ほんまシュンジ

1980年代、大学卒業。営業。そして出版へ転職。 1990年代、専門雑誌。編集、ライタ…

ほんまシュンジ

1980年代、大学卒業。営業。そして出版へ転職。 1990年代、専門雑誌。編集、ライター業。 2000年代、フリーになる。「横溝正史ミステリー大賞」の最終選考に残る。 2010年代、書籍中心の仕事。行政書士試験合格。 2020年代、いろいろあって、自分中心主義。

マガジン

  • 微睡みの中で恋をして

    日記のような創作のような。創作のような日記。

  • 小説「ライフタイム」

    マガジン「微睡みの中で恋をして」に連載している小説「ライフタイム」のみを抜き出しています。

記事一覧

268 老衰の行方

病院を嫌う このnoteでたまに書いてきた母(90歳)のことだ。  このところ、昼間でもうたた寝をしている時間が長くなってきた。 「どうしたの、大谷やってるよ」と野球が…

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267 ちょうどいい金銭感覚

両極端になりがち 人類が貨幣経済を手に入れてから、なにが変わったかといえば、もちろん「金銭感覚」だ。貨幣以前にはそもそも金銭感覚は存在しなかった。どうやって決め…

266 味は場所で変わるのか?

孤独、呑み鉄、いろいろあるけれど たとえば「孤独のグルメ」。たとえば「町中華で飲ろうぜ」。たとえば「呑み鉄本線日本旅」。今朝もやっていた「ぶらり途中下車の旅」。…

265 季節的なこと? 犬の異常行動

夜にうろうろしはじめた きっかけは恐らく雷なのである。以前なら、近くの雷ならビビるだけだったのだが、いまはその「けはい」にもビビるようになった。さらにマンション…

264 ごめんなさい、仕事を選り好みしていました

プロなら断るな説 フリーになったころの話で、さるえらいお方が「来た仕事はすべて請けろ、選り好みするな」とおっしゃった。また「プロなら仕事は断るな」とおっしゃる先…

263 意味のあるなし、誰が決める?

意味ないこと ついつい「こんなことをしても、意味ない」とか「そんなの意味ない」とか「無意味だ」と言いたくなる。生きていると、だいたい毎日のようにそう言いたくなる…

262 いま楽しんでいること

読書は『源氏物語』と『何かが道をやってくる』 相変わらず、進んでいない。遅読派だから。『源氏物語 A・ウェイリー版』(紫式部著、アーサー・ウェイリー訳、毬矢まり…

261 上手な文章には限界がある

よく「上手になりたい」と言うけれど たまたまかもしれないが「もっと文章を上手になりたい」とか「いい文章が書けるようになりたい」といった言葉を目にする。謙遜もある…

260 ストレス解消の場がストレスになる

苛立つことも人生の一部 最近、気に入っている言い回し。大谷選手が球場のブーイングについて「それも含めて野球の一部。楽しんでくれれば」と言ったそうなのだ。正確な引…

259 粘り強さの誕生

落ち着きのない慌てん坊 とにかく「落ち着きがない」と小学校の頃からずっと通信簿に書かれていた。自覚もしていたが、自分は落ち着きのない慌てん坊であった。そのため、…

258 ブーメラン

昭和にブームがあった いまでは、「ブーメラン」といえば、自分の言った言葉が自分の身に降りかかる、つまり「みんな注意しろよ」と言った本人が注意し損なって事故るみた…

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257 やるときはやりますよ

 このnoteは、教訓でも教科書でもない。どちらかといえばグチである。グチグチとなにかをつぶやきながら糸口を探す。抜け出すための入口あるいは出口。たしかに、いま見え…

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256 論理より感情

楽しくなけりゃ意味がない コメントをいただいて、それに返したりもしているうちに、また新たな方から引用をしていただく。川越さん、神野さん、ありがとうございます。 …

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255 機能面から見た言葉

わかりにくい文章の弊害 きょうは、ちょっとあやふやな話をする。ただし、実践の上で積み上げたことでもあるので、それほどデタラメというわけではない。予めお断りしてお…

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254 どうしてアドリブで書くのか?

ネタのストックはゼロ 日記の下書きや推敲をする人はあまりいないような気がする。今日の項目を書いたら終わり。明日は明日のことを書くのだから、昨日の項目を推敲する時…

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253 引き出し力ってあるのか?

