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2023年食べてよかったもの

これは年の暮れになると巷に流行る「今年買ってよかったもの」のごはん版である。

2022年の年末に投稿したのがこれ。

2023年もまとめようと思っていたらあれよあれよと2024年1月が終わろうとしている。でも、ななさん主催の創作TALKも1月いっぱいは受け付けているというし、食欲TALKだっていつまとめてもよかろうと書き始めた。

【注意書き】

・これでもお店を絞ったのにまあまあな文量(16,000字)+大量の画像なので、気になるところだけつまみ食いしてくれ。

・だいたいのものを「うめぇうめぇ」と食べる庶民舌なので、ラグジュアリーグルメさんの参考にならない。

・お店の所在地は東京が多い。有名店だから知ってるよ!となるかもしれん。社会経験として有名店行ってみたいじゃん!

・途中、5月にウサギの丸焼き写真が登場する。苦手な方はご注意ください。

こんな適当な感じでも気になるお店を見つける役に少しでも立つのなら嬉しい。やっていくぞ!


【1月】ペルー、おいも、餃子

神奈川・川崎「アルコイリス」

第二十四回女子会研究会は、いつもの東京を出て川崎で開催された。

……えっと、まず、女子会研究会について、説明しようか。

女子会研究会とは「女子会がなんたるものかわからないまま年を取った女子が集まっておいしいものをしこたま食べる会」である。

2019年10月にHさんとCさんとひじきの3人で発足し、2022年に新レギュラーにNさんを迎えた。コロナ禍で中断した時期もあったが、開催は基本的に毎月1回で累計30回を超す。めちゃめちゃ研究してるな、おい!

6歳ずつくらい離れている各世代の女達で、性格も外見も方向性はバラバラなのだが、会員の誰ひとりとして本当の女子会がわからない。正しい女子会に呼ばれる機会が、人生においてなかったのである。どろどろした人間関係をこねくり回したり、心にもない共感ビームを発射したり、マウントの取り合いの場にそぐわないと判断されたのかもしれない。それは……そうかもしれない。

しかたがないので、毎回食事会場で「これは女子力が高いポイントなのでは!?」「それはとても女子!」ととってつたけたような研究を行っている。

たとえば、パクチーは女子!とか、バイスサワーはピンクでかわいいから女子!とか、魚卵はキラキラしてジュエリーみたいだから女子!といったポイントの付け方である。

過去最高に女子会ポイントが低かったのは、クリスマス直前にトナカイの肉を鍋で食べた時だったと記憶している。各種珍獣肉の暴挙を尽くし、「睾丸ください」も連呼したので始末に負えない。

「むらくもやま交換日記」より

これで、この記事における頻出単語「女子会研究会」を覚えていただけたことと思う。
というかこの記事、ただの女子会研究会の晩餐記録になる可能性がある。そのくらい当たりだったり、紹介したい店が多い。

というわけで2023年一発目は、
サウナ女子Nさんのお導きで
スーパー銭湯&ペルー料理の回となった。

ペルーと言えば、ジャガイモの原産国なのをご存知だろうか。

アンデスの高地で色形様々な何百と言うジャガイモの仲間がいまでも育てられているらしい。

そして、仲間内ではジャガイモといえば、ワタクシめ雲形ひじきということになっている。
この数年、ジャガイモについて調べ、食べ、育て、書く活動を趣味でしているからである。詳しくはX(旧Twitter)のハッシュタグ「#芋研ゼミ」で検索して欲しい。

なので、ペルー料理は「資料本で見たやつだ!あれも食べたいこれも食べたい」と大興奮だった。

カウカウ→牛ハチノスとジャガイモの煮込み
乳粥と紫トウモロコシの温かいゼリーは風邪のときに食べたい優しさ。
ロモサルタード→牛肉、フライドポテト、野菜炒め
カナリア豆の煮込み、これも風邪の時に飲みたい。
ミヌタというトマトミルク素麺スープ、エース○ックこれを商品化してくれ。
パパアラアンカイナ→ジャガイモのチーズソースがけ(アヒ・アマリージョ入り)
セビチェはなぜかサツマイモでしたね。
スペアリブ、肉肉しい上にキャッサバのフライが付いてたのでキャッサバ……ということは

本日の女子会ポイント「タピオカの原料を食べているから女子会」

焼きプリンはいつまでも出てこなくて尋ねたら厨房に向かって「どこ持ってっちゃったのー?」と叫ぶ声が聞こえた。
テーブルクロスの布と私が日頃首に巻き付けている布が色違いで笑ってしまった。

埼玉・鶴瀬「オイモカフェ 上富」

ひじきはジャガイモの人だと名乗ったばかりだが、

1月は草群鶏(くさむらけい)さんとサツマイモ遠足に行った。

サツマイモといえば川越のイメージがあるけれど、

30ほどのさつまいも農家が軒を並び、通称「いも街道」と呼ばれる通りがあるがあるのは、埼玉県三芳町上富地区だ。

東武東上線のふじみ野駅からバスに乗って適当に途中下車。

道の両脇に「〜園」の看板が並ぶ並木道、どれも見た目普通のでかい民家

……ここ入っていいんですかやってますか本当に?

