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外国で2回も締め出された話

外国に住んでいた頃、
2度も家に入れなくなったことがある。
1度目はフランスに留学中、
カフェで夕飯を食べていたら置き引きに遭って、
鍵が入ったバッグを取られてしまったので、
家に入れなくなった。
夜だったのでその日は仕方なくホテルに1泊し、
翌朝、不動産屋に駆け込んで、
鍵を即付け替えてもらった。
友達が一緒だったから
お金も立て替えてもらえたし、
まだ助かったようなものだが、
手ぶらでホテルに泊まるというのは、
かなり不安な経験だった。

2度目はアメリカに住んでいた時。
家がオートロック式だったので、
鍵を持ったか必ず確かめてから
ドアを閉めていたが、
その日は夫に「鍵、持った?」と聞いたら
「うん」と言うのでドアを閉めたら、
「あっ、持ってなかった!」
と言い出すので一気に顔が青ざめた。
また夜だった。

仕方がないので集合住宅の入り口で誰かを待ち、
鍵の会社を調べてもらって、
また鍵を壊して付け替えてもらった。
外国で2回目…。
しかもその日はハロウィンで、
アメリカではみんな仮装をして出かける日。
入り口でつかまえて協力してくれた人は、
ネコのメイクをしたまま
真剣な顔で鍵屋さんを調べてくれた。
最初は浮かれ気分で帰って来たところに、
家に入れないから助けてと
必死の形相で言っている人たちを前に、
ちょっと気まずそうにしていたが…。

外国で、しかも夜で、
「今夜は家に入れない!」と思った時の心細さ。
でも結局は何とかなるのだなと思った。
運がいい方だからかな。
でもどちらにしろみんな、どうにかはなるよね。
小さい頃に、親に叱られて締め出された時も、
どうにかなったし…ってこれは話が別か!

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