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読書記録

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#地域活動

『どこまでやるか、町内会』を読んで

『どこまでやるか、町内会』を読んで

町内会に入らないと、、、

ゴミ出しができないの?
防犯灯の設置がされないの?

といった身近な疑問や、本来行政が行うべきことが町内会の支えで随分と成り立ってきていることなどがわかる。

町内会の加入は本来任意であって、加入しなくても不利益なく暮らせなければならないが加入しないと地域で不利益を被るような印象があるのは誤解(この町内会加入の問題はPTA加入の問題とダブって感じられるのは僕だけだろうか

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『つながり続ける子ども食堂』を読んで

『つながり続ける子ども食堂』を読んで

子ども食堂というとどんな印象を抱くだろうか?個々に違う運用はあるので絶対的な定義は難しいが、「子ども食堂ってどんなところ?」と聞かれたら、僕の中では近所で行われていた「みんなの食堂(@逗子市久木会館 *コロナ禍で休止中)」が浮かぶ。

しばらくお休みしているのでうろ覚えになるが、大人が300円、子どもが100円だったかな?月1回目安の開催で先着100名が食事にありつける。

しかし、大変人気でオー

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マナーの限界

マナーの限界

先日読んだ『「しがらみ」を科学する』という本が面白かったので、その流れで山岸さんの著書を何冊か読みたいと思い見つけた。特に、1999年本ではあるが『安心社会から信頼社会へ』というのはコロナ禍において必要な視点であり、課題がまさにそこにあると思っているので、またamazonして届いていないが読むのが楽しみだ。

なお、この本は、社会心理学者である山岸俊男(*しがらみ〜の著者)さんと行動生態学者の長谷

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『社会を変えたい人のためのソーシャルビジネス入門』を読んで

『社会を変えたい人のためのソーシャルビジネス入門』を読んで

日々の読書から。

大変印象的な一節があったので引用。

寄付者から協力者になってもらう。寄付モデルにおいて寄付者は顧客であり、1回お金を出していただくだけで放置しておいたら、2度とお金を出してもらえない。継続的に彼らに情報を発信し、関係づくりができる仕組みをつくり、彼らが継続的に寄付し、そして時にはクチコミの発信源となり、他の寄付者を連れてきてくれるようなサイクルを作っていかねばならない。 (中

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