とはじめの一歩に勇気がいったが、というか一人では勇気が出なかったが、

草群さんと手を繋いで奥まで飛び込めば無事にお芋にありつけた。

オイモカフェも古民家を改造した素敵な建物。

パンシチューもサラダのドレッシングも、スイーツ4種盛り(アイス、スイートポテト、イモランタン、大学芋)も全部ちゃんとしてて来たかいがあった。

ブリュレといも丼も食べたかったなあ。

後日、中目黒にある系列店「& OIMO TOKYO CAFE 中目黒」にも会社の元同期と行ってみた。

三鷹「餃子のハルピン」

2023年はむらくもやまという集まりが発足した年でもあった。

むらは、先ほどサツマイモ遠足で登場した草群鶏さん
くもは、ワタクシ雲形ひじき
やまは、吉祥寺でシェア型文芸同人誌本屋を招文堂を主催しているやまおり亭さん

3人合わせてむらくもやま!(決めポーズ)

2022年12月のイベントが3人での初顔合わせとなり、
せっかく知り合ったのだから親睦を深めようと1月に餃子を食べに行った。

3人ともおいしいものが好きなのである。

ホタテ、ニラ、鮭、セロリ、いか、トマト、えび、ピーマン、しいたけの餃子
以上9種類がおしゃべりの合間にするすると消えていった。

当時は、むらくもやまというチーム名がまだなく、住んでいる地域、年齢、創作文芸、食いしん坊など重なる部分がありますねということでベン図の会と勝手に呼びならわしていたような気がする。

【2月】スパイス、パングラタン

押上「スパイスカフェ」

第二十五回女子会研究会は、
チョコレート交換からスタートして、もしかして最終回なのかと疑うほど女子だった。

本日の女子会ポイント「コースなので馬鹿みたいに大量注文できない」

ふわふわのほんのり甘いパン
スパイスの効いた前菜
白子のフリット、粉の配合による絶妙食感。
ラムとプルーンの白ワイン煮込み、お箸で食べられちゃう。パン残しておけばよかったわね。
結婚式みたいにパンおかわりできないのかあと30個食べたいと言っていたら間違いで焼けたパンをもらえた。

そしてじゃーーん!

渡り蟹のビリヤニ! 

蟹味噌蟹エキスの染み渡るビリヤニってなにこれ。

ビリヤニは食べ切れない分をお持ち帰りできるらしく、しかし旅館のお櫃のごとく我々は食べきってしまったのだった。

スパイスの真骨頂カレー、選ぶの迷うし寸胴鍋いっぱい食べたい。
デザート、8種類から2個決めるのが大変

ワインのペアリングも神がかっていたもよう(私はノンアルなので会の反応から察し)

何をされてるかわからない領域で美味しい料理ばかり出てきた。

神奈川・強羅「ぱんのみみ」

文芸サークル仲間である文野華影さんとは温泉宿に泊まる間柄でもある。
この時は熱海と箱根の温泉に行った。

ちょうど星の王子様ミュージアムが閉館してしまうというので、最後に見ておくかと思った次第である。

王子にナイフをむける日が来るとは

熱海ではぼくの考えた最強の海鮮丼を作ったり、

「7階のお部屋をご用意しました。エレベーターはございません!キリッ」なヒップが引き締まってしまう坂の上のお宿に泊まった。

強羅の宿は、フリードリンクバー、フリーアイスキャンディー、フリーお菓子のある素敵なライブラリーラウンジがあり、

ブッフェの度に「デブになるために生まれてきた」と言いながら何度もおかわりする私を華影さんは温かく見守ってくれた。

で、旅も最終日のパングラタン。
他のメニューも気になったが、この店で倒しておくべきはこれですよ。

付け合わせがポテトチップスだ

パセラでのハニトー討伐実績があるし、パンもホワイトソースも好きだから最後までおいしくいただけた。

【3月】生姜焼き、パルマンティエ、とうもろこしパン

大塚「とんかつ 三節」

とんかつ屋さんだけど、すごいボリュームの生姜焼きが出るらしいという情報を聞きつけて、
芋研ゼミ生のほっぺ様とシネマ芋先輩(泡野瑤子さん)を誘った。

二人は別に大食いキャラではない。声援要員だ。

近頃、女の子をご飯に誘うやり方を忘れてしまって

「私がメガ盛りメニューを倒すところを応援上映したくありませんか?」

などと聞いているのだ。

ほっぺ様はちゃんとサイリウム持ってきてくれた
奥が通常サイズ

ステーキみたいな分厚いお肉にキャベツが山盛り。
食べ切るのに苦戦したら応援してほしいとお願いしていたのだが、ペロリと吸い込んでしまった。

なす味噌はご飯泥棒

「一級吸い込み士」という称号を得たのもこの頃だろうか。

この後散歩をしながらめちゃくちゃフィナンシェを買い込み、そのまま新幹線に乗って静岡に向かったことを覚えている。翌日はもちろん「さわやか」のハンバーグを食べた。

吉祥寺「キッチンツキウマ」

むらくもやまの集まり2回目

「イモイベントのときの写真を見せたいのでご飯しましょう」

と誘ったのに、アーッ!本来の目的を忘却、1枚も写真を見ずにただただおいしくご飯を食べて解散した回であった。なにしに来たのよ。

ちなみにイモイベントは私が2月に主催した吉祥寺イモタスカップのことである。

キッチンツキウマは魚金グループの運営で、トンカツを押している業態。

確かにここの分厚いリブロースはおいしい。

でも他の定食メニューも、夜のアラカルトも全部美味しい。

何度も行ったのに、いつも何を頼もうか迷う。

今回はフライドポテトやらポテトサラダやら、何にも教唆していないのに次々とじゃがいもメニューを注文した。

プリン、コスパ狂ってるのよね

そして、この店に初めて来た人に私がおすすめしているのが「パルマンティエ」だ。

アッシ・パルマンティエと言うフランスの家庭料理なのだが、この店のは芋がめちゃめちゃなめらかで「一人一皿頼みたい大人の離乳食」だと思っている。消える。

※追記※
2024年1月に再訪したら、メニューに変更があってパルマンティエなくなっていた。ショックすぎて一緒に食べたことある人全員に「なくなってる!」って連絡しちゃった……パルマンティエーーー!!消えるなー!

湯島「味坊鉄鍋荘」

第二十六回女子会研究会は味坊グループのお店で。

前菜が全部美味しくてメインが出る前から満足度が高い。

豆腐とか胡瓜とか何気ないものが美味しいのいい店だよね。

鴨も羊もプルプルのお肉もおいしプル。

鍋に羊肉と干し茄子と干しジャガイモと人参と大根をぐつぐつさせて、少し煮汁をとって、花巻と鍋に貼り付けたトウモロコシパンを蒸しまーす。

本日の女子会ポイント「花巻は女子力!鍋の水玉はかわいいから女子力!」

すいとんにしないであえて蒸す一手間が素晴らしい。
汁気がなくなるまで煮た鍋の大根は照りっ照り。

もうひとつ魚の鍋も頼んだら鯛まるごと入ってくると誰が予想しただろう?

