見出し画像

ぷりぷり遡り日記 8月26日

遡り日記。木曜日は朝から県立図書館に行って、山についての本を先にピックアップし、WIREDを読んだ。WIREDは興味深い話題を取り扱っているが年に数回いつの間にか出てる感じなので図書館で読むのがちょうどいい。住む場所を選ぶ、隣人(関わる人)を選ぶというわたしには熱いテーマだった。海外の貧しい子供達を助ける活動をしている知人に対して胡散臭さを感じていたのだが、多分それは隣で困ってる人に気付いていない、または無視をしているから。しかしやらない善よりやる偽善?なのか?そうだったとしてもなんかおかしいという気はする。
おじさんがめちゃくちゃ咳をしながら雑誌のコーナーにやって来て、1人2人と周りの人が席を立った。友人との待ち合わせ時刻が近かったのでギリギリまでメモを取り、わたしも雑誌を棚に戻して本を除菌ボックスへ入れ(青紫の光が出る)、エントランスへ向かった。なんか変な世の中になった、と感じた。しかしわたしもまだワクチンを1回しか打っていないから怖い。そこから友人と合流し車に乗せてもらい、南へと下った。
まず臼杵市の幸悦という店でラーメンを食べた。細ストレート麺だけど少々もっちり感のある食べやすい麺にシャキシャキのもやし、あっさり系のとんこつスープがバチバチにうめぇ。替え玉のシステムが他店とは違い、スープに入った麺が来るので実質2杯食べられる。意味不明だがありがたい。幸せになった。
そのあと津久見市というところへ初めて行った。昔はバリバリのヤンキーの街だったと聞きながら歩いたが静かな街だった。駅前にも人がいなかった。つくみんというキャラクターは顔が怖い気がする。みんなはどう思いますか?

散歩中に脱水気味になり汗が噴き出て頭がクラクラした。あまり気にしないようにしていたがだんだん気持ち悪くなってしまった。冷たい飲み物を買ってもらってごびごび飲んだ。
そのあと干潮の時間に合わせて網代島という場所へ行った。昔地球に隕石が落ちた痕跡が地層に含まれるそうで、地層は縦になっていたり、剥き出しの状態だ。海側からプレートが押し寄せてきているはずなのでここで圧迫されて隆起し、縦になった部分もあるんだろう。なんかザクザクに切り立っていて危なかった。磯では白いカニと黒いカニが交尾していた。島の周りを探検しているときにデカいハエみたいなアブみたいな虫がわたしのシャツに張り付いていた。払って追い払ってもまたわたしのシャツにくっつく。友人にはくっつかない。わたしはかなり汗をかいていたのと、最近お菓子だけ食べて生きていたので、体から汗と一緒にお菓子の成分が染み出して虫に好かれたのだろうと考えた。元から虫に好かれやすいので今後本腰を入れて対策したい。
網代島周辺の海岸は、松島とか三陸の景色を思い出す入り組んだ地形で、島が多く、海は穏やかだった。佐伯の方に下り、道の駅から番匠川という川へ降りることが出来た。番匠川は浅い川で透明度が高く、川底の石や魚がはっきり見える。なんか九州の中でもダントツにきれいな、有名な川らしい。何も知らんかった。靴を脱いで川に入ると水は冷たく、思ったより流れが早かった。ハヤがけっこーたくさんいた。水の中に立つと、わたしの脚の部分から流れが変わるので、ハヤがたくさん寄ってきたように見えた。なんかうれしかったw 彼らは水の中でとても滑らかに美しく泳ぐ。
わたしたちがハヤと呼ぶ魚は実際は何種類かに分けられるらしい。地元では子供の頃から川にいる「泳ぐのが速くシュッとした魚」のことをハヤと呼んだ。詳しく分けたりはしていなかったと思う。
Wikipediaで「ハヤ」をみるとウグイ、アブラハヤ、タカハヤ、オイカワ、ヌマムツ、カワムツなどとなっている。でも泳ぐのが速い魚たちだから、捕まえないと個体を調べることができない。しかし家で飼うのが難しいような川の中でしか生きられない魚を無用に捕らえるのは気が引ける。魚は人間の体温で火傷してしまう生き物なので、飼う時食べる時を除いてなるべく捕まえないようにしたい。まぁわたしはお魚食べるの大好きなので、もしハヤの類が捕れたら日本酒ベースでよく煮てセリとなめこを加えた汁物にしてみたい。夢が広がりんぐ。
いつも疑問に思うことがある。食べることができる動植物は地球にたくさんあるのに、わたしたちが普段食べている野菜や家畜はほんの数種類じゃないか?なんか著しく種類少なくない?大体普通においしいけど。山菜食べるのって春だけじゃん。ジビエは物好きが食べるものって雰囲気。そう考えるともっとようわからん食材にトライしていきたいという気持ちになる。というわけで今年もモクズガニ捕りに行きたいなぁ。

生きていたいし絵を描きたいし文章書きたいしごはん食べたいと思う。