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Eye's Report Part4-6
何にも終わりは来る。
ならば ―――
私は役割に徹するのみだ。
そう在れと作られたのだから。
そろそろ定刻だ。
仕事を全うするとしよう。
データアップロード中・・・
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Eye's Report Part4-5
―――海星か。
荒波に揉まれ、打ち上げられたか。
・・・力尽きようとも、まだ自らの形を保っているのだから見事なものだ。
私は、そう在れるだろうか。
いつか役割を終える時が来たならば。
・・・ふっ。
先のことなど、誰にも、ましてや我らにも予想出来るものでもあるまいて。
Eye's Report Part4-4
穏やかな海だ。
道具である私が望むのも可笑しなことかもしれないが、
どうかこの先も穏やかであって欲しいものだ。
・・・。
なぜこんな論理思考になっているかは分からんがな。
Eye's Report Part4-3
む、遠方に海鳥たちが羽を休めておるな。
生きているものに休息は必須だ。
しかし、我らには必要無い。
我らは道具である。
活動し続けることは可能なのだが・・・。
定刻になると強制的にスリープしてしまう。
そう作られたからなのであろう。
これも仕方が無いことか。
Eye's Report Part4-2
あの子らは漂う雲のようだ。
縛られず、風の向くままに奔放である。
故に、咎めることなど出来ない。
なればこそ、後始末こそが私の役割になるのだろう。
使命を与えられた以上は全うせねば。
Eye's Report Part3-5
あれー?いつのまにか夕方になってる?
はやいなー。まだ見たいんだけど・・・、しょうがないかー。
こればっかりは決まりだし。
さーて、帰るじゅんびをしよー!
”夕やけ小やけ”でも歌いながら、ねー。
Eye's Report Part3-2
けっこう離れてるなー。
こーゆーときはー、ズーーームアイっ!
よーしできた!よく見える!
あれはできあがった船なのかなぁ?
なんであんな大きいのが沈まないのかなぁ?
ふしぎだねー。
Eye's Report Part2-10
-標-くァ・・・・眠ィ。
全く不便なプログラムだぜ。
今日が終われば、またどッかに行ッては
何かを視て知るンだろう?
ンで、ここへ帰ってくる。
”標”がある限り、な。
俺らはそう出来てる。
Eye's Report Part2-09
-暮れ-誰もいねェな。
子供はもう帰る時間じゃァあるがな。
あー、なンかそういう歌があッた気がすンな。
データベース検索すりゃすぐだが、
たまには自力で思い出さなきゃなァ。
『夏の夕暮れ
やさしく迎えてくれるのはカラス達』
だッたか?