今回もメンバーのおしゃべりに腹がよじれるほど笑ってしまって、苦しい。

【4月】やきとん、ハイレベルパン屋

御徒町「やきとん ま~ちゃん」

第二十七回女子会研究会は、なんと

ボルダリングに挑戦しました!アクティビティー!

初めてとは思えないよ、ヤモリみたいだったよと褒めてもらえたので、またやってみたい。

銭湯で普段使ったことない筋肉をほぐしてから、もつ焼きへ!
はい、女子会らしくなって参りました。

この日の研究成果としては、ボルダリングをすると「やべぇ状況……生き延びねば!」という本能が目覚めて、食欲が増進するということが明らかになった。

メンチを炭火で炙るという新感覚
ジューシーなトマトとチーズ合うなー
エシャロットについてる味噌がなめらか甘くて酒が飲める(私は飲めない)
じゃがバターうまい
箸休めおつまみも充実!

串は同じ写真に見えるでしょうが、ちれやらおっぱいやら常連のおすすめを片っ端から食べた。

このたっぷり海苔はトッピングになる
そう、卵雑炊に海苔をね

お腹周りについた肉を握りながらこのモバイルバッテリー外したい~って言うんですけど、

その後も
ババ・ガンプ・シュリンプでポテト、

フレンチヌードルファクトリーでジェノベーゼを食べ、

なんかやたらうまいブラッドオレンジジュースも飲んだ。

ご機嫌な酔っ払いとシラフの食いしん坊、運動の反動(代償)がでかすぎる。

表参道「アマムダコタン」

職場の干支一回り年下の後輩とデートをした。
珈琲店やパン屋を巡る都内散歩である。

その時に私の希望で行ったのが、アマムダコタンだった。
オープン当初から話題で入店するにはかなり並ぶらしいと聞いていたが、せっかくなので。

並んでる間もおしゃべりできればそんなに苦ではない。

入口からとてもわくわくする内装。異世界パン屋か。
壁際にびっしり並べられた茶色の丸みを帯びた世界、どのパンも美味しそうで、トングでの威嚇に力がこもる。
財力と無尽の胃袋があれば全種類買ってみたいほどだった。

後戻りできない一方通行の中、厳選して厳選して4,000円ほどにおさめた。

他の店のも混じってるけど

甘い系もリッチ系も素朴系もおかず系も全部おいしいのすごい。
マリトッツォブームについぞ乗ることはなかったが、この店のマリトッツオなら食べてみたいとさえ思える。
ぜひ、また行きたいパン屋である。

【5月】八丈島、ウサギ

吉祥寺「浜やん」

3月に吉祥寺のパルコ屋上で古本市が開催された。
私は客と言うか巨大おばけキャッチ運営スタッフとして最初から最後まで会場までいて、その打ち上げが八丈島料理の店だった。
親の代からこの店の常連だというなつや書房さんの案内である。

なつや書房さんとは吉祥寺のシェア型本屋ブックマンション経由で知り合って、ふたりでジャガイモメニューをあれこれテイクアウトして東急の屋上で食べる会をした仲だ。

ちなみに打ち上げは4人で行ったのだが、うち1人はなつやさんの知り合いで、もう1人が当日なつやさんが会場でナンパしたはちさんである。ナンパ力が強い。

常連さんの多そうな賑やかでアットホームなお店。こういうお店は案内人がいると入りやすい。

明日葉の茶を飲み、サラダを食べ、天ぷらをかじる。大根はしみしみで、ソーミンチャンプルーは限定メニュー。

なめろうやサーターアンダギーも好き。

そして5月にも、なつやさんとはちさんと中野散歩をし、
晩御飯にドイツビールの店シュマッツで芋を食べようとしたら予約で満席で、

ならばとこの店をリピートして、カーリングポテトフライや沖縄そばナポリタンなどを食べたのだった。

池袋「聚福楼 」

第二十八回女子会研究会
今年の干支は兎年だからウサギの丸焼きを食べて新年を寿ごうねと決めていたのに、あっという間に半年経ってしまった。

※注意※うさぎ肉出ます

ウサギは鶏肉と似てるのにもも肉があっさりでムネ肉のほうがジューシーなのがおもしろい。

切り分けられて出てくるとすごい量だった(といいながら羊の腎臓も焼いた)

お肉と戦うにはさっぱりした前菜が必要だ!

ゼンマイのゴマダレかけ

……小鉢ってレベルじゃないカレー皿でどどんと出てきたぞ!

豚肉とキュウリ
ハチノスと牛肉の麻辣和え
細切りじゃがの和え物(ジャガイモがないと私が死ぬと思われている)
漬け白菜とスペアリブ煮込みはこういうのを食べ慣れている会員にも高評価、放置するとすべてが春雨になる。

満腹だけど冷麺なら食べれる!って締めた後

大学芋がおいしすぎてまさかのおかわりをしました。

みんなアホになって誰もおかわりに反対しないくらい、今日一の美味しさ。

本日の女子会ポイント「サツマイモスイーツなので女子」

キッチンバサミ借りて皿にこびりついた飴を執念深く削ぎ落としましたけど。

【6月】だし巻き卵、ベトナム、イカ

奥多摩「だしまき玉子卵専門店 卵道 TAMAコレクション」

山梨県にじゃがいもソフトクリームを食べに行った。

ジャガイモと聞いたら行かずにはいられない性分なので。

大学生が町おこしのために、地元で古くから育てられてきた在来種のジャガイモを使ったソフトクリームを作ったそうである。

登山客やバイカーの多い道の駅で提供されるので、どうしても奥多摩駅からバスで山道を向かうことになる。

なので、じゃがいもソフトや鹿肉グルメを楽しんで戻ってきた後は、電車に乗る前に卵道(らんうぇい)に行くことにしている。

奥多摩店は本店と若干メニューが違って、
システムも店内もカジュアルな感じ。
2021年のじゃがいもソフト時はイートインで、

2023年のじゃがいもソフトの時はテイクアウトでいただいた。

卵道は古里駅の本店にも行ったことがあって、

だし巻きたまごを全種類食べた中のイチ押しは烏骨鶏。

高円寺「ビンミン・チョップスティックス」

ボードゲーム仲間のアプリコさん、らびさんとボードゲームをしない純粋なご飯目的で初めて集まった。

ジャガイモのおすそ分けを口実に誘ったので、家庭菜園でジャガイモを育てることは人生において有用。

……あの、ほんとことあるごとにジャガイモって書いてるけど、大丈夫?嫌いになってない?

