ちなみ

ライター、6歳双子の母。楽しいことばかりじゃない毎日だからこそ、小さな幸せを大切にして…

ちなみ

ライター、6歳双子の母。楽しいことばかりじゃない毎日だからこそ、小さな幸せを大切にして生きています。連続更新480日超。|育児日記|思い出話|読書記録|ひとり井戸端会議|モノとわたし|自省のひと言| ご連絡は「クリエイターへのお問い合わせ」、またはXのDMにお願いいたします。

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  • 書く部|みんなでつくるマガジン

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    メンバー同士、もう少し交流というか「あ、どーも」があっていいのかなと。記事を書いたら(よければ)放り込んでください。ぜひ、あなたも読んでください。基本はその日の記事を、あと「これ読んで!」って過去記事も数本なら。みんなでいいマガジンにしましょ~🙌

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  • 買ってよかったもの

    文字どおり「買ってよかったもの」について綴るシリーズです。

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    読書記録や、本をめぐるエッセイをまとめています。

  • 反響が大きかったもの

    これまでの記事のなかから、反響が大きかったものを集めました。 スキが多かったもの、コメントをたくさんいただいたもの、ビュー数が多かったものを中心に選んでいます。

最近の記事

  • 固定された記事

登山リュックにさよなら

子どもの成長は早い。私が老いるのも、たぶん同じように早い。だからこそ、子育てを楽しみたいと思った話。 娘たちを連れて、水族館に行った。大阪で水族館といえば「海遊館」。南港の再開発地域にオープンしてから30年あまり。世界最大級の規模を誇る水族館だ。 入館するとまずエスカレーターで8階へ。そこから巨大水槽に囲まれた通路を歩いて下りる仕組みになっている。海のなかをゆったりと散歩しているような気分になれる、癒しの空間である。 特に、ジンベエザメのいるエリアが大人気だ。ちょうど餌

    • それを開いておくために

      トラベラーズノート用のクリップ、というものを買った。またも娘たちと行った本屋さんの文具コーナーで出合ってしまった。 よく紙の本やファイルを広げたままパソコンに向かうのだけれど、ぺたりとページが閉じてしまうことがあって困っていた。あっ、今そこのページが必要なのよ! なん度、一人で呟いたことか。 しばらく前までは楽譜用のクリップを使っていた。ブロンズ色がかわいい、こちら。 雑誌やカタログなど、大きめの本であってもしっかり留めてくれるので重宝する。フルートの練習にも大活躍だ。

      • カーネーションと偶然と。

        一日早く、母の日のプレゼントをもらった。ほんとうの母の日は5月12日(日)だそうだけれど、夫がなんやかんやと忙しいということで、前倒しにしてくれたらしい。 毎年、義母と自分の母にプレゼントを用意するのに、わたし自身がもらえるだろうと予想をつけるのはうっかり忘れてしまう。そして、バタバタしているときに「母の日だよー」と娘たちから2輪のカーネーションを渡されて、びっくりすることになる。 今年はピンクと赤のカーネーション。わたしが皮膚科に行っているあいだに、夫が娘たちを連れてお

        • 読書のコスパ

          小説を一冊、読み終えた。物語からテーマがはっきりと浮かび上がってくるような作品だった。だらだらとストーリーが続くのではなく、背景にある筆者の考えに手が届きそうな感覚があった。こういう作品に会えたとき、表現力ってすごいなあ、といつも感じる。 そんななか、思春期に出会った「わけわからん小説」たちを思い出す。 梶井基次郎の『檸檬』も謎だったし、カフカの『変身』も意味がわからなかった。わたしは思考が浅薄なほうなので、「なんだこれ、わけわからん!」と戸惑った。 よくわからないから

        • 固定された記事

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        記事

          あだ名の変遷

          大学時代の後輩からメッセージが届いた。 「姉さん、元気? あのさ……」 姉さん。懐かしい。若い頃のわたしを「姉さん」と呼ぶ人がときどきいた。なぜかわからない。当時のわたしはなにかしらお姉さん風を吹かせていたのかもしれない。年子の妹とコンビ扱いされることもあったから、区別する意味で「姉さん」と呼ぶ人もいた。メッセージをくれた彼は後輩なので、わたしはほんとうに1歳年上のお姉さんでもあった。 これまでの人生の前半は、あだ名をつけられることがわりと多かった。「それ、どうなの?」

          あだ名の変遷

          連休明けでバタバタしていて、やっと休憩の時間が持てたと思ったら……。 持ってくる本を間違えた!! これ、読みかけのやつじゃなーい!

          連休明けでバタバタしていて、やっと休憩の時間が持てたと思ったら……。 持ってくる本を間違えた!! これ、読みかけのやつじゃなーい!

          汝、のっかってみよ

          ここのところ、髪の調子がいい。根元には縮毛矯正、毛先にはデジタルパーマがかかっているわたしの髪は、よくパサつく。外出前のヘアオイル塗布が欠かせない。 それが最近まとまりやすくなり、助かっている。 このあいだ美容院でトリートメントしてもらったからだけではなく、新しく使い始めたヘアミルクのおかげでもあると思っている。素人判断ながら、そのヘアミルクを使うようになって、髪のまとまり具合が変わった。 でーん、オルビスの『エッセンスインヘアミルク』である。 いっとき、SNSで評判

          汝、のっかってみよ

          優しさでできたタクシーの思い出

          Facebookの通知が、昔の出来事を知らせてくれた。iPhoneの画面には、わたしが7年前の今頃に投稿した内容が表示されている。わ、懐かしい。 * 「今日は朝から美人さんばっかり乗ってくるからびっくりしとったんやけど、お姉さんが真打ちやなぁ!」 わたしが後部座席に乗りこむなり、タクシーの運転手さんはにこやかにそう言った。 「ザ・調子のいい大阪のおっちゃん」である。50代くらいの男性。女性のお客さんに対する「つかみ」のフレーズなのかしら。 当時のわたしは、妊娠7か月

