人気の記事一覧

*【140字小説】赤い傘•#シロクマ文芸部

9日前

「言葉の舟」刊行記念140字小説コンテスト開催のお知らせ

夕食の後片付けをしていると、雨の音が聞こえた。食器を洗う水道の音と、窓の外の雨音と。水音に包まれて、私は今は亡き愛犬の名を呼んだ。ひとりごと、と人は思うだろうか。でも、私は話しかけていたのだ。はじめは、ごめんね、と言ってしまう。それから、今日はねえ、と。話はつづく。水音が優しい。

12日前

140字小説✖3(⑬⑭⑮)

独りぼっちの神様は自分の理想とする完璧な女性を作った。そして恋をした。 彼女が生きていく上で何不自由ない様、美貌に賢さに富と名声を与え、彼女を遠くから愛した。 しかし本能的に彼女も恋をした。 神様が作った神父の男性に。 そして、2人は教会で結婚した。 神様に感謝しながら。 #小説

7日前

くつした 140字小説

8日前

 キジバシの鳴き声が聞こえたらツクシが横に体を靡かせ、秋かな?って思えば、肌寒さがやって来た。僕は秋風の音を真似して口笛を口遊せ、石ころを蹴って溝に落とした。  視線を石ころから前に移すと十字の角から好きなあの子の横顔が。 アッ。っと体温が上がるのを確認し、顔が紅に頬染めた。

6日前

【シロクマ文芸部】幾つになっても子どもの日・140字小説と短歌

人生はパッチワークみたいだ~140字で紡ぐ物語

『真夜中の交差点』 だーれもいない、車も来ない横断歩道 赤信号で待つ歩行者を見ると 「偉いなぁ」と思う いや、それは当たり前のことなんだけど 歩行者とか、特に自転車のひとは 案外だれもいないと 信号無視しがちだなって思うから たまに車もいるけどね マイロードばりの信号無視

おしらせ 140字小説の個人作品集シリーズ「言葉のふね」に参加します。(※文学フリマ東京にも "ち-03" でブースが出ます)

『お弁当の歌』#ショートショート

1か月前

『駆らす』#ショートショート

2週間前

『理想の休日』#ショートショート

1か月前

『自動運転の使い方』#ショートショート

2週間前

『夜道』 子どもの頃、夜道をひとりで帰るときは いつも道路の真ん中を歩いた 田舎の道路に立つ街灯は間隔が広く、 死角になる箇所が多々ある 別に襲われることを想定してではないが、 蛇やらたぬきやらが出そうな界隈は、 歩道の方が危険だったりするのだ まぁ、出会ったことはないが

『一方通行』 久しぶりに出かけた先で、 道を一本間違えた 歩行者が両手を振り上げながら近づいてくる 「あぁやっちゃった」と思う 「ここ一通だよ」と教えてくれた親切な方に 「すみません、ありがとうございます」と答えたあと、 去って行くその親切な方をひきそうになってしまった(汗

【祝】ショートショート「666」作品

1か月前

『横断歩道3』 赤信号で、一番前で停まっている時、 目の前の横断歩道を、右から左からやってくるヒトを見て 行きかうヒトがすれ違いざま、 なにかロマンスがおきやしないかと期待してしまうのは 妄想癖があるせいだろうか 日常のなんでもないひとコマに妄想する 悪癖だけどやめられない

『祝日が欲しい』#ショートショート

1か月前