引き出す力を持つ 先日、ときどきコメントをいただいている神野守さん(一面識もないnoteつながりです)が、ふと私が書いたコメントについて丁寧に文にしていただきました…

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268 老衰の行方

268 老衰の行方

病院を嫌う このnoteでたまに書いてきた母(90歳)のことだ。
 このところ、昼間でもうたた寝をしている時間が長くなってきた。
「どうしたの、大谷やってるよ」と野球が好きだから、声をかけると「ちょっとね」と言うものの、目を開けない。ようやく目を開けると「寝てないよ」と言う。「聞えてるから」と。
 いや、耳はかなり前から遠くなっている。大きな声で話さないといけない。補聴器をつくる話もいつしか「面倒

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267 ちょうどいい金銭感覚

267 ちょうどいい金銭感覚

両極端になりがち 人類が貨幣経済を手に入れてから、なにが変わったかといえば、もちろん「金銭感覚」だ。貨幣以前にはそもそも金銭感覚は存在しなかった。どうやって決めたのか謎だ。
 大河ドラマ「光る君へ」では、たびたび「布を贈っておけ」みたいな場面が登場する。たまたまこの時代、貨幣経済ではなかったのである。そのちょっと前には貨幣を試したもののうまく行かず、この時代の少しあとで再び貨幣は登場する。海外から

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266 味は場所で変わるのか?

266 味は場所で変わるのか?

孤独、呑み鉄、いろいろあるけれど たとえば「孤独のグルメ」。たとえば「町中華で飲ろうぜ」。たとえば「呑み鉄本線日本旅」。今朝もやっていた「ぶらり途中下車の旅」。どこかへ行ってなにかを食べる飲む。そこでしか食べられないものなら、そりゃ、行くしかない。いや、いまの時代、取り寄せられる。あるいは近隣の店のメニューになっていたりもする。アンテナショップもある。ふるさと納税の返礼品ばかりではなく、地域の経済

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265 季節的なこと? 犬の異常行動

265 季節的なこと? 犬の異常行動

夜にうろうろしはじめた きっかけは恐らく雷なのである。以前なら、近くの雷ならビビるだけだったのだが、いまはその「けはい」にもビビるようになった。さらにマンションなのでどこからか、静かな夜というのに生活音が妙に響くことがある。引き戸の車がゴロゴロする、イスを引く、踵が床に当たるような音などなど。それだけで犬は過敏にビビりはじめてしまった。
 6月に8歳になった愛犬だが、まだ痴呆には早すぎる。ネットで

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264 ごめんなさい、仕事を選り好みしていました

264 ごめんなさい、仕事を選り好みしていました

プロなら断るな説 フリーになったころの話で、さるえらいお方が「来た仕事はすべて請けろ、選り好みするな」とおっしゃった。また「プロなら仕事は断るな」とおっしゃる先輩もいた。
 確かにね。一理ある。来る仕事は、「あなたになら出来そう」とか「あなたに任せたい」と思われたと言うことなんだから、それをやり遂げることで仕事の幅も人脈の幅も拡がるじゃないか。断ったら、そこで終わってしまうからね。
 フリーランス

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263 意味のあるなし、誰が決める?

263 意味のあるなし、誰が決める?

意味ないこと ついつい「こんなことをしても、意味ない」とか「そんなの意味ない」とか「無意味だ」と言いたくなる。生きていると、だいたい毎日のようにそう言いたくなる。この「意味ない」の断定は、やった者勝ちなところがあって、自分で判断するならまあいいとしても、人に言われるとカチンときたりグサッときたりするように出来ている。
 自分自身で自分の行動に「意味なし」と判定するのと、人に言われるのとでは大きな違

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262 いま楽しんでいること

262 いま楽しんでいること

読書は『源氏物語』と『何かが道をやってくる』 相変わらず、進んでいない。遅読派だから。『源氏物語 A・ウェイリー版』(紫式部著、アーサー・ウェイリー訳、毬矢まりえ訳、森山恵訳)は、2巻目で滞っている。単純に私のスケジュールのせいだから。もう少し時間をかけないといけないとは思っている。ただ、最近「微睡み」が少ない。理由は、愛犬である。犬のせいにしては悪いけど、このところ雷嫌いから派生して夜に響くなん

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261 上手な文章には限界がある

261 上手な文章には限界がある

よく「上手になりたい」と言うけれど たまたまかもしれないが「もっと文章を上手になりたい」とか「いい文章が書けるようになりたい」といった言葉を目にする。謙遜もあるとは思う。noteを書くぐらいだから、そこそこの水準には達しているに違いなく、子どもの頃からSNSやチャットで文字の応酬をして育った人なら、それなりの表現力は身についているのではないだろうか。
 もちろん、上手な文章、うまい文章、いい文章は