大一市場という小さなお店が寄り集まった雑多な場所にあり、
ビンミンと隣接した姉妹店のチョップスティックスのメニューがどっちも食べられる。

メニューの検討に時間を費やしてしまうくらい、なに頼んでも美味しい店でしてね。

ベトナム焼鳥

フォーなんか、これは!と思うくらいだしが好みで、散々他の料理食べたけど一人1杯いけたな。

串焼きメニューに「パン」ってあったの、パンだ
揚げバナナを見ると頼んでしまう呪い

この日はバインセオを食べたのだが、

2023年下期はバインミーブームが私の中で訪れたので、また行きたいと思っている。

上野「上野イカセンター」

第二十九回女子会研究会

お昼は御徒町のボドゲカフェでボードゲームに興じ、
夜はイカゲーム

自分で釣ったイカはすぐにさばいて出してくれる。

本日の女子会ポイント「「醤油かけたら余計動く〜」キャーキャー言ってるから女子」

イカのお店なので主にイカ料理を食べます。

イカリングはタルタルもしっかり
じゃがと塩辛は鉄板
イカしゅうまい味ぎゅっとしてる
イカ墨アヒージョの濃厚な旨みよ!

イカ以外も色々ありましてね。

なめろうと大葉の天ぷらも、
生トウモロコシ(甘々娘)も
ふぐの白子ホイル焼きも
活あじのたたきも食べちゃう。

お肉大好き民族に見えるかもしれないけどお魚も好きなのワタクシタチ。

アジは骨せんべいにしてもらい、
蛤出汁うどん
あら汁
炒飯で〆!

肝のルイベが罪のソース過ぎてだいたいの料理にかけてた。

今回も満足でした〜。

【7月】半生アジフライ、ザリガニ、桃パフェ、親子丼

ちょっと1か月3店までにしようと決めたの誰ですか、守れてませんよ、書く方の身にもなってもらえます?

神奈川・小田原「さじるし食堂」

文野華影さんとまた箱根の湯治宿に籠って、創作活動でも致しましょう、でもその前に小田原に寄りましょうとアジフライを食べた。

ただのアジフライではない、半生アジフライだ。

私の感想「クレームブリュレみたい」

サクッととろっとが同時に成立していて洋菓子食感。
ザックザクに揚がった小ぶりのアジフライやふわっふわの大きなアジフライも大好きで、小田原で開催されるというアジフライ祭りにはぜひ次回参加したいくらいなのだが、これはまた新しい。

なめろうを見ると頼んでしまう呪い

高田馬場「蝦道 ザリガニ専門店」

第三十回女子会研究会

本日の女子会ポイント「ザリガニは赤くてかわいいから女子力!」
ということで、手で殻をバキャッてしながら食べてきました。

にんにくの効いた汁がすごくて白米を入れたら天下一品ラーメンのライスみたいになった。
砂肝は辛そうな見た目でスパイス風味強いのに辛くなくて不思議おいしい!
切り昆布にすごく辛い唐辛子が入っていて2人ほど緊急ココナッツミルクのお世話になった。
時間が掛かるが本当に注文するのか?と念入りに確かめられるスープはモツが新鮮で美味しい。
デザートは謎弾力ゼリー。

日本語が通じにくいので、頼んだつもりの倍量のポットのプーアール茶が出てきてがぼがぼになった。

あ、あとフルーツハイボールがだいぶ写真詐欺で出てきた瞬間笑っちゃいました。お酒に関しては場末のもつ焼き屋レベルだったとのこと(質の悪いアルコールと言うか)

これが
こうじゃ

千鳥橋「ザ リビング」

ここ数年、パフェを食べる機会が増えている。

組み合わせ次第で食感や味が魔法のように変わる作り手の世界観が詰まった美しい箱庭

フルーツをたっぷり楽しめる果実園リーベルやタカノフルーツパーラー
2022年は夜に営業している新宿のロイトシロや

2023年1月は西荻窪のティピカにも行ったな。(リンゴのパフェにジャガイモのアイスだったんだよ~)

すごい桃パフェがあると以前にほっぺ様に教えてもらって、
ボードゲーム仲間と呼ぶには他のこと(おもにごはん)で集まりまくっているKさんとМさんと食べに行った。

別のブログにも日記を書いたので引用すると

予約時にわけもわからずコースを選択したら、席に通されてまず生ハムメロンが出てきた。
続いてヴィシソワーズ、夏野菜とイカのサラダ……これは本当に桃のパフェが出てくるコースなのだろうか?
にわかに不安になる我々をよそに、唐揚げ、エッグベネディクト、パスタ、豚肉を揚げたものが次々と運ばれてくる。
「これ桃のやつなの?(間違えられてない?)」
Mさんがついに代表してひとりごちると
「桃のコースですよ」
すかさず店員が答える。
そうなのか。
しかもこれからタイカレーを出すという。
パフェのボリュームがあるという事前情報だけはあったので、警戒したMさんはエッグベネディクトと豚肉を私に譲り、カレーは小サイズを選んだ。
私は一級吸い込み士という肩書で呼ばれることもある食いしん坊なので、人の分のご飯を食べるのは得意である。
自分のカレーは中サイズにしてなお、喜んでそれらをいただいた。果たして、パフェは来た。

