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森薫先生の落書き集『SCRIBBLES(スクリブルズ)』を手に入れました。

最寄駅の中にある本屋。平積みされた単行本を見て走る衝撃。完全に情報を見逃していた……と1番上にある単行本を手に取る。漫画家・森薫先生の落書き集『SCRIBBLES(スクリブルズ)』だった。

スクリブルズは落書きという意味だという。文字通り、漫画ではなく、これまで森先生が描き連ねてきた落書きをまとめてある。落書き、と言ってもこのクオリティが、落書き……? と目を見張る。鉛筆画とはいえ圧巻の筆力、伸び伸びと描かれた、迷いのない線。1ページに1枚ずつの掲載! まだパラパラとしか読めていないが、これからじっくり眺めていきたい。でもちょっとしか見れていないのに、すでに「好き!」とか、「こういうのが気になっている!」といった好奇心が溢れ出ているのが伝わってくる。

しかも各作品ごとに先生のコメントもついていて、見応えだけではなく、読み応えもある。落書きとコメントの相乗効果で、何か新たな物語が紡ぎ出されるのではないか、という期待が勝手に膨らむ。冒頭のみ提示される書き出し小説のようだ。

これまでの森先生の連載作品に関わる落書きもたくさん載っている。私は『乙嫁語り』のファンだが、同作品の「創造を広げるためのスケッチ」を見つけた。この一枚からあの雄大な物語が始まったのか、と思うと胸が高鳴る。

これから眠る前に少しずつ読んでいこう。ああ、偶然だったとはいえ発売日に手に入れられてよかった。

最後まで読んでいただき、本当にありがとうございます! サポートしていただいたら、大好きな漫画やコーチング関連の書籍等に使わせていただき、noteや日々の活動に還元できたらと思います。