私的・これまででいちばん体重が落ちた方法

プロレスでも活躍する小笠原和彦先生が、かつて極真会館城西支部所属だった時代。確か昭和60年の第17回全日本大会前だったか。極真の専門誌『パワー空手』に、小笠原先生の稽古方法が特集公開されたことがある。その記事の中で、どのように体重を増やしたのか(当時の先生は100kg以上はあった)というコメント記述があった。

今回のテーマである「体重を落とす」ということとは真逆の話なのだが、そのさいの小笠原先生のコメントの中に、今回のテーマの中身を書いていくうえで大切な言葉が含まれていたので、あえてこうして冒頭にもってきている次第。

コメントによると小笠原先生はスーパーの特売日に

「タンパク質含有量が高く、その割には値段の安いサバ缶を大量購入する」

と語り、サバ缶をいくつも空けながら米を何杯もかっ喰らい体重を増やしたのだ、と語られていたのである。しかしコメントの最後には

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