島風ひゅーが

2022.4より川柳俳句短歌を詠み始めました。最近はショートショート短編小説。小説はほ…

島風ひゅーが

2022.4より川柳俳句短歌を詠み始めました。最近はショートショート短編小説。小説はほとんどプロットを作らずに書いてます。いつか長編を。歴史読書、アニメ漫画、超常現象、クラシック音楽、ヨガ好き。公募ガイド、てふてふ、川柳投稿まるせんIits都々逸クレソン77などに投稿。岩手在住

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イッツ都々逸さんに出した都々逸④15節

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きみのいる世界へ①【春弦サビ小説】

 一体なんで私は7年前にタイムリープしてしまったんだろう? まるでアニメや漫画のような出来事がまさか私の身に起こるなんて。  雑貨屋の前でじっと考え込む。普通アニ…

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寅次郎能戸村への旅~男はつらいよ番外編 (加筆修正版)【春弦サビ小説】

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冷凍記憶~五億年後のきみへ

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あの公園で【春弦サビ小説】

 何もない日曜日。  今日は朝からずっと雨が降っている。  部屋にはページをめくる音と、しとしとと降る雨の音だけが響いている。  今日はどこへも出掛けず家でゆっく…

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寅次郎能登七尾線の旅~男はつらいよ番外編 【春弦サビ小説】

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 県立能戸高校は辺鄙な漁師町に一つしかない高校で、漁船の停泊する湾を見下ろす高台にあり、西側には低い山々が連なっている風光明媚な場所にあった。  僕が転校したの…

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 二日後約束した喫茶店で待っていると、丁度三時に雪子さんが入り口に現れた。 十年ぶりに見る雪子さんは水色に白い花模様の付いた着物を着てまだ二十代のような若さと美…

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 さて今日は天気も悪いし体調も悪いので久しぶりの絶望日和といきますか…。 実は昨夜明日は休みだ~と思ってビール飲んでソロ活女子のススメ観てたらそのまま布団も被ら…

島風ひゅーが
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バンカラ女子③~君のいた季節~桜の樹の下で

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 卒業式の前の晩。私は色々なことを思い出して眠れなかった。

 きれいだねって手を繋いで海から眺めた初日の出。
 一緒に初詣に行ったこと。
 鈴を鳴らして手を合わせて私が願ったのはあざみさんのお嫁さんになることだった。
 それを言ったら笑って頭を撫でてくれた。
 あざみさんの願いはシンガーソングライターになること。
 はじめてあざみさんの家に遊びに行ったときギターでスピッツメドレーと中島美嘉を歌っ

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らべあろ企画 夏の俳句

らべあろ企画 夏の俳句

 かわいいと言へないままの浴衣かな

 夏の句は一句だけ用意してましたがこのフォトとは合いませんでした。もっと考えればいいのでしょうがこれぐらいしか思いつかなかったです。かわいいを漢字かひらがなかで迷いました。
よろしくお願いいたします🙇

 次はSen-singさんにお願いしたいと思います(やっぱり😂)
最初はSen-singさんご自身のお撮りになったガタロウの写真にしようかと思ったんですが

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イッツ都々逸さんに出した都々逸④15節

イッツ都々逸さんに出した都々逸④15節

昔乱歩を読んでた幽霊今は屋根裏散歩中

(みしみしと。小説屋根裏の散歩者)

都々逸酒場いい歌詠めばドリンク一杯無料だと

ノンアル飲んで酔っただなんて今日のあなたは水臭い

都々逸やって笑えばガンも退散すると医者すすめ

原材料が高騰したので占い代も上がります

絵の良し悪しは分からぬけれど美人観る目は肥えてます

散歩している漱石先生美人観るたび足を止め

(実話らしいです。猫

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イッツ都々逸さんに出した都々逸③15節

イッツ都々逸さんに出した都々逸③15節



UFO乗って宇宙をぐるり俳句詠んでる宇宙人

777号室は777万円

地震発生地震発生笑ったオレの腹の肉



カネが命の資本主義では「金」の前立て付けいくさ

泣く泣く牛を売ったお金でパチンコやって全部消え

(実話だそうで)

