【blog】漫画制作が義務になると楽しくない
SNSに漫画を投稿して3年が経つ。「そろそろ婚活始めます。」「エイリアンズ」「窓の中」「トレモロ」「映画みようよ。」などの創作漫画を中心に描いてきましたが…
正直最近、疲弊していました。
初期の頃は投稿すればフォロワー数が増えていいねがもらえて、それだけで楽しかったが、新たな作品を発表していくたびに「期待」がプラスされていき、楽しいものにしなければと言う義務を感じてしまうのだ。
それでフォロワー数やいいねが増えないと心が焦っていく。次第に「なぜ趣味でこんなにも苦しまないといけないのだろうか。」と思ってくるのだ。
そういった発言をすると「いいねのために漫画を描いているんですか?好きなものを描いたらいいと思います。」と言われる。ありがとうございます。
でも、「好きなもの」がそんなにポンポンでてきたら苦労しない。物事にはフェーズがあります。そして、好きなものを描くにはモチベーションが必要なんです。初期フェーズは衝動のままに描けば良い。でも年月を重ねるたびにそれだけでは済まなくなるのです。
グダグダ言わずに面白いものを描けばいいじゃないと言われたらもう話は終わりですが。
漫画を描くのは想像を遥かに超えた大変な作業です。基本的に休日は丸一日潰れます。1秒で読めてしまうコマも作者の意図があったり、背景を描くのに膨大な時間がかかっていたりしていて、下のページのように椅子を描くだけでも大変!笑
そもそもその漫画を描き始めるために数ヶ月は文字だけのシナリオを書いていて、投稿された漫画を読んでいる時点で作者の漫画制作の7〜8割の作業は終わっています。
そんな中、SNSでは下心を持って近づいてくる人がいる。作者を独り占めしたいがために、作者にしつこく付き纏うのは仕方ないとして、作者の周りやすでに関係性が構築された集まりに迷惑をかけるのはマジでやめてくれと思う。
諸々のことが重なり、結果として私は疲弊しました。
リハビリとして1〜2ページで完結して、ただただ自己満のエッセイ漫画を描くのは楽しい。※読者の方に楽しんでもらうために練って描かれているエッセイ漫画家さんの描くものとは区別して頂けると幸いです。
以下、2ページで終わるエッセイの例
こちらのエッセイ漫画にはストーリー性はなく、事前にシナリオを書くこともない。ただただ思ったことを書き綴っているだけなので楽です。これぞ趣味!
そして、絵を描き始めた頃からずっと楽しく描けているのはセクシーイラストです。笑
可愛い女の子を描くのってなんでこんなにも楽しいんでしょうね。。。摩訶不思議。
なんとなく思うんですけど、インスタ漫画が流行り始めた頃の2017年という自分と同じタイミングで漫画を描き始めた方々も最近疲れていませんか?どうなんでしょうか。自分だけですかね。
もしそうだとしたら是非、会って話しませんか?
共感してもらえたらメッセージを頂ければと思います。やっぱり創作の楽しさって作品をつくる部分はもちろんなんですけど、自分の場合はその過程で様々な人に出会えるところもある気がするんです。
なぜならSNSの投稿を続けられたのも他の絵描きさんと出会えたり、リアルのイベントに出展して大好きなフォロワーさんがたくさん来てくれたりして、本当に嬉しくて楽しかったんですもん。
そして絵描きさんだけでなくて、音楽家やサウナー、ライターなどいろんな分野の方々と関わることで新たな創作に繋がることもあります。
趣味の絵描きとしてはやっぱり楽しんで描くことが大事だと改めて思いました。そのために多くの人と関わりたい。
別に意識高い話なんてしなくていい。クリエイティブな話なんてしなくていい。ただただ下ネタで笑っているだけでいい。美味いメシや酒が飲めたらいい。一緒にランニングしてサウナ行ってもいい。
仕事や趣味に没頭している人はもうそれだけで魅力的なんですから。