福島県の「あかつき」という桃を見える範囲だけでまるっと6個は使っているだろうか。
アイスクリーム、ババロア、ジュレと私が「パフェの流動食」と呼ぶ部分も松明でも灯りそうな大きなグラスにたっぷりと盛られている。
通常4人シェア想定のものに予定外のどっしりコースで腹をくちくしてから挑んだので、吸い込み士への分け前が多かったことは想像に難くないだろう。大変美味しく桃を堪能した。

「むらくもやま交換日記」より

西荻窪「SETO」

むらくもやまの集まりで西荻窪散歩をした。

フレンチカレーを食べて、

雑貨屋、八百屋、パン屋などを巡り、
やはりパフェを食べ、

夜は私が以前、焼鳥好きの草群さんを口説き落とすために連れ込んだ(語弊)
焼鳥屋SETOへ

ここは焼鳥はもちろん、唐揚げがすごくて、この先1種類しか唐揚げを食べられなくなるとしたら私はここの唐揚げを選ぶだろうと決めているくらい好きで、あと冬季限定の軍鶏鍋も白湯過ぎるスープを5リットル飲みたくて、そんで

親子丼はスイーツである。

出汁がきいててぇ、たまごとろっとろでぇ、
まあまあな大きさだが1人1丼するっと消える。
やまおり亭さんにも体験してもらえてよかった。

美味しいものを囲めば、おしゃべりにも花が咲く。人がなかなか真似できないことを楽しそうにやっている人の話っておもしろいよね。思うことやりたいこと難しいことちゃんとわかってて、協力を得ながらもひとりで回せてるのすごいことだ。

この日、むらくもやまでブログでの交換日記を始めようということが決まった。大人の交換日記、ありがたいことに今も続いている。

【8月】魚卵

飯田橋「シーフードビストロ 魚卵House Eni」

第三十一回女子会研究会

本日の女子会ポイント「魚卵は丸くてきらきらして宝石みたいだから女子力!」
というわけでイクラ!明太子!カラスミにウニも?

サラダなんて誰も見向きもしねぇ女子会だもの!と騒いでたら、注文の段階でまさかの店員さんにサラダを勧められる。

……あ、はい、じゃあサラダも、女子会なので、はい。
とびっこって単独ではそんなに興味なかったけど、アボカドやらサーモンやらとミルフィーユにするといいですね。
ウニとイカのアヒージョはもはやクリーム、
フォカッチャにつけていただく
飲めるイクラはヴィシソワーズをタピオカストローで吸う体験。タピオカ……

タピオカだもん女子力たけぇな。
タピオカって古い?もうだめ?

パスタはストップと言うまでトビッコとイクラをかけ続けてくれるんですけど、

画面奥の鬼監督みたいな腕組み

あまりにストップと言わないので店員さんが「あんまりかけるとしょっぱいですよ」とおずおずと。
「酒が進むからいいんです!」スプーンなんて使わずに小鉢をひっくり返してくれ。

初鰹の冷製パスタももちもち太麺おいしい〜。

この店は11月の文学フリマの打ち上げ会場としても使わせてもらった。魚卵、好きな人には嬉しいよね。

そろそろ読者が飽きてるというかスクロールのしすぎで指を疲労骨折してるのでまきで行けってスケッチブックが出た。8月は1個だけにしとこう。

【9月】フレンチラーメン、貴州

神保町「海老丸らーめん」

食材にオマール海老とか使っちゃうフレンチラーメンのお店、私は期間限定メニューに「ヴィシソワーズラーメン」が出た時だけ、行くことにしている。
ここの常連客をしている舎弟が「芋麺出ました!」ってアラートを鳴らしてくれるので。

今年は5月と9月に芋アラートが出た。

5月は酸味がピッと立って、ジュレが溶けるとコクが出るマグレ・ド・カナール(フォアグラを取るために育てられた鴨の胸肉)のビシソワーズ。お肉とあいまってお口が幸せ。

9月は6周年記念メニュー。この上等なお牛様をわたしめのような口に入れていいのでしょうかというずっと噛んでいたいお肉。梨の風味が効いた上品なスープは、チーズによってつよつよに化ける。リゾットの黄身が濃い。

新小岩「貴州火鍋」

第三十二回女子会研究会
今回は女子研史上最高に辛い貴州火鍋に挑戦してきましたわ!
頼むもの全てが辛くて1度味わうと恐怖で胃腸が逃げ出すレベルと聞いたので

本日の女子会ポイント「飲むヨーグルトで乾杯」

なんて女子力が高いんでしょう。

これも別の日記があるので引用しよう。

今日は久しぶりに初期メンバーの3人で集まった。

新メンバーのNさんはお酒とお米大好き女子だが、バレリーナでもあるので発表会が近いと土日祝はレッスンに費やされ、体を絞るのだ。今回の定例会はパスするという。

Nさんがいないのならば、辛い物を食べようとそういうことになった。4人の中ではNさんが一番辛いものに弱いので、メニューを選ぶときの辛さチェックはもちろん、店も南インド料理や四川料理などは避けがちである。

会場となる店は毎回、各自が出した候補の中から話し合いで決定するが、今回の店を提案したのはCさんだった。孤独のグルメでも紹介されたことのある貴州料理はどうかというのだ。

貴州料理というものを私は初めて知ったのだが、貴州省は中国の西南地区、四川省に隣接した地域で、料理も唐辛子を多用する四川料理の系統にあたるらしい。

中国のことわざに「四川人不怕辣,湖南人辣不怕,貴州人怕不辣」というのがある。 「四川人は辛さを恐れず、湖南人は辛くても恐れず、貴州人は辛くないのを恐れる」という意味で、辛さが好きな三省の中でも、貴州人が最も辛いもの好きだという。

Cさんは唯一の経験者であり、提案もしておきながら、研究会前日に「何も食べられなくて全部お願いしちゃったらごめんなさい。わたしは食べたいけど胃腸が怯えて不安定になっている」とひよったことを言い出した。劇的に辛くておいしいのだけど、翌日は痛みに悶え苦しみトイレとお友達になり一日家から出られなくなるらしい。