リストラされたの家族に内緒で今日もスーツでパチンコ屋

夜逃げ屋本舗に頼んで夜逃げ料金払えずまた夜逃げ

三千万円振り込みますとメール来たので今日

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イッツ都々逸さんに出した都々逸②15節

イッツ都々逸さんに出した都々逸②15節

タイムカプセル掘って開ければ恋の都々逸光り出す

あなたが惚れる魔術があれば魂売っても使いたい

小説執筆AIだけどラブシーンだけ手が止まる

猫に小判というのだけれど諭吉くわえてさかなやへ

女性無料の婚活パーティー何も話さず食べるだけ

遠野の河童と肥後の河童がお見合いをする月夜かな

病院行って診断受けたら急性都々逸中毒と

本格的なお化け屋敷よ従業員はみな幽霊

行方不明

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クレソンさんに出した短歌⑧15首

クレソンさんに出した短歌⑧15首

満月の夜は狼男より狸親父の演歌が似合う

いつの日か宇宙は縮む覆水が盆に帰ってひとつの点に

窓の外鳥がバックで飛んでいる るてっ戻き巻は宙宇!かうそ

神様はあなたの人生見ています一時停止や巻き戻したり

ボーリングいつも私は最下位狙っていますキリストのごと

恋人は正岡子規と言ってみたあなたは笑ういい冗句だね

マッチングアプリをやって二十年出会った女は雪女だけ

ろくろ首河童

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きみのいる世界へ①【春弦サビ小説】

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 一体なんで私は7年前にタイムリープしてしまったんだろう?
まるでアニメや漫画のような出来事がまさか私の身に起こるなんて。
 雑貨屋の前でじっと考え込む。普通アニメとかだったら何か事件が起こるよな……そこまで考えてはっとした。
 ついさっき私は健(たける)に話しかけようとしてたんだっけ?……ということはまさかあの後、健の身に何かよからぬことが起こって……それを阻止するために私は7年前にタイムリープ

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寅次郎能戸村への旅~男はつらいよ番外編 (加筆修正版)【春弦サビ小説】

寅次郎能戸村への旅~男はつらいよ番外編 (加筆修正版)【春弦サビ小説】

 ここ海に囲まれた静かな漁村、能戸村は数年間で急速に過疎化が進み深刻な医師不足で村の医療が逼迫していた。
 そのため新しく村役場の総務課長に就任した泉課長は新たに村に来てくれる医師を探した結果、沖縄の与那国島で開業医をしている諏訪満男医師、通称Dr.コトー先生に白羽の矢を立てた。
 当初彼は島の医療で手一杯と断っていたものの、泉課長の熱心な勧誘に根負けしついに能戸村へ赴任することにした。

 今日

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冷凍記憶~五億年後のきみへ

冷凍記憶~五億年後のきみへ

「昔たった一人のとんでもねえバカ野郎が核の発射ボタンを押してしまってよ。それかきっかけで世界は核戦争になっちまったのさ。ほとんどの人は死んじまったけどな。生き残った人間はみな地下シェルターで暮らしてたのさ」
40代ぐらいのひょろ長い男が、こちらに背を向けてコンピューターディスプレイを操作しながらこう言った。
 おかしいな……?ここに大人はいないはず。さっき冷凍催眠装置のカプセルから起きたばかりで頭

