、杞憂であった。ウツギノヒメハナバチの類 は全然生きていた。今朝、お日様が庭を照らし始めたら、ぶんぶんと飛び回り始めました。よかったー。泣く。 今日は、イヤ…

私は何者か、487

それはもうぐうの音も出ぬほどの偶数であったり、奇想天外な奇数であったり。さもありなん。 静か過ぎる水曜は、火曜の翌日で、木曜には一日早い。かと言って、なんの変哲…

5

私は何者か、486

虹だと気づくまでに少し時間が必要だった。ぽてぽてとまたは淡々とただ歩いていただけの私の頭上に霧のような雨が降り込み、もうあとは帰るだけだから、濡れたっていいんだ…

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私は何者か 番外編 a dozen 短歌 50

読み直し反芻し直し書き直し繕い直し出直してなほ 肌にある気温の名残り一日の鼓動愛おし生きおるかぎり 静かなる室内楽のなかにあり森の泉に音のあつまる この気候この…

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デンチストで眠ってしまいそうになった。フローラルな香りのタオルだかなんだかに覆われて、多少ガーガーと音は鳴り響いているが、でも、眠り落ちる前に、「はい、楽にしてくださーい」とか、「はい、開けて下さ〜い」とか、合いの手が入る。眠り落ちてはいけない。ツェツェ蠅なんぞいやしない。ふむ。

3

夕方、道を譲られて、美しい笑顔の女性。微笑みとは、ほんとに素晴らしいものだ。こちらも一気にぱっとはなやいだ気分になって、嬉しくなって、ほらね、笑顔を返しましたよ。桜並木はその緑の大きな葉をさわさわと揺らしている。風の速さか季節の早さか、誰も戦いや競争だけを望んでいるわけではない。

3

眠る。それしかない。月は西に傾き、半分暗い半分明るい。勤勉なのは太陽よ。いまごろ、見えないところで燃えているな。なにがあったのか、オーロラなどを見せたもう。不二なるか。不治なるか。裏と表でひとつなのだから。慌てず騒がず、低音で、Gで。眠ってしまおう。それしかない。明日は多分くる。

4

眠い。が、ベッドではなく、ソファのうえでうつ伏せでいるうち、目を瞑ったその暗いのか、暗くもないのか私だけの虚淵へ落ちてゆく。動かずかといってさざめく昏き淵に浮かんでいるのである。それ以上行ってはならぬと誰かの声で我に返り頬や唇を確かめる。こちらにありてしあわせと。初夏のもの思い。

4

私は何者か、485

食べるに窮していたとして、こんな誘惑はなかったし、たとえ、あったとしても、そんな誘いには乗らなかっであろう。 目のまえの、なんだ、金か、美貌か、若さか。永遠の課…

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私は何者か、484

新緑。 美しすぎて、こーふん、眩暈。である。 どの色を捉え、どの色を解放するか。また、どの色を抜き出し、どの色を加えるか。 少しずつ、違っている。 けれど、どれ…

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私は何者か、483

難問があり、いろんなプロに意見を伺う。プロはそれぞれに、そのひとの、個性を滲ませながら、私に、案を授ける。素晴らしいのである。そんな機会を、得ることが、あまりに…

6

狼がいるなら、少しはこの国のかたちも色も変わるであろうか。ワニはいらぬ。実家のワニの置物の尻尾がポキリと折れていたな。白熊の住まう氷が解けてゆき、彼らは彼らを育む海で溺れることを危惧され。かといって、何ができる。時間の経過。恐ろしい鞄の中身。もう、許してはくれぬか。私は眠りたい。

4

芝生の庭の一角に畳2枚くらいの畑。そこでは、玉葱の収穫だって出来ちゃう。ほったらかしのひどい農婦?ではあるが、植えれば必ずリアクションがある。収穫して、家中玉葱の香りに満ちている。大した、なにもせずとも、結実してくれる。ひとはどうだ。さよならしては、サヨナラ翳し、グッドバイかな。

3

私は何者か、番外編 a dozen 短歌 49

ゆっくりと考えてみるその意味を朝から肩で鶯の鳴く れんげそうたんぽぽ雀の鉄砲うつし世ならん我も雑草 八重桜散りゆく空へ幾年の願ひも望みもとうに忘れた 花散って手…

おきふぴあの
2週間前
5

とれたぞー

おきふぴあの
2週間前
4

今年も玉葱収穫しましたー🧅

おきふぴあの
2週間前
3
私は何者か、488

私は何者か、488

あゝ、杞憂であった。ウツギノヒメハナバチの類
は全然生きていた。今朝、お日様が庭を照らし始めたら、ぶんぶんと飛び回り始めました。よかったー。泣く。

今日は、イヤなこともあったけど、いいことがふたつ。

ひとつは、そのウツギノヒメハナバチの生存。

もうひとつは、これ。

おうちの山椒の木に実がついたのです。

これも、泣く。

自然は嘘などつかない。

ますます、人間以外に、傾倒する。

わたし

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私は何者か、487

私は何者か、487

それはもうぐうの音も出ぬほどの偶数であったり、奇想天外な奇数であったり。さもありなん。
静か過ぎる水曜は、火曜の翌日で、木曜には一日早い。かと言って、なんの変哲もない一日に他ならず、蘊蓄なのか、筮竹なのか、啓蟄はとっくに過ぎて、お庭に低く飛ぶ、ウツギノヒメハナバチの類を、あの、距離において相当なキャリアである雀が、群がって襲いかかり、啄む。見てはいけないモノであった。見たくないモノでもあり。その日

