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2023年の初詣と熊本城。

今年は帰省しなかったので、昨日はこっちで初詣に出かけた。はて、どこに行こうかなとしばらく考えて、久しぶりに加藤神社へ参拝することにした。人ごみは避けたかったので、朝9時前には熊本城の下にある城彩苑の駐車場に到着。まだ駐車場も空いていた。新しくなった熊本城の天守閣も見学することにして、散歩しながらまずは神社を目指した。

加藤清正公をお祀りしている加藤神社

加藤神社は思ったほど人がおらず、ゆっくり参拝できた。おみくじを引き、ダルマと交通安全守を購入。もちろん金運を招く黄色のダルマである。いやもうね、お金大事なんで。せっかくなので、お正月限定のご朱印新春バージョンをいただいた。お月見バージョンと悩んだが、春っぽい方をチョイスしてみた。

ご加護がありますようにと、ダルマに目を入れました

2023年は、能動的に動けますように。嫌なものは嫌と言えますように。仕事依頼されるときに、金額をきちんと言ってもらえますように。これ、個人事業主になって一番驚いたこと。あるあるなんだろうか? 金額言わずに依頼してくるってどういうつもりなのか一度聞いてみようかな……と、2023年早くもブラックぶんぶんどー発動。言わない人はこちらが尋ねるまで絶対言わないし、尋ねると「え、言ってませんでした?」って必ず言うんだよなあ。そういう対応をされるのは、私の場合一社のみなんだけど、今年はそれを無くしたい。

ぼやいて失礼。

さて参拝後は、チケットを買って予定どおり天守閣へのぼった。真新しい館内には、加藤家時代から細川家時代の築城や城下町づくり、西南戦争前後の熊本城の様子、明治の地震、昭和の天守閣復元、平成の地震からの復旧の様子まで、テーマや時系列に沿ってジオラマや映像、複製資料、当時の写真などを駆使した展示が続く。ぼちぼち見学すると、2時間ほど経ってしまった。

写っていないけど、武将隊がおもてなししていました
展示室の壁にはこんな展示も

天守閣の最上階からは、遠くに阿蘇の山並みも見える。こうして見るととても近く感じられるけど、距離的にはけっこう遠い。

かすかに噴煙が見える阿蘇の山並みと熊本市中心部
くまは、どこにでも出没します……

そして、皆大好き第三の天守「宇土櫓」も一望。西南戦争の始まる直前、原因不明の出火により天守閣や本丸御殿は焼け落ち、2日後に開戦してここは戦場となったのだが、宇土櫓は難を免れ、現在に至っている。平成の地震で南側の続櫓(つづきやぐら)が倒壊する被害を受けるも、五階櫓はあの大きな揺れに耐え、熊本城をシンボルとして捉える熊本市民をさらに魅了したのである。そんな宇土櫓も今秋から素屋根に覆われ、その雄姿を見られなくなる。次に姿を現すのは早くても10年後と見込まれているので、見るなら今のうちだ。

宇土櫓が好きだという人は多い

昨年11月、熊本市は、熊本城の復旧完了時期が当初の計画より15年遅れの2052年度になるという見通しを発表した。

2052年度って、あと30年だよ。
遠い。

完全復旧した熊本城を自分がこの目で見ることができるか、非常に怪しくなってきた(苦笑)。ただ、今だからこそ見られる光景は多く、定期的に訪れる習慣は変わらないと思う。

まだまだ崩れた石垣や落ちた壁など痛々しい部分はたくさんある。でも今ならこんな空中回廊が設置されており、以前とは違う景色を眺めることができる。

地震以前は下から眺めていた石垣を、
空中回廊で間近に!

有名な「二様の石垣」も、空中回廊からダイナミックに見学できる。

異なる時代に造られた2つの石垣「二様の石垣」。
上に行くにしたがって勾配がきつくなる熊本城の石垣は
「武者返し」と呼ばれています
お土産用のミネラルウォーター。
こちらは細川家の九曜紋バージョン。
加藤家の蛇の目紋バージョンもあります

久しぶりの城散策は1万歩。歩いた歩いた。
お正月も終わり、今日から平常運転。
休みなんてあっという間だ。

一年前の今頃は朝ドラ『カムカムエヴリバディ』で盛り上がり、ふかっちゃんの昔のドラマ『恋ノチカラ』再放送を観ていた。そして大河ドラマ『鎌倉殿の13人』の初回に爆笑&震えていた。あれから一年経ってしまったなんて、恐ろしいな、時の進み方が。

気持ちを新たにして、今年も一年面白いドラマに出合えますように!

#この街がすき #スキしてみて #熊本城 #加藤神社 #初詣 #エッセイ #2023年初詣 #一年のはじまり

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