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あの公園で【春弦サビ小説】

あの公園で【春弦サビ小説】

 何もない日曜日。
 今日は朝からずっと雨が降っている。
 部屋にはページをめくる音と、しとしとと降る雨の音だけが響いている。

 今日はどこへも出掛けず家でゆっくりしようか。読書のかたわらそんなことを考えているうち私はウトウトと眠ってしまった。
そして昔の夢を見た。

 雨上がりの近所の公園で、彼と枝下桜と眺めながら歩いていた。
 だしぬけに彼は「なぜしょくぱんまんはモテるのかな?」と言った。

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色のある風景 赤く回転する頭

色のある風景 赤く回転する頭

 直太朗の頭はさっきからある問題のためにずっと高速で回転していた。
 すると気分が悪くなったので書斎の床へ仰向けになった。
 心臓がとくとくと脈打っている。

「先生、如何しました?具合でも悪いんですか?」
そこへ書生の島田がひょいと顔を出した。
「うん、ちょっと心持が悪くてね」
「医者でも呼びましょうか」
「いや、何それ程の事でもないさ」
「そうですか。私はちょっと出掛けてきますよ」
そう言って

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寅次郎能登七尾線の旅~男はつらいよ番外編 【春弦サビ小説】

寅次郎能登七尾線の旅~男はつらいよ番外編 【春弦サビ小説】

 

 わたくし京都の宿屋で雪女に騙され、半ば幽霊となって宇宙をさ迷っておりました。
 しかしいつまでもこうして宇宙をぶらぶらしている訳にもいかず、つい望郷の念に駆られて地球へ戻る回送列車に飛び乗ったのでございます。
 わたくしの故郷と申しますのは東京葛飾柴又江戸川のほとりでございます。
 今頃故郷に残したたった一人の肉親のさくら、その夫の博はわたくしを心配してるに違いありません。
 甥っ子の満男

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二人の転校生 音楽祭の夕べ 【春弦サビ小説】

二人の転校生 音楽祭の夕べ 【春弦サビ小説】

 県立能戸高校は辺鄙な漁師町に一つしかない高校で、漁船の停泊する湾を見下ろす高台にあり、西側には低い山々が連なっている風光明媚な場所にあった。
 僕が転校したのは二年生になったばかりの4月で、陽に焼けてなまりの強い同級生たちとは中々打ち解けずにいた。
 僕は内気な性格なので、自分から同級生に話しかけることは滅多になかった。そんな都会から来た愛想のない僕を、みんなは敬遠して近付かないように思われた。

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コミュ症の文豪とゴロツキ娘 第四話

コミュ症の文豪とゴロツキ娘 第四話

 二日後約束した喫茶店で待っていると、丁度三時に雪子さんが入り口に現れた。
十年ぶりに見る雪子さんは水色に白い花模様の付いた着物を着てまだ二十代のような若さと美貌を保ちつつ、どこか陰のある貴婦人と成っていた。元々長かった黒髪を肩ぐらいに切り揃えている。
入り口で日傘を畳む雪子さんに片手を上げて挨拶した。
「やあ雪子さんですね。ご無沙汰しています」
「遠野君ね。全く変わらないわね。あの頃のまま」

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まるせんさんに出した川柳11 ナイス17句+5句

まるせんさんに出した川柳11 ナイス17句+5句

半額の 弁当今日も ありがとう 「食育」

記憶力 上げるサプリを 飲み忘れ 「物忘れ」

妻小言 逃げの一手が 最善手 「将棋」

寂しくて 事故物件に 住みました 「霊」

半額の ケーキと鶏は しばし待て 「イヴ」


寂しさを 楽しんでいる ソロキャンプ 「孤立」

犯人は おまえだ!の後 課金かな 「課金」

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島ひばりのゆる~い日常②絶望日和

島ひばりのゆる~い日常②絶望日和

 さて今日は天気も悪いし体調も悪いので久しぶりの絶望日和といきますか…。

実は昨夜明日は休みだ~と思ってビール飲んでソロ活女子のススメ観てたらそのまま布団も被らず眠ってしまったのだ。
あれ好きなんだよなあ。主人公がひとりで気球に乗ったりラブホテル泊まったりプラネタリウム観たり。私もああいう風にバイタリティ溢れる女子になってみたい。
休みの日は一日家でゴロゴロしてスマホいじったり録画したアニメとド

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