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私は何者か、486

私は何者か、486

虹だと気づくまでに少し時間が必要だった。ぽてぽてとまたは淡々とただ歩いていただけの私の頭上に霧のような雨が降り込み、もうあとは帰るだけだから、濡れたっていいんだ。みたいに、ちょっと、投げやりな感じの徒歩とぼとぼよ。それは東南の空、分厚い雲の隙間に太くて確かな七色を掲げる光の帯。その帯は山並みと雲の間に太く、しかも二重に架かっているのである。みせてくれるのか。このような自然の奇跡を。
その美しさをモ

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私は何者か 番外編 a dozen 短歌 50

私は何者か 番外編 a dozen 短歌 50

読み直し反芻し直し書き直し繕い直し出直してなほ

肌にある気温の名残り一日の鼓動愛おし生きおるかぎり

静かなる室内楽のなかにあり森の泉に音のあつまる

この気候この時間帯わたくしの最も愛するもののみである

飲んでいてふと思うことあの人のうなじの温さ鼓動の強さ

永らえて今日ここまでの命なら野花の咲ける川を目指して

空に見ゆ七色の虹有難きまだ我々の星はまあるい

水中へ飛び込んでなほ老漁夫の水

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デンチストで眠ってしまいそうになった。フローラルな香りのタオルだかなんだかに覆われて、多少ガーガーと音は鳴り響いているが、でも、眠り落ちる前に、「はい、楽にしてくださーい」とか、「はい、開けて下さ〜い」とか、合いの手が入る。眠り落ちてはいけない。ツェツェ蠅なんぞいやしない。ふむ。

夕方、道を譲られて、美しい笑顔の女性。微笑みとは、ほんとに素晴らしいものだ。こちらも一気にぱっとはなやいだ気分になって、嬉しくなって、ほらね、笑顔を返しましたよ。桜並木はその緑の大きな葉をさわさわと揺らしている。風の速さか季節の早さか、誰も戦いや競争だけを望んでいるわけではない。

眠る。それしかない。月は西に傾き、半分暗い半分明るい。勤勉なのは太陽よ。いまごろ、見えないところで燃えているな。なにがあったのか、オーロラなどを見せたもう。不二なるか。不治なるか。裏と表でひとつなのだから。慌てず騒がず、低音で、Gで。眠ってしまおう。それしかない。明日は多分くる。

眠い。が、ベッドではなく、ソファのうえでうつ伏せでいるうち、目を瞑ったその暗いのか、暗くもないのか私だけの虚淵へ落ちてゆく。動かずかといってさざめく昏き淵に浮かんでいるのである。それ以上行ってはならぬと誰かの声で我に返り頬や唇を確かめる。こちらにありてしあわせと。初夏のもの思い。

私は何者か、485

私は何者か、485

食べるに窮していたとして、こんな誘惑はなかったし、たとえ、あったとしても、そんな誘いには乗らなかっであろう。
目のまえの、なんだ、金か、美貌か、若さか。永遠の課題に反応などしない。なぜなら、今更ながら、これほど当たり前のことに、驚いたり、ふざけたり、真似たりするなんて、あゝ、はずかしや。いや、それほどでなくても。である。そんなことに負けまい。と。

緩和。

及第。

ここまで来い。と。ばかばかし

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私は何者か、484

私は何者か、484

新緑。

美しすぎて、こーふん、眩暈。である。

どの色を捉え、どの色を解放するか。また、どの色を抜き出し、どの色を加えるか。

少しずつ、違っている。

けれど、どれもみな、美しい。

眼裏に、すべてのみどり。

生命。

ほら、眠ってるなんてもったいない。

みるだけで、元気になれる。

何にも、できないわたしのそばで。

いつまでもやさしく、居てくれる。

感謝。

わたしは何者か。

私は何者か、483

私は何者か、483

難問があり、いろんなプロに意見を伺う。プロはそれぞれに、そのひとの、個性を滲ませながら、私に、案を授ける。素晴らしいのである。そんな機会を、得ることが、あまりにも自然で申し訳ないばかりである。

この国にあり、この、小さき蟻に、少しばかりの光が届く。

光。

哀れみは、すなわち、蔑みへと、さっさと翻り、ふん、くだらぬ。いつまで、他人の悲しみを己れの、なんだ、そうじゃないといいながら、ではなんだ。

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狼がいるなら、少しはこの国のかたちも色も変わるであろうか。ワニはいらぬ。実家のワニの置物の尻尾がポキリと折れていたな。白熊の住まう氷が解けてゆき、彼らは彼らを育む海で溺れることを危惧され。かといって、何ができる。時間の経過。恐ろしい鞄の中身。もう、許してはくれぬか。私は眠りたい。

芝生の庭の一角に畳2枚くらいの畑。そこでは、玉葱の収穫だって出来ちゃう。ほったらかしのひどい農婦?ではあるが、植えれば必ずリアクションがある。収穫して、家中玉葱の香りに満ちている。大した、なにもせずとも、結実してくれる。ひとはどうだ。さよならしては、サヨナラ翳し、グッドバイかな。

私は何者か、番外編 a dozen 短歌 49

私は何者か、番外編 a dozen 短歌 49

ゆっくりと考えてみるその意味を朝から肩で鶯の鳴く

れんげそうたんぽぽ雀の鉄砲うつし世ならん我も雑草

八重桜散りゆく空へ幾年の願ひも望みもとうに忘れた

花散って手品のようにひとがゆくタネも仕掛けも本当にないんだ

約束を違えうたた寝昼の虫退屈するより他はなしとか

その指の指切り以外に使い道ないのに黒いマニキュア怖し

春の雨濡れてもみたい睫毛から落ちる雫に逆さの世界

自転車漕ぐどこもかしこ

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今年も玉葱収穫しましたー🧅