私は辛いものでおなかをやられたことはないので、その感覚がわからなかった。

当日。

新小岩には駅から続く商店街がある。刺身とフライの美味しそうな魚屋とか、パフェの美味しそうなカフェとか、安い衣料品とか、「ダビング」サービスしてくれる店とか、暮らしていけそうな楽しさがある。

まずは、気になっていた中国パンのお店「劉記 中華面食」でパンを買った。

花巻やおやき、ねじって揚げたような中国のパンがずらりと並んでいる。大ぶりな月餅の種類の多さも目を引くが、卵黄の入った粽や餃子ドッグや肉まん的な甘くないパンも充実しているのが嬉しい。どれこれも食べたくてめちゃめちゃ迷ってしまった。1個売りより3個売りの方がお得になるものもあって、しかもちゃんと個別で袋へ入れてくれるので3人の好みが合うものは大いに活用した。

「明日は外に出られないから兵糧にするんだ」とCさん。胃腸との労使交渉は続いているようである。

そこから徒歩1分の「貴州火鍋」へ。ブラックボードには激辛家常料理と手書きされている。

店に入ると匂いがもうすっぱ辛い。大五郎ボトルで熟成されゆく唐辛子の山がカウンターの奥にずらりと並んでいる。

ドリンクは喉と内臓を少しでも守るために豆乳一択かと思いきや、飲むヨーグルトがあったので全員でそれに。

お通しの冷奴に付いた醤をびくつきながら舐めてみると、ミントが入っていて爽やかな辛さ。新しい。

前菜3種盛りは前菜とは思えないほどなみなみと出てきた。

きくらげ×辛い唐辛子、ナス×そんなに辛くない発酵唐辛子、唐辛子ちょっと入ってるけどもはや他で麻痺してわからない程度の豚の脂をかりかりにしたやつ。
ポテサラと発酵野菜を炒めた「洋芋粑粑」は、現地の屋台料理だというが、スーパーのお惣菜コーナーに置いてほしい。燻製も効いていて定期的に食べたい味。豚脂カリカリとも相性抜群。

砂肝の泡椒炒めは沢庵のような漬物の食感が効いた炒め物で、辛さを3段階中1にしてみたが、唐辛子が口に入ったHさんはジュースを飲んでなおむせ続けた。

そんなジェットコースターの小さな落下、小手調べを経て、いける!おいしい!と盛り上がってきたところで、我々は後戻りできない大きな坂を上り始めた。

豆鼓火鍋。

豆鼓は干し納豆のことで、独特のうまみが出る。血のようなスープに具材を放り込み煮詰める間、風下でその湯気を浴びると目が痛み、息をすると咳き込む。卵炒飯を食べていた隣の席のお客さんが急にゴホゴホし始めて本当に申し訳なかった。

鍋のつけダレも、もちろん辛い。

つけダレは麻辣でいうと麻の辛さで、中国の辛さは辛いと言っても1種類ではなく複合的だ。

なるべく唐辛子を除去してから口に入れたいのはやまやまだが、エノキも春雨ももれなく汁に潜む唐辛子をまとわりつけて逃がさない。

「口の中がただれてきた。腹を揺らすと唐辛子が攪拌されて当たって痛い」などと言いながら、ふだん炭水化物を極力最後まで避けがちなCさんが、白米を率先して注文する異様さだ。私も備え付けのティッシュで鼻をかみ続け、ドリンクはでかいコップに飲むヨーグルト3杯と水で、だいぶおなかがたぷたぷになったように思う。

女子会研究会はいつも「多いですけど大丈夫ですか?」と店員に心配されるくらい量を頼むのだが、今回ばかり鍋の力で品数はそこまでいかず、最後に癒しの卵炒飯で〆た。

「むらくもやま交換日記」より
癒しの卵炒飯
「劉記 中華面食」のパン

【10月】バインミー、魚、バター+なめろう

個人的なバインミーブームが訪れた。
バインミーとはベトナムのサンドイッチ。サブウェイみたいな見た目のやつ。
まだ訪れた店は両手で数えられる程度なので、語れることは少ないのだが、
パンのパリッとかもちっとか
なますの太さや食感
ソースの辛さなど
店によってやはり個性がある。

ブームのきっかけはチェーン展開する「バインミー☆サンドイッチ」で、
ここのパンの感じが好きだ。

専門店だと高円寺「バインミーバイミー」は日本人ナイズみがあるというか丁寧な感じがした。

店舗はここ数年で見かけるようになったし、甘いベトナムコーヒーやシントーを飲めるのところもあったりする。
引き続き、いろんな店で食べて好みを探していきたい。

西荻窪「べたなぎ」

むらくもやま秋の宴会場。
今回は魚メイン。
常連さん多めの店だけど、3人で行けば大丈夫でしょう。

気になるものを気になるだけどんどん頼む。

わーこういうアスレチックで遊びたい。
大人になって分かったゆで落花生の良さ

煮物も揚げ物ももちろん生もおいしい。

酒盛りの場の楽しい会話はどんどん飛んでいってしまうので「で、話を戻すけど」と決めることをちゃんと確認するのは素面のお仕事。
全員、ぱっと判断するので、意見がサクサク出て前に進む。
日記を同人誌にまとめようと決まったのはこの時だった。

イベント以外で購入できる3つの窓口

▼BOOTH 雲形酒販

▼招文堂オンライン

▼架空ストア

東京駅「BUTTER 美瑛放牧酪農場」

SNSでバズったものを確かめに行くミーハー心も持ち合わせているひじきは、バターを食べに桃パフェ回に登場したKさんとMさんを誘った。
ほとぼりはまだ冷めていないようで平日の夕方でも多少の行列。

ここに100gのバターがあります。合法です。

美しい焼き色の大きなパンケーキ

ここに好きなだけバターを塗ります。

パンケーキだけではありません。
3人いれば複数のメニューでバターを合法的に摂取することができます。

スコーンはペットにしたいし、
プリンはインテリアにしたいし、
チーズトーストは冷めないうちに食べたい。
ウェルカムドリンクはバターミルク
頼まずにはいられないミックスジュース
カフェオレはこう作る!