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260 ストレス解消の場がストレスになる

260 ストレス解消の場がストレスになる

苛立つことも人生の一部 最近、気に入っている言い回し。大谷選手が球場のブーイングについて「それも含めて野球の一部。楽しんでくれれば」と言ったそうなのだ。正確な引用ではないけれど。「それも含めて●●の一部」は、いいフレーズじゃないだろうか? いろいろ応用できそうだ。
 今朝、noteを眺めていたら、この記事に注目した。ケンヂさんの記事。

 詳細は読んでいただくとして。
 ネットの時代になってとくに

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259 粘り強さの誕生

259 粘り強さの誕生

落ち着きのない慌てん坊 とにかく「落ち着きがない」と小学校の頃からずっと通信簿に書かれていた。自覚もしていたが、自分は落ち着きのない慌てん坊であった。そのため、子どもの頃から図画工作は苦手。プラモデルでさえも、ちゃんと組み立てたことがなかった。作れないわけではないが、飽きてしまうか、忘れてしまうか、面倒になって放り出してしまう。
 こんな性格は一生、治らないものだと思っていた。
 だから大学を出て

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258 ブーメラン

258 ブーメラン

昭和にブームがあった いまでは、「ブーメラン」といえば、自分の言った言葉が自分の身に降りかかる、つまり「みんな注意しろよ」と言った本人が注意し損なって事故るみたいなことで知られている。
 ブーメラン効果とは、心理学では、説得する側が説得すればするほど、説得される側は逆へ向かってしまうこと。親が「勉強しろ」と言えば言うほど子どもがサボる、みたいなことだ。
 だから、ブーメランといっても、そこから想起

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257 やるときはやりますよ

257 やるときはやりますよ

 このnoteは、教訓でも教科書でもない。どちらかといえばグチである。グチグチとなにかをつぶやきながら糸口を探す。抜け出すための入口あるいは出口。たしかに、いま見えているそこが入口か出口か、誰にわかるのだろう。出口だと思って抜けてみたら入口だった。寄るとそこが白くなっていたりするかもしれない。
 自分のことに限らず、「本気、出せない」気分はある。いまの日本を俯瞰で見ると、すごく本気でやっている部分

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256 論理より感情

256 論理より感情

楽しくなけりゃ意味がない コメントをいただいて、それに返したりもしているうちに、また新たな方から引用をしていただく。川越さん、神野さん、ありがとうございます。

 It Don't Mean a Thing, If It Ain't Got That Swing.

 ジャズが好きだから、スタンダードも少しは知っている。「It Don't Mean a Thing, If It Ain't Got

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255 機能面から見た言葉

255 機能面から見た言葉

わかりにくい文章の弊害 きょうは、ちょっとあやふやな話をする。ただし、実践の上で積み上げたことでもあるので、それほどデタラメというわけではない。予めお断りしておくのだが、囲碁将棋には詳しくない(お笑いコンビの「囲碁将棋」は知っているけど)。父は囲碁が好きだったが、入門編で私は諦めている。友人で将棋好きは多かったので見よう見まねでやってみたことはあるものの、のめり込むことなく今に至っている。ドラマ「

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254 どうしてアドリブで書くのか?

254 どうしてアドリブで書くのか?

ネタのストックはゼロ 日記の下書きや推敲をする人はあまりいないような気がする。今日の項目を書いたら終わり。明日は明日のことを書くのだから、昨日の項目を推敲する時間はないだろう。いや、やっている方はいるかもしれない。いてもいいけど、私はしない。
 このnoteは、今回で254回。それを毎日更新で254日書いてきた。ストックはゼロだ。最初からない。はじめた当初、思いついた題材(ネタ)をメモしていた。ネ

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253 引き出し力ってあるのか?

253 引き出し力ってあるのか?

引き出す力を持つ 先日、ときどきコメントをいただいている神野守さん(一面識もないnoteつながりです)が、ふと私が書いたコメントについて丁寧に文にしていただきました。ありがとうございます。

 それらしいことを書いている私ですが、必ずしもスピリチュアルは得意ではありません。たまに『月刊ムー』を読むぐらいです。dマガジンで読めるので。
 そもそもは、私は読み物としての占いを活用してるんだよね、みたい

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