瀧本さんの伝説の講義を読んでの感想

私は瀧本という人を存じなかった。
全くもって初めて見た。
今日の午前1時にたまたまTwitterに流れてきたのだ。

『2020年6月30日にまたここで会おう』特設noteである。

ここで、彼が2012年に当時の10-20代を対象に行った講義の内容を見た。

面白かった。

ひたすらに面白かった。

ここ最近のコロナ騒動や都知事選、全般的な科学リテラシーの問題などに対して思うことの答えがそこに記されていた。

自立し、
仲間を作り、
持ち場を増やし、
パラダイムシフトを起こせ。

2020年は、その中間結果を報告する年として設定されていたようだ。

さて、私は今これを初めて見たわけで、そうすると2028年ごろまでに何をするべきか?を問われているわけである。

そして、現時点で私が感じているのは、
何の縁かは知らないけども、
2012年に瀧本氏が講演で語っていた内容そのままといっても良い。

コロナの対策、それらから顕わになるリテラシーの低さの問題。
誰かに頼るしかないために右往左往し、結果的に最悪を導くような人の動き

個々の人には限界があり、処理能力もばらばらである。
全員が全員、適正な判断を行えるなどという未来は恐らく来ることはないだろう。

だから、これらを打破するには、

全ての人が
・因果関係を理解できる
・より良いものを選定できる観察眼を持つ
ようになり

能力のある人間が
・様々な方向に進むリーダーになる
ことが必要だ

そんなこと思っていた。

自分には何が出来るか
私の宿題は何になるだろうか?
と考えると、それはボトムアップの作業の方になるだろう。

知識の伝授すべきものの選定という意味で、今の義務教育は必要なところを満たせていると思う。
問題は、個々人で理解の仕方が異なるのに対し、アクセス方法が限られており、伸びにくい生徒というものが厳然と存在するところだと思っている。
なので、簡単なことを、直観的に伝えるための工夫をしていくことが必要がある

それは例えば、
・数式を入れ、数のまとまりとして動画化する
・文章を画像に書き起こす
といったところなんかは今でもパッと思い浮かぶ。

因果関係の理解には"てにをは"の理解が不可欠で、それを学ぶのに文章題を数式や図式に落とし込むことは良い勉強になるだろう。それをしていく必要がある。

それと、これは本質的な情報なのだと思っているのだが、
”頭の中に一度に埋め込める情報量”
という概念をもっと調べていきたいと思う。

頭の中に5文字を蓄えられない人間に、2桁の計算の暗算は不可能
そんなことを常々実感する。
そして、この手の人はかなり多くいるだろうという実感がある。

この”一度に頭に埋め込める情報量”という能力が開発可能なものかは知らないが、

・開発可能ならばその方法を
・開発可能性にかかわらず、システム的な回避方法を

伝えていくことは必要だろうと思う。
勉強をする副産物の一つに、自己効力感を増していくという効能があるが、現状ではそれを目減りさせるような結果になっているように見えるので。

システム的に回避できる現行教育制度上の不整合
を草の根的につぶしていく作業をしていきたいなと。

そのためにはプログラミングを理解していくことが当面の課題になるかな。

たぶん、人間の賢さ…学習力は、もう少し高いところに収まっていて良いはずなのだと思う。そんな未来を創るための何かをすることが私の宿題。

だと思ってこれからの日々を過ごしていく

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