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中国大学院オンライン申請(修士項目)①


こんにちは、山林檎です。

私が受験した2024年度における、中国の大学院へのオンライン申請のことを書いていきます。

私はJASSO等の中国政府奨学金を通してではなく、個別に各大学のホームページ上で申請をしたので、その時のことをまとめていきます。

まず最初は、必要書類についてまとめていきたいと思います。



私は今年、4つの大学院を個別に受験しました。
大学によって、細かい違いは何箇所かあったものの、以下のものは全ての大学院において必要でした。

最終学歴の卒業証明書(英語か中国語)
最終学歴の成績証明書(英語か中国語)
証明写真(背景は白か水色、形式はJPG)
パスポートの個人情報ページの写し
語学力証明書(HSK等)
研究計画書(中国語で受講するプログラムの場合は中国語、英語受講の場合は英語)

また、学校によっては必要あったのが以下の書類です。
無犯罪証明書(有効期間6ヶ月以内)
推薦状2通(中国語か英語)
外国人体格検査記録(有効期間6ヶ月以内)
経済力証明書

個人的に全てを揃えるのが結構大変だったので、それぞれの書類について具体的に書いていきたいと思います。


① 最終学歴の卒業証明書


大学の学部を卒業したことを証明する書類を提出します。卒業した大学で申請すると、英語の卒業証明書を発行してもらえると思います。在学中の場合は、卒業見込み証明書を提出することになります。


②最終学歴の成績証明書


学部時代どんな科目を取って、どれくらいの成績だったかを確認するための書類です。①と同じく卒業大学の事務室で英語のものを発行してくれるはずです。


③証明写真


就活で使う感じの写真をアップロードします。
合格した場合は入学後の学生証の写真にそのまま使われる学校が多かったです。

④パスポートの個人情報ページの写し


パスポート見開き一ページ目の、写真とか名前があるページをアップロードします。

学校によっては、すでにビザがある場合はビザのページや渡航記録のページもアップロードが必要だったりしました。

⑤語学力証明書


中国語のプログラムの場合はHSKの成績証明書をアップロードします。

英語に関しては私はTOEICのものを提出したのですが、英語得意だったりTOEFLの高いスコアを持っている方は中国語のプログラムでも提出しておくと若干有利な気はします。でも、必ず提出しなければいけないわけではなかったです。


⑥研究計画書


中国語受講のプログラムなら中国語、英語受講なら英語で書く必要があります。

今までの学習経歴仕事の経歴や研究成果、大学院での研究計画、卒業後の展望などについて書いていきます。

けっっっっこう私は時間がかかったので、計画的に執筆することをおすすめします……。

中国への翻訳に関しては、私の場合親が中国出身なので、自分で日本語で一旦研究計画書を書き上げてから、親に見てもらって中国語に翻訳してもらいました。その後、複数の中国出身の方に見てもらってニュアンスなどを確認してもらいました。

日本語で書いた下書き段階のものも最終的に中国語になったものも色んな人に見てもらってアドバイスをもらった方が良いと思います。

字数に関しては、復旦大学と上海交通大学が字数制限なし、華東師範大学が1000字以上、上海外国語大学が1000字程度でした。
ただ、基本的に字数よりも、内容に一貫性があるかや研究内容の方を見られると思います。


⑦無犯罪証明書


上海交通大学では申請段階では必要なかったのですが、他の大学では提出を求められたので、多分多くの大学では求められるんだと思います。

都道府県ごとの警察署で発行してもらえます。
私は東京都在住なので警視庁で手続きをしました。
警視庁の場合、本人が行って手続きする必要があったこと、申請から発行まで1週間程度かかったことから余裕を持って申請した方が良いと思います。

ちなみに、この書類開封厳禁で封筒に入った状態で渡されるのですが、アップロードどうやってやるねんと思って大学に問い合わせると、ほとんどの場合空けてスキャンしちゃって良いよ〜と言われます。
良いんだ……

⑧推薦状2通


中国語か英語で提出します。

学生の場合は大学の研究室の教授や学科長、社会人の場合は卒業大学の研究室の教授や職場の上司(仕事と関係のあるないようを専攻する場合)になってくると思います。

推薦状ができるまでに推薦者と結構やり取りすることになるので、推薦状の依頼は早めに行っておくことをおすすめします。遅くても出願の3ヶ月前までにはお願いしておくと良いと思います。

学校によって違いますが、多くの学校では受験者が推薦者にリンクを送り、推薦者がそのリンク内で推薦状を提出するシステムを採用しています。
なので、提出時には推薦者とのスケジュールを調整しておくと良いと思います。


⑨外国人体格検査記録


申請の段階でこの書類が必要になる大学もあります。
私が受験した大学だと、復旦大学、華東師範大学で提出が求められました。
ネットで検索するとこの診断を行っている病院がヒットすると思います。
私は日中友好医院で行ってもらいました。
混んでいたりすることもあるので、予約は余裕を持ってしておくことをおすすめします。

⑩経済力証明書


私が受験した大学の中だと、復旦大学でこの書類の提出が求められました。
書類のフォーマットは大学のホームページに掲載されてました。

経済力を担保してくれる方の名前、勤め先や本人のサイン、預金の残高証明書のスキャンなどが求められます。親族になってもらうことが一般的ですが、社会人で貯金が一定以上ある場合は自分自身がなっても大丈夫だと思われます。

ちなみに、預金の残高証明書は申請から発行まで1週間か2週間かかった記憶があるので、必要な場合は余裕を持って申請した方が良いです。


まとめ

書類全部揃えるの、めっちゃ大変!
でも前もってやらないと、大変なことになる!

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