TAJIRI

九州プロレス所属 最新刊『少年とリング屋』(イースト・プレス)発売中 徳間書店か…

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九州プロレス所属 最新刊『少年とリング屋』(イースト・プレス)発売中 徳間書店から『戦争とプロレス』『プロレス深夜特急』 草思社から『プロレスラーは観客に何を見せているのか』 など、著作いくつか。

最近の記事

私的・これまででいちばん体重が落ちた方法

プロレスでも活躍する小笠原和彦先生が、かつて極真会館城西支部所属だった時代。確か昭和60年の第17回全日本大会前だったか。極真の専門誌『パワー空手』に、小笠原先生の稽古方法が特集公開されたことがある。その記事の中で、どのように体重を増やしたのか(当時の先生は100kg以上はあった)というコメント記述があった。 今回のテーマである「体重を落とす」ということとは真逆の話なのだが、そのさいの小笠原先生のコメントの中に、今回のテーマの中身を書いていくうえで大切な言葉が含まれていたの

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    • 人類がAIに滅ぼされる日

      自分の乗る飛行機が墜落する夢を見る。搭乗当日。できれば乗りたくないのだが、やはり購入したチケットをキャンセルすることはなかなかできず、結局ビビりながらも乗ってしまう。それが人間という生き物のさがだと、オレは思う。 先日。韓国でのこと。高速道路。キム・ナンプンさんの車に乗っていた。運転はキムさん。オレは助手席でうとうとしていた。すると時々、ピピッ!ピピッ!と大きな電子音が鳴るではないか。

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      • 2012年8月に韓国を震撼させた殺傷事件と、あるプロレスラー(※ニュース動画あり)

        キム・ナンプンさんから聞いた衝撃の話。12年前の8月。韓国では連日トップで報じられた大事件である。なので日本でも知られているのだろうかとネット検索してみたのだが、ヒットする情報は1件としてなかった。どうしてだろう。事件に関わったプロレスラーは日本でも知名度があるというのに。この「汝矣島(ヨイド)刺殺事件」は、2012年8月にソウル永登浦区汝矣島通りで発生した。

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        • 異なる部分は伝えた、あとは本人が決める

          スターダムのレディC選手に続き、今度はやはりスターダムの水森由菜選手をご指導させていただいた。もともと熊本出身の水森選手。つい2週間前の九州プロレス熊本大会にスターダムの大会PRで参加したばかり。そこからのご縁となった。 稽古初日。基本運動における彼女の動きから判断した限り……

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        私的・これまででいちばん体重が落ちた方法

          反則の奥にある、プロレスの深い深い構造

          先日のノア両国大会。オレは大原はじめに、毒霧からのバズソーキックで勝利した。その日の夜。フィニッシュシーンの短い動画がtwitterに上げられていた。レフェリーを大原のいる方向へ振り、腕と腕がクロスした状態でメリーゴーランドのように回転させ、レフェリーが向こうを向いているすきにこちらを向いている大原へ毒霧を吹きかけ→バズソーキックというシーン。そのtweetに、オレはこんな一文を書き添えリツイートした。 「最近、レスラーでも忘れてるヤツ多いけど、毒霧ってレフリーが見てたら

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          反則の奥にある、プロレスの深い深い構造

          12年ぶりのノア参戦…時はこうして流れてゆく

          三沢さんが亡くなった2009年6月13日。同日の昼。実はオレは初めて、ノアからの参戦オファーをいただいていた。そのオファーの内容とは…

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          12年ぶりのノア参戦…時はこうして流れてゆく

          これで高血圧が下がった?としか思えない、あるモノ

          オレはかなり酒を飲む。なので、慢性的に血圧が高い。そもそも、遺伝的にも高血圧な家系である。機会があるたび意識して測るようになったここ数年、上が140を下回ることはほとんどなかったし、下に至っては100前後をつねにウロウロしている感じだ。