なめろうパーティー

外食じゃないけど食欲TALKっぽいイベントとして
友人宅にて、なめろうで新米を寿ぐ会を執り行った。

様々な薬味と各老舗の醤油と味噌(秋田みそ、白みそ、生糀みそ)を駆使して

定番のアジ(叩き具合の解像度違い)に加えて、 サンマ サバ(解像度違い) カツオ(解像度違い、塩)とバリエーションを作る。

茨城の米と奈良の米と広島の米を楽しむ会でもあったので、いくらや筋子も登場しました。

〆はなめろう茶漬け…ワァ…ワァ…!

おいしく炊けるバルミューダの冷却を待つ間に群衆が「米が欲しい!足りねぇ待てねぇ」ってなったので「土鍋で炊けばいいじゃない!」と蜂起をおさめました。
みんながそんなことできるの?おおー炊けてる!とどよめいたので、異世界転生した気分でしたね。

家会は、場所を提供してくれる人が1番大変だと思うので、ありがとうございます。

ちなみにこれ女子会研究会のスピンオフなのでした。

【11月】フリッツ、ホットサンド、アラビアンヌンチャ

浅草「フリッツ・ブルージュ」

文学フリマで遠征していた文野華影さんと、昨晩の打ち上げで初めましてした華影さんのお友達と翌日も集まって揚げた芋を食べに行った。

すっかり有名になってしまったポテトマンのお店。見返したら前回の食欲TALKでも紹介してたわ……ま、いいか!
寒い日でも1時間以上は覚悟の行列。3回目の来店だったけれど、オペレーションの関係かメニューが若干変わっていた。

フライドポテトといえば、いろいろ食べましたのよ2023年。
3月の静岡ではビーフリッツ

6月の横浜・日本フライドポテト協会のイベントで、雨の中しめりゆく7店舗のポテトと格闘

11月は町屋のラスフリット

からの広尾でアンド・ザ・フリットをハシゴ

埼玉・大宮のBouquetさんにも行って顔を覚えてもらえたけれど、2024年1月で実店舗営業を終了してしまった。残念。

浅草「フェブラリーキッチン」

フリッツ・ブルージュを後にして、花やしきの方に行き、ホットサンド!

またフラポテ食べてる

トッピングも選べて、卵とかチーズとかやりたい放題よ。
パン自体がおいしくていいとこの使ってるな。
ホットサンドって、なんであんなにニコニコしちゃうんでしょうね。
他の洋食メニューも美味しそうだったので、また行きたい。

渋谷「カールヴァーン トウキョウ」

高校時代の友人とアラビアンアフタヌーンティーをしてきた。
私は普段着がエスニック調のワンピースのことが多いので、わりとこういう店に馴染む。

入れ物がかわいい
源氏パイみたいなやつ
オールレーズンみたいなやつ

ちなみに、アラビアンアフタヌーンティーは2回目で、
初めては新宿ルミネの中にあるファーイーストバザール
このカールヴァーンと同じ運営者のため、メニュー構成もよく似ていたのだが、私としてはよりカジュアルな新宿店の方が好みに合っていた。

初めての衝撃補正があるからね、エスニックスイーツ、この店のだとこんなに口に合うんだ!ってちょっと感動したのね。

残念ながら、新宿のファーイーストバザールは2024年1月で閉店してしまう。無常。

【12月】おばあちゃん、天蛙、ヒマラヤ鍋

広島・吉名「農家レストラン西野」

2023年はおばけキャッチというボードゲームの大会のために広島に遠征する年でもあった。どうせ広島に行くならその土地にしかないおいもをおいもとめてきた。

4時台に起床
6時台の新幹線に乗り込み
10時台に広島入り
ホテルに荷物を預け
川沿いのベンチで光合成しながら、買っておいたアンデルセンのパンをもぐもぐする。
前回来た時、この川沿いぼんやりをやってみたいと思ったのよね。

11時台のかぐや姫号に乗る
このかぐや姫号は高速バスで竹原市まで1時間半ほどで輸送してくれる。

そう、本日の目的は前回の自由行動でジャガイモを求めた東広島市安芸津よりさらに東にある竹原である

竹原に何があるのか

ジャガイモだ

またしてもジャガイモだ

私、芋研ゼミのゼミ長なので

高速を降りて

山に囲まれた民家は茶色い瓦屋根と、しゃちほこが付いている家が目立つ。
そういう風習というかブームだったのかな。

12時半頃竹原駅に到着し、観光案内所で予約していた電動アシスト付自転車を借りる。

長野の旅行ですっかり味を占めたんですよ、車がないならペダルをこげばいいじゃない。
しかも長野の山より傾斜がきつくないはず、楽勝よ。

瀬戸内さざなみ線の線路と並走して
吉名の駅を過ぎさらにまっすぐ
スキーウェアに手袋、分厚い靴下装備なので寒さは感じず

13時過ぎに目的地である「農家レストラン西野」に到着した。

農家レストラン西野は土日の昼間だけ開かれていておばあちゃんの家庭料理が食べられるお店

ここに吉名のジャガイモ料理が出てくると情報を得まして

潜入!

数日前にNHKのローカルコーナーで紹介されたと情報をもらっていて、混みすぎて入れなかったらどうしようと心配していたが、賑わってはいるが座敷に余裕があった。

わー古民家じゃーおばあちゃんちじゃー

「どっからきんさった?」
席に通されるとまず訊かれて
「東京からです」と答えたら驚かれ
スタッフ全員に「今のお客さん東京だって!」瞬時に広まる

手作りのティッシュケースとみかんが手土産として客全員に配られるシステムのようだったが
東京バフで
ティッシュケースが2個になり
これもあげよう
とアンパンマンのペロペロチョコもいただいた。
本来お子様客用ですよね?