          優しさでできたタクシーの思い出

          その20年がプロをつくるなら

          ゴールデンウィーク中、久しぶりに旧友と電話をした。大学時代からの友人の彼女は外国人だけれど、日本で暮らして20年。4年ほど会っておらず、声を聞くのは約1年ぶりだ。 彼女はわたしの夫を写した最近の写真を見て(非公開Instagramに家族写真を載せていた)、こう言った。 「ちなみさんの旦那さん、貫禄でてきたねぇ!」 お腹にぽにぽにと脂肪を蓄え始めた夫を「貫禄がある」と彼女が日本的に表現したことに、わたしは驚いた。 彼女は大学時代、教授に向かって「ダメじゃん」と突如タメ口

          その20年がプロをつくるなら

          どぼん、ゆるゆる、ゴールデンウィーク。

          ゴールデンウィーク後半。妹家族が遊びに来た。我が家の双子の娘たちと、妹の息子は同い年なので、いつも三人で仲良く遊んでくれる。わたしもかわいいかわいい甥っ子に会えてルンルンなひとときを過ごせた。 子どもたちが遊んでいるあいだは、妹とわたしでおしゃべりに花を咲かせるのがいつものこと。買いこんだハーブティーをここぞとばかりにいろいろ開け、新しいフレーバーを楽しみながら、話題をあっちこっちへ飛ばす。 「ちなみちゃんはさ、ちゃんとしてなくても、一見ちゃんとしてるように見えるのがいい

          どぼん、ゆるゆる、ゴールデンウィーク。

          メタリックな子をゲットだぜ

          双子の娘たち(6歳)を連れて、街中へ出かけた。電車に乗って。 ICOCA(JR西日本の交通系ICカード)で改札を通り抜けるのにハマっている彼女たちは大喜びだ。自分たち専用の「こどもICOCA」を持つようになって以来、バスや電車に乗りたくてたまらないのだ。 昨日の目当ては某デパート。日差しが強く、気温は高くなってきた最近、娘たちの半袖衣類が足りない。すくすく育ってくれるのは嬉しいけれど、半期に一度、洋服を買い揃えなくてはならないのはいつまで続くのか。双子なのでお下がりを着せ

          メタリックな子をゲットだぜ

          わたしの大切な相棒だから

          「あなたがこんなにも大切だったなんて」 そう叫びたくなっている。その大切さに気づいていなかったわたしは、なんて愚かだったのだろうと歯噛みする。 CDラジカセの話である。 今の家に入居してからずっと、キッチンの背面カウンターにCDラジカセを置いていた。 料理中、音声配信もよく聴くけれど、手持ちのCDも聴きたい。 どうせならラジオが聴けるものが欲しい。しかも薄型であれば場所も取らない。じゃあこのモデルね! と選んだこのCDラジカセの調子が最近どうもよくない。ディスクを認

          わたしの大切な相棒だから

          最近読んだ本たち(2024年4月分)

          4月は出会いの月とよく言われるけれど、ほんとうにそうで。いろいろな方面で新しいつながりができてよかったなー、としみじみしている。 月の前半は娘たちが春休み、または午前中授業ということで、限られた時間内で仕事に追われた。それでも、ちょっとは本を読む時間を確保できた。よし! 残るは「エクササイズをしたあと眠くなってしまう問題」だ。「筋トレしてから本読もうっと」などと思っていると、睡魔に襲われて読めない。どうにかして。 『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー2』 ブレイ

          最近読んだ本たち(2024年4月分)

          このところ雨が多かったせいなのか、ダイアンサス(なでしこ)の伸びがおそろしいことに。 なんだこの勢い……! 赤いなでしこの花言葉は「純粋で燃えるような愛」だそうですが、だいぶ日陰で咲いちゃっててどうなの、と思っています。 あ、しょーもないこと考えてないで、働こ。

          このところ雨が多かったせいなのか、ダイアンサス(なでしこ)の伸びがおそろしいことに。 なんだこの勢い……! 赤いなでしこの花言葉は「純粋で燃えるような愛」だそうですが、だいぶ日陰で咲いちゃっててどうなの、と思っています。 あ、しょーもないこと考えてないで、働こ。

          筋力アップチャレンジ途中経過①

          1. 産後、体脂肪率17~18%を維持してきたのに 筋肉にとんでもない憧れを抱いている。筋肉質で俊敏な動きの持ち主を見たとき、わたしはとてもとても、感動する。この傾向は昔からで、折れそうなほど細い体になりたいと思ったことは一度もない。 双子の娘たちを産むまではホットヨガとピラティスを5年続けていた。自己流の筋トレもやっていたから、そこそこ筋肉はついていたと思う。 しかし、出産後、「産後バタバタしててえー」とか言っているあいだに、みるみる筋肉量が減っていった。産後ダイエッ

          筋力アップチャレンジ途中経過①

          さらば、双子のなる樹

          夫の腕と腰が、限界を迎えつつある。抱っこした長女を下ろす腕が震えている気がする。 我が家の双子姉妹(6歳)は、どちらかというと体格のよいほうだ。「双子ちゃんなのに大きいね」とよく声をかけられる。双子の場合、出生時の体重が少ないことも多いからだろうか。 2500グラムくらいで生まれたうちの娘たちは、現在ほぼ10倍に成長している。小学校に入学したての1年生としては大きめである。 わたしは「あーんなにちいちゃかったのに、大きくなったねえ」と感慨にひたるばかりだけれど、物理的に

          さらば、双子のなる樹