みみ。

私は まだ、夜を乗りこなせそうにないな。

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    つらつら綴る 言葉たち。

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エモい。 - 文章に思う -

『 言葉 』は、音符に… そして『 文章 』は、楽譜のようだ。 最近よく耳にする、いわゆる『 エモい 』音楽を好む私は、文章にも『 エモさ 』を求める傾向にあるように思う。 私にとって、文字を綴ることは、一瞬の刹那を言語化して留めておくことであり、カメラで、瞬間を焼き付けることに比喩できるであろう。 どんな言葉で、どんな表現を用いるかによって、楽譜の仕上がりは格段に違いがでる。 言葉に命を吹き込まれた それは、互いが助長しながら重なり合い、まるで、交響曲のような美し

    • 夫婦星。#色のある風景。

      …どうしたの? あなたが 眠れないなんて、珍しいね。 ベッドに入ったら、いつの間に瞼を閉じちゃうから… 私、毎日ちょっとだけ、寂しい想いをしてたんだよ。 ねぇ、まだ寝ないのなら、今日くらいは隣に寝そべって ゆっくり空でも見ない? 北の空の高いところに、柄杓の形をした七つの星が分かる? あれが、有名な北斗七星。 一晩中、あるいは一年中、地平線に完全に沈むことなく天の北極を回る周極星なの。 このことから、北斗七星は 昔から、季節や時刻を指し示すものとして重用されてきたって話

      • ちょっとだけ、寄港。

        ここのところ、『 すきなもの 』と振り仮名を振っていた 文章を綴る作業が、note に限らず、多方面の方に良い評価をしていただくことが増えました。 昨日は、コニシ木の子さん主催の『 なんのはなしですか 』投稿企画 に、参加させてもらったんですが… 書いた記事をマガジンに収録していただいたと、御丁寧に、恐縮してしまう言葉を添えて コニシさんご本人様からコメントをいただきました。 そして、コニシ木の子 さんのマガジン『 なんのはなしですか 』に… konezuminomim

        • 嫉妬。#なんのはなしですか。

          記憶とは実に厄介なもので、彼が仲良くしていた あの子が… あの子と彼の関係が、頭にこびりついて離れない。 彼を失う 我が身の不憫さから、根拠のないネガティブな妄想を膨らませ… 脳内で作られたストーリーは、私の頭に絶え間なく熱い湯を注ぐ。 それはまるで淹れたコーヒーの様、ぽたぽたとドリップされ、抽出されたもの( 想い )は、時間を追う毎に希釈されるばかりか 非常に苦々しいものになった。 ポーカーフェイス装っても、解け難き胸の乱れは、彼のリアクションひとつにもざわつく。 確

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          ✐☡ 青ブラ文学部

          先日、山根あきら | 妄想哲学者さん主催の『 青ブラ文学部 』投稿企画 #君に届かない に、参加させてもらったんですが… 私が書いた記事を、マガジンに収録していただいたと、御丁寧に山根さんご本人様からコメントをいただきました。 山根さん、ありがとうございました。 以下に、リンクを載せます。 沢山の素晴らしい作品が収録されていますので、是非一読を… ✐☡ 恋文・ラブレター ✐☡ 青ブラ文学部・オススメ記事

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          がんばっても… なにも 届かないらしい…

          がんばっても… なにも 届かないらしい…

          #君に届かない

          今でも、どこかに居るんじゃないかと たまに思う。 なにか…『 答え 』を探して、どうにか折り合いをつけたいけれど... それは、自分が救われたいだけの身勝手な我儘の様にも感じて、あれからずっと、返事が来ることのない手紙を書いている感覚です。 今日は、自死を選択した友人のことを 思い出してしまったよ… #君に届かない #青ブラ文学部

          #君に届かない

          頭内爆発音症候群を知ってますか。

          入眠時、あるいは睡眠中に突然すさまじい爆発音が頭の中で鳴り、目が覚めてしまう。 『 頭内爆発音症候群( EHS )』と呼ばれる謎の多い現象で、睡眠中に異常行動が出現する『 睡眠時随伴症 』の一つだ。 度重なる爆発音のため、不眠が出現する。 さらに、頭蓋内で爆音が前触れもなく出現するので、夜に発生する騒音への恐怖と不安を感じることが少なくない。 そのため、精神面への影響も問題になるという。 発症の原因は、未だ分かっていないが… 頭内爆発音症候群の引き金となるきっかけは、疲労