「いっぱい食べんさい」
うわーん、食べますぅ。いただいちゃいますぅ。

料理はバイキング形式で
漬物、お浸し、煮物、
野菜たっぷり
豚汁やカレーも炊き込みご飯もちらし寿司も!
ジャガイモ料理も複数種類あって
なますもあるし
ポテトサラダもあるし
重ね焼きも
ホクホクかと思いきや
煮っころがしはしっとりしている
コロッケは揚げたてを席まで持ってきてくれる
塩じゃがを調味料にした鶏のから揚げもある

おいひぃ

自分で取りに行くバイキングなのに
おばあちゃんが「よそってあげる」
と各テーブルに肉じゃがやらこんにゃくの煮しめやらを持ってくれる
バーバーイーツか(やめろ)

メイドさんのごとく席に来て話しかけてくれるので
今年のジャガイモは暑さで大きくならなかったとか
近くでも安芸津のジャガイモは海風にさらされているけど吉名は少し中だから潮風には当たらなくてちょっと違うという話を聞く。

「私は戦争孤児でねぇ。貧乏だったから修学旅行、みんなと行けなくて、ずっと悔しくて。東京は靖国神社だけ行ったよ」

西野さんに嫁いだ娘さんのお母さまだった。親子で働いているんだね。


腹パンまで食べてさらに
「このじゃがいもジェラートって食べられるんですか?」と
バイキングメニューにないジェラートも要求するゼミ長

閉店の14時過ぎても追い出されることはなくのんびりしてしまった。

「むらくもやま交換日記」より

おばけキャッチについての詳しくはこのnoteに

末広町「魚や藤海」

魚や藤海は海鮮の美味しい居酒屋であり、チャーミングなおかみが、多彩な日本酒を提供してくれる。
そして、私の好きな新政酒造の「天蛙(あまがえる)」を入荷してくれる店である。
天蛙がどのくらい好きかと言えば、普段ならアルコールに対する命の危機感に自制をきかせられるのに、呑み口の軽いおいしさに辛抱堪らず通常の倍以上舐めすぎて金縛りにあったがごとく体が動かなくなったことがあるくらいである。まったく危険な酒だ。

これもむらくもやま交換日記から引用しよう。むらくもやまの回し者かよ、回し者だよ!

いい店だったのでそこのTwitterをフォローしていたら、2年前、入荷した日本酒写真の投稿の中に天蛙があった。天蛙ー!引用RTで叫んだ。すぐ店にも行った。おかみに天蛙が好きな旨を伝え、空き瓶をもらい、天蛙をメインテーマにした同人誌を献本した。

昨年も天蛙の写真が投稿されると叫んだ。でも、タイミング悪く店には行けなかった。

で、2年経って、また天蛙の写真を見つけ、叫ぶよりも前に行くことにした。

まさかおかみがまだ数回しか行ったことない、しかもいつもスパンが長く今回は2年ぶりの客の顔を認識しているとは思わなんだ。

天蛙ありますか?と聞いたら、もう久しぶりのくせにワガママだぞ!あれ高いのに開けると飲み切らなきゃいけないの!ラスト1本なのに~、もっと大勢で来てくれないと!と口をとんがらかす。

覚えられていたのか。接客業おそるべしである。

私など、人の顔と名前を一致させるのに結構な時間がかかるので、そういう方たちを本当に尊敬する。

天蛙を開栓させてしまったせめてもの詫びに、料理をたくさん頼んだ。いままでになく豪遊した。

(中略)

天蛙はもちろん美味しかった。暴れ蛙の泡立つ炭酸が唇にがんがんあたる序盤から、だんだんとおとなしくなって甘みが増す最後まで。

おかみはコマネズミのようにあちらのテーブルこちらのテーブルとせわしなく飛び回る中でも、隙間を見てトークや店を出る際はお見送りをしてくれる。同行者Iさんの酒の好みを押さえた日本酒のチョイスもさすがで、さらには渡していた同人誌の感想までくれて、

あ~本当に不義理をいたしました!もっと頻繁に来るようにします!

と土砂降りの中を帰りながら、脳内五体投地したのだった。

「むらくもやま交換日記」より

で、不義理の詫びを誓った結果、

10月にボードゲーム仲間で痛風鍋を食べに
12月のむらくもやま忘年会の会場にもここを選んだ。
どのくらい楽しんだかは、写真からご判断いただけると思う。

これが天蛙
板長のなめらかな口上が聞ける刺身盛り
同じ日に2回頼んだフライドポテト
この汁が合法とは思えない代物
毎回頼みたい青のり豆腐

恵比寿「クンビラ」

第三十四回女子会研究会

今回はCさんが流行病に倒れたため、急遽代打で葛西の火鍋回でお世話になったYさんをお呼びした。

ここのタンドリーチキンウィング、今後引き合いに出すくらい印象的で美味しいな
アルコロティはジャガイモパンケーキ。ミントソースみたいなハーブ感
チーズパラタ、円に幸せが詰まってる

本日の目的はヒマラヤ鍋の登頂である。

8時間煮込んだ丸鶏は店員さんが席にて、トングを使ってホロホロにほぐしてくれまる。

本日の女子会ポイント「お嬢様扱いなので女子会!」

野菜の旨味が溶けてカレー風味だけど鍋だあ
締めの雑炊はカレーメシシリーズで商品化してくださいお願いします
デザートにバターチャイ。ラッシーも3杯飲んだ

と、こんな感じで

ドライマンゴーをかじりながらキーボードを打ち続けて、12月までたどり着いた。ふう。
本当はまだ美味しかったお店は色々あるのよ。うっかり漏れてしまったのもあると思う。

知り合ったばかりの人とご飯を通じて仲良くなっていくのも嬉しいし、

女子会研究会やむらくもやまのように定例化して、じゃあ次はどこに行こうかと続いていく関係も好きだ。

とりあえず2024年も美味しいものがいっぱい食べたいです!

1人だと少ししか頼めないけど、あなたとなら楽しめる品数が増えるから、
行きたい店があるけどきっかけがなくて行けてないなと思い出したあなたも、ぜひお声がけ下さい。

おいしいお店の情報と一緒に行ってくれる人(胃袋)はいつでも募集しております!

長々とお付き合いありがとうございました。

サポートいただいた分は、美味しいものへと変身し、私のおなかに消えた後、文字になって出力されます。