見出し画像

私のアイデアやひらめきを生む方法3選~散歩、トイレ掃除、自分以外の人をイメージする。    

 いい発想が生まれない。何かアイデアがほしい。
 締め切りが迫っているのに、なかなか思いつかない・・・。
 焦れば焦るほど、逆に堂々巡りになったり、よけい、何も思いつかなくなったりします。
 そんな時、私なりに、次のことをするとひらめきやアイデアを思いきやすかった経験をしてきました。いくつか紹介します、よかったら、お付き合いください。


1 散歩する

 健康のために、天気が良ければ毎日散歩を習慣にしています。
 平日の朝は、5分でも長く寝ていたいので(笑)、帰宅後の夕方から夜が多いですが、土日などの休日は、朝散歩にしています。

 散歩コースもだいたい決まっています。初めの頃は、散歩しながら変わりゆく景色を楽しんでいましたが、慣れてくると、歩きながらあれこれ考えることも増えました。すると、歩きながら、記事にしたい題材を思いついたり、言葉がすらすらッと出てきたり。ひらめきも多くなりました。
 
 その仕組みは分かりませんが、経験から想像すると次のような理由が思い浮かびます。 

一つ目が、歩くというリズム運動によってリラックスできることです。

 実際、「1,2。1,2・・・」とリズムよく歩くと、セロトニンが活性化すします。セロトニンは覚醒や気分や意欲などをつかさどる脳内物質です。セロトニンが良く分泌されていると「気持ちいい!」「さわやか、爽快」と言った気分になります。
 セロトニンは「脳内の指揮者」とも言われています。他の脳内物質をコントロールしてくれるので、感情を安定してくれます。

 ひらめきは、不安や危険を感じたり、体調が悪かったりした時にはなかなかやってきません。
 そちらに、意識が行ってしまうからです。

感情が安定し、リラックスした時に、いいアイデアも浮かんできます。
 そう考えると、散歩によって、心身の調子を整えることも、ひらめきを生む遠回りのようで実は近道なのかもしれません。

 散歩しながらアイデアが思い浮かぶことも増えましたので、私は必ずメモ用紙をとペンを携帯することにしています。思いついたキーワードだけでもメモしておくと、あとから見直した時に言葉、文章が頭の中で出てきます。

 また、散歩メモがたくさんできあがると、何日か後に、メモとメモが合わさって、ひとまとまりの内容に変化する時もあります。
 暖かい陽気を感じながら(今現在)、気持ちよく散歩もしていますが、こうしたメモが溜まっていく、アイデアが形になっていくことも散歩の楽しさをアップします。

2 トイレ掃除

 月に1,2回、学校や公共施設のトイレ掃除を行っています。
 私自身は、掃除の会に参加するようになって間もなく10年になります。
 参加する前は、うつ病とまではいかないまでも、自分のことが嫌いで自信がなく、自己肯定感も低い状態でした。
 そんな自分が公共施設などのトイレ掃除を定期的にするようになって、じわじわと変わってきました。

 はじめは、とにかく、めちゃクチャ汚いトイレをみんなと一緒にきれいにしたという達成感、掃除が終わった後の清々しさが病みつきになりました。掃除の前は、ネガティブな思いにとらわれて、うつうつとしていました。しかし、掃除が終わると本当に気持ちが軽くなりました。

 ただ、そんな気持ちの軽さは時間と共に薄れ、また、ネガティブな状態になります。そこで、月1回の参加でしたが、あちこちの会に参加して、掃除の回数を増やしました。そうやって、軽い気分、明るい気持ちを少しずつ持続するようになりました。

初めは、掃除の後の達成感や清々しさだけでしたが、だんだんと、掃除を終わった後に仕事のアイデアだったり、考えがまとまったりする経験もするようになりました。ヒントが向こうからやってくるという感じです。

 どうしてか・・・という仕組みはわかりませんが、以下のように予想しています。
 
 例えば、曹洞宗などの禅宗では修行として掃除、特にトイレ掃除が重視されています。そして、その目的は「自我をなくすこと」だそうです。

 あれこれと思い悩み、不安や心配事で頭の中がいっぱいだと、気持ちも安定しません。不安定な中では、せっかくの思い付きもすぐに忘れてしまったり、「それどころではない」と、気付かず流れて行ってしまいます。

 考えはあったのに、頭の中のネガティブな思いにとらわれて、「気づけなかった」と言えます。

 しかし、トイレ掃除~とくにごしごしと磨くリズム運動によって、すっきりした気持ちになり、安定します。

その安定、リラックス状態の時こそ、ひらめき、ヒントに「気づける(得られる)」ということかもしれません。

3 自分以外の人をイメージする(喜ばれる存在になる)

 北野武さんが「新し道徳 いいことをすると気持ちがいいのはなぜか」に次のようなことを書いていました。

「いいこと」は、基本的には自分以外の誰かのためになることを意味する。自分のためにすることを、「いいことをする」とはあまりいわない。
 
 虚栄心だの功名心だの、いろいろと不純な動機もあるに違いない。けれど無理に一言で答えるとするなら、結局のところ、そういうことも含めて、人が群れる動物だからだと俺は思う。
 
自己の損失を顧みずに、他者の利益のために行動することを利他行動という。
 「いいこと」をすると気持ちがいいのは、群れで生きる人間の、いわば本能なのだと俺は思う。
・・・
 俺は汚いトイレを見ると、掃除をせずにはいられない。飲み屋でトイレに入って、前の人が粗相をしていたりすると、つい掃除をしてしまうのは昔からの癖みたいなものだ。今までいったい何遍、見ず知らずの他人が汚したトイレを掃除したことか。

 ひょっとしたら、人に喜ばれる、何かに貢献することは、自分の核(本能)の部分で、プラスの影響があるのかもしれません。

 アイデアに関しても、「私の好き」「私のこだわり」などが強すぎると、なかなかいいものができませんし、すぐに行き詰ります。あるいは、迷いが出てきやすくなります。

 そんな時、

「読んだ相手はどう思うかな」
「もらった相手は喜ぶかな」
「あの人はどう反応するだろう・・・」

などと、

自分ではなく、「相手」の顔をイメージすると、けっこうアイデアも「降りてきやすい」です。

 人間には、睡眠、食欲など、さまざまな本能がありますが、「人を喜ばす」「喜ばれる、役立つと嬉しい」という本能もあるようです。自分が得したい、自分のためにばかりではなく、

「人に与えよう」としていると、すぐに自分も満たされる、アイデアがわいてくるのかもしれません。あるいは、自分の能力が引き出されると言い換えてもいいかもしれません。

4 まとめ

 いいアイデアが浮かばない時は、自分にばかり矢印が向いている時。
 散歩やティータイムを取りながら、リラックスしていろんな人の事を思いめぐらしていると、いいアイデアが浮かんできやすいみたいです。


 よかったら、試してみてください。
 
 
ここまで読んでいただき、ありがとうございます。
皆様の心にのこる一言・学びがあれば幸いです
 
 

この記事が参加している募集

#習慣にしていること

130,548件

#最近の学び

181,435件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?