          頭内爆発音症候群を知ってますか。

          森林浴しよう。 #風薫る

          『 風薫る 』という言葉が、夏の季語にある。 新緑の季節となり、爽やかな風が青葉若葉の香りを運んでくることが由来であるが… この『 風薫る 』は『 薫風( くんぷう )』とも書き、平安時代には花の香りを運んでくる春の風を指して使われることが多かったようだ。 しかし、江戸時代には『 風かをる 』として和歌や俳句に登場し、初夏のころに吹く涼しい風の意味として使われるようになったそう。 では、この『 薫る風 』の香りのもとは、一体何なのか? それは、フィトンチッドと呼ばれる、植物

          森林浴しよう。 #風薫る

          パジャマ。

          どんなに願っても、今夜も会えないから… 私は あなたを包むパジャマになって、毎日ぎゅーして一緒に寝たいのです。

          パジャマ。

          note を綴りやすくなるかもしれない文章作成アプリを紹介。

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          白線ゲーム。

          子供の頃 道路の白い部分を安全地帯に見立てて、その上だけを渡るという遊びをしていた。 うっかり 黒いアスファルトの部分を踏んでしまえば、谷底に落ちるとか、死んでしまう等のマイルールを決めて… なんとしても白線から落ちないように、自分にプレッシャーを与えたりするのだ。 しかし、まだ幼い小さい足では そうそう踏み外すことはなく、目を瞑っても歩けそうだった。 久しぶりの飲み会。 高校卒業以来に再会した すっかり大人になった昔の友人達は、順当に結婚したり、子供を儲けたりして…

          白線ゲーム。

          アナザーワールド。

          「 アナザーワールドって知ってる? 」 隣同士のブランコに腰掛けて ぐんと大きく漕ぎながら、彼女は、突拍子もないボールを投げてきた。 「 アナザーワールド? 」 「 そう。現実の世界から離れた、もう一つの世界。 例えばさ… 今 いるこの世界と全く同じ世界があって、その世界にも自分がいたとしたら… 」 「 そんな、夢みたいな話… 」 さっきより高くなった 彼女の背中を見ながら、私は思わず苦笑いをした。 非現実的ではあるが、相変わらず個性的でユニークな発想をする。 「 じゃあ

          アナザーワールド。

          なにもない僕に、色をつけてくれたのは みんなだよ。

          物心ついた時から、文字に携わる職業に就くことが夢でした。 あわよくば、物書きになりたいとさえ思っていました。 でも、なにもしないまま 諦めました。 数年後… もう一度、言葉と向き合う きっかけをくれて、背中を押してくれた人がいます。 その人がツイートしていた 言葉。 『 なにもない僕に、 色をつけてくれたのは みんなだよ 』 為人を、全て知っているわけではないけど… らしい、あったかくて素敵な考え方だと思いました。 私が、記事の画像をモノク

          なにもない僕に、色をつけてくれたのは みんなだよ。

          『 赤い蝋燭と人魚 』 絵本のすすめ。

          4 月 23 日、子ども読書の日。 幼い頃より、本に囲まれて生活してきた。 多感な時期こそ足は遠のいていたが、図書室や図書館に通い、それなりの本を読み漁ってきたと思う。 そして、私の本好きの原点は 絵本であり、未だ大好きである。 そんな中、好きな一冊を問われたら 小川 未明 著 『 赤い蝋燭と人魚 』 を挙げるだろう。 小川 未明は、小説家・児童文学作家。 「 日本のアンデルセン 」「 日本児童文学の父 」と呼ばれ、浜田広介・坪田譲治と並んで「 児童文学界

          『 赤い蝋燭と人魚 』 絵本のすすめ。

          聞き飽きたラブソングを 僕に歌わせないで。

          羊文学『 くだらない 』の 歌詞の一節。 レーベルに、恋愛ソングを作るよう言われて… それが癪に触り 出来た言葉だそう。 言葉を綴ったり、絵を描いたり、音楽を作ったり… いわゆる 表現者や創作者は、自分だけの世界観があり、それ故の孤独や葛藤、自己を模索する気持ちが強いと思っている。 訳知顔で語るのは烏滸がましいが、例に漏れず私も そう。 これまでも、「 解って欲しい 」と「 どうせ 解らないだろう 」を、まるで平均台の それのように、両手を広げてバランスを取りながら歩

          聞き飽きたラブソングを 僕に歌わせないで。