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          これで高血圧が下がった?としか思えない、あるモノ

          ひろゆき氏発言

          各メディアでお馴染みの ひろゆき氏が 『テレビ番組内の演出的な部分を「プロレス」と例えたとみられる』 と書かれた記事を目にした。それに対しTAKA選手が 『「俺の天職をバカにするような発言はやめてもらえますか?」と苦言を呈した』 と、記事は続く。

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          ひろゆき氏発言

          プロとはなんぞや?絶対許さん(※写真アリ)

          プロとはなんぞや?ここ最近で最もムカついた出来事を語らせていただく。昨日の夕方のこと。

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          プロとはなんぞや?絶対許さん(※写真アリ)

          実感・TAJIRIなど比較にならない大仁田さんの凄まじい洗脳力

          先日、アメリカのコンベンションで大仁田さんとご一緒させていただいた。同じブースに二人並んで半日間のサイン会。隣に大仁田さんの姿を認めるにつけ、これは非常に珍しい組み合わせだなと我ながら思ってしまった。なにしろこれまで大仁田さんとの接点はほとんどない。たまたまどこかで一緒になったさい、数回ご挨拶させていただいた程度。試合でからんだことは一度としてない。いや、その可能性はあった。というか、オレ次第で実現していた。しかも一騎打ちで。それについては最後に書く。とにかくオレにとって、ほ

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          3枚の写真……あなたには誰だかわかりますか

          時が流れた……今回のアメリカでは、そんなことを痛感させてくれる再会がいくつもあった。まずはトップ写真の真ん中のおじいさん。あなたには誰だかわかりますか?

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          こんな具合に物事を決めることだってあるWWE

          アメリカのホテルに泊まっている。で、あることを思い出した。そのあることは、7年前にアメリカのホテルで起きたからである。CWCというトーナメントを覚えているだろうか。世界中からクルーザー級の選手を集め、飯伏幸太選手が初めてWWEに登場した、あの大会である。

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          お金を生むちょっとしたアイデア(文中に秘蔵写真公開)

          アメリカにいる。おとといまでは、浅井さん(ウルティモ校長)とライガーさんと、サニー・オノオさんと一緒だった。いまはひとりでフィラデルフィアに来ている。で、おとといのこと。インディアナポリスでおこなわれたコンベンションで、オレたち4人はサイン会をおこなった。

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          考察・日米プロレス絶対経済格差の理由…サニーさんを見た瞬間に感じたこと

          昨夜、4か月ぶりにアメリカに来た。ミネアポリスを経由し、最終目的地である田舎町のインディアナポリス空港に到着。WCWで活躍したサニー・オノオさんが迎えに来てくれていた。 いまさら言うまでもなく、サニーさんのビジュアルは相当にあやしい。そのあやしいビジュアルを目にした瞬間、オレはこんなことが即座に頭に浮かんできてしまっていた。

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          「足し算のプロレス」と「引き算のプロレス」

          先日、スターダムのレディ・C選手が九州プロレスへ出稽古にやってきた。もともと面識はない。しかしあるとき第三者を通じて、電話で話をする機会があったのだ。その少し前、オレはたまたま彼女の試合を何かで目にしていた。そのときに感じたことは

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          「足し算のプロレス」と「引き算のプロレス」

          プロレスにおける『所作』というもの

          プロレスにおいて所作は重要だ。そして、細かな所作にまで意味を持たせることも重要だ。レスリングがうまい、試合運びがうまい、観客の乗せ方がうまい、マイクアピールがうまい、など。プロレスを構成する要素はいくつもあるのだが、そのうちのかなり重要なもののひとつとなってくるのが所作と、そこに潜ませた意味合いではないかとオレは考えている。 では、プロレスの所作とはいったい何か?一例をあげる。斎藤兄弟が全日本に帰国してきてしばらくしたのち。悪役へ転身したさいのこと。確か後楽園大会だったよう

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          プロレスにおける『所作』というもの