雑談 一年の経過

そういえばようやく1年ほどが経過した。1年記念日という感じなんだけれど、いったいどういう記念日なのかというと「僕が正社員を辞めて好きなことで生きよう」と決めた日なのである。
僕は元々、介護職員として働いていた。都内の有料老人ホーム、わりかし有名な企業だと思うけれどやっぱり現場っていうのは大変で新卒から残業していたのは良い思い出である。そんな会社だけど僕は3年ぐらい勤めていた、辞めた理由は適応障害と創作活動をメインでやりたいという気持ちが絡んで退職した。7月に病気を起こして退職、退職金は出なかったから貯金もなかったし殆ど家に引きこもって創作活動をずっとしていた。
今ではアルバイトをしながら創作活動をしている。1年というのは結構、あっという間だったな〜って思いはこの1年かなり強い。正社員の時も同じような時間を進んでいたと思うけれど、好きなことをやり続けている日々というのは個人的に正社員で働いていた時よりも体感時間は早く感じた。
「もう夕方なの?嘘だろ…全然終わってないんだが……」
そんなことを感じるのが多い日々。好きな小説の設定を考えている時間、内容を書いている時間、加筆修正をしている時間、なんてやりたい事がたくさんあって全部を満喫したいからものすごく24時間が早いと感じる。
こんな話をするとやっぱり出てくるのが、儲かるか儲からないかっていう話題だけど正社員の時よりかはお金はない。けれど、死んだ精神で日々生きている時と比べたら十分マシだ。会社っていうのは楽しいという言葉で居座るような場所ではないっていうのは十分理解している。だって、大半のことは楽しくない。ほんの一部である自分が楽しいと思う事のために1対9ぐらいの割合で嫌なことをやらなければいけないし、嫌な人と仕事しなければいけないだろう。
僕はそんな事が嫌で正社員で働きたくなかった。自分の本音を話してしまえば、あまりにもクズだな〜って思うところはいっぱい出てくる。

働きたいか?そんな話をとある飲み屋で話した事がある。働くってなんだろう、この話題は学生の時からずっと考えていたりして今でも悩む時があるが、僕自身…誰かしらに必要とされているのであれば、それが「働く」になるんじゃなかろうか。
バイトでも俗にいう底辺でも、社長さんでもなんでも良い。誰かに必要とされているのであればそれは働いている事だろう。それで働きたいか?という問いに関してはYESとしか答えられない。だって、僕は自分で書いた小説でシコシコしてもらいたいからだ。誰かの精事情に関わっていたい。ちょっとでも、僕の書いた作品でシコシコしてもらえればいいし、役に立っているのであれば十分働いていると自信を誇れる事ができる。

1年過ぎたことで考えることも色々と変わった。無職…フリーターの作家となって早くも1年、あのときずっと俯いていた自分に対して「来年もちゃんと働いているから安心して書きたい小説をかけ」そんなことを言うことだろう。

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