230703_Twitterが終わる

もうさすがにダメだろう。
「おすすめ」と称して見たくもないツイートを見せられたり、サードパーティを締め出したりしていた時期から正直だいぶ怪しいなと思っていたが、今回のAPI騒動は致命的だ。
「結局他の人も見れていないのだから」と思う余り、自分から何か呟こうという気持ちが圧倒的に薄れてしまった。流れてくるのはイーロン・マスクへの異論(イーロンだけに)、移行先SNSの候補、その日のAPI規制が解除されたことに安堵する声ばかりだ。情報の質はどんどん下がっている。見る価値がなくなっていき、ますます人は減る。悪循環でしかない。たぶんTwitterというSNSの規模は限りなく縮小し、mixiという会社がmixi以外で収益を上げる、という形みたいになるのだろう。

僕もほかの人と同様にTwitterには思い入れがあった。自分が大学受験で浪人をしていたときに支えたのはTwitterだったし、そのときに一緒に頑張った人たちと受験が終わってから会ったりした。大学受験だけでなく、節目節目に大変に助けてもらった。Twitterのおかげで出会えた人は数十人を優に超えるし、Twitter上だけだが何年も仲良くさせてもらっている人も何人もいる。リアルでそこまで親しくしていたわけでもないのに、Twitterのおかげでリアルでも親しくなった人も何人もいる。
だが、もうTwitterは沈もうとしている。もうTwitterでなくても良く、何かをきっかけに、きっと皆が散り散りに動いていくのだろう。mastodonなのかblueskyなのか。Metaがそろそろリリースする新しいSNSなのか。
もう卒業間近だ。「卒業しても、進学しても仲良くしようね」と声を掛け合って、卒業したあとに仲良くする人はどれだけいるだろうか。とはいえ、そこには新しい世界もある。

いまやTwitterの思い出話という卒業文集が巷に溢れている。あとは卒業アルバムを取りまとめ、親しい人と連絡先を交換し、仰げば尊しを歌って、それで終わりだ。次に卒業文集や卒業アルバムが取り出されるのは、我々が何かに遭ったとき、そのときしかないのだろう。

避難先一覧:https://linktr.ee/zzz__333


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