考えすぎる友人へ

僕の友人、元職場の同期はとてもよく考える人だ。そして頭の中で作戦というかプランとかを考えて話してくれる。その内容はとっても自分のことをよく見て考えているように見えるし、この先の未来を見据えて自分自身がより良い環境で生きていこうかを会うたびに話してくれる。
僕は基本的には聴く側の人間なのだ、話すとなると背中汗というか緊張が身体から湧き上がってきて何を言いたいのか纏まらない時が多い。そんな自分自身の性格も相まってか、彼のような人は羨ましいと思う反面「そんな考えているのに、彼はあまり実行していないな」という思いが浮かぶ。それと…「思うようには行かないんだから、とりあえずやってみたら?」とも思う。

「…をやってみたいというか、自分が年齢を重ねていったときのことを考えて〜」
「とりあえず、今は情報を収集して…」

彼とは約3年ほどの付き合いだけど、口から語られるのは少し先の未来ばかり。それで今、自分は何ができるの?と問いかけてみても「なるほどね」と返せる言葉は返ってこない事がほとんど。夢を見るということは大いに賛成だし、日常的に暗い感じよりかはずっといい事だと思うけれど多分、あなたが語っていることは題材を変えて同じようなテーマとなっていることだと思う。だからその、今出来ることぐらいは明確に持っておかないと「語るだけの人」になる。人生、そうそう大きく変わったりしない…地道にコツコツとやっていくしか行きたかった場所には辿り着く事ができない。だからこそ、そこまで綿密な作戦はやる前からカチカチに決めるようにはしない。僕の場合は目標としての売上を設定してとりあえずあそこに向かって頑張る…スタートし始めた時はただそれだけ。
まぁ、あまり比べられないものかなと思うし、これ以上広めるようなことはできないからあれだけど「カチカチのプランばかりを組んで大丈夫?」とは言いたい。
ただそれだけ、行き当たりばったりな人生というのも悪くはないんじゃなかろうか?

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?