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地図とスマホと老眼と、、(ベテランライダー達へ捧ぐ)

単車乗りの中でもベテランと呼ばれる方々は、ご存じでしょう、
タンクバックの上部が、透明のビニール張りになっていたことを。
そう、かつて地図を入れていた場所のことを。(今でもあるのかな?)
 
目的地が記載された地図のページを広げ、
タンクバック上に、見易いように入れておく。
ちょうど信号待ちの場面で、いや、慣れれば走行中にでも、
下を向けば地図が見れるわけです。
 
ところが、十数年ぶりに単車に乗り出してみたら
びっくり、世界が大きく変わってました。
 
そう、タブレット端末の登場ですよ。(今ごろ、、、)
 
いちいち新しい地図に更新する手間もなく、
目的地の最新の道路情報をすぐに表示してくれる。

何なら、目的地までの距離や時間や渋滞状況まで教えてくれます。
そのうえなんと、自分が今いる ”現在位置” まで。
これは、もう進化なんてものじゃないです、革命ですよ!

さらに、ヘルメットに仕込んだインカムと連動して、
目的地までの道順を、耳元で案内してくれるじゃあ~りませんか!(チャーリー浜さん風)

これが一番大きい!

何故なら、いい歳になって初めて気づくのですが、
小さなスマホの地図なんて、老眼では全く見えません。(わたくし、視力は1,5あるのですが、、)

だから、新たにヘルメットを選ぶとき、中に老眼鏡が装着できるタイプにしたのです。
でもよくよく考えれば、老眼鏡をずっとつけていたら前なんてぼやけて見えないことに、後になって気づくわけですよ、、、

深夜の路上では、暗くて地図なんか見る気にもならないです、、

そこで登場するのです、「インカム君」が、
これはイイ!

スマホのナビと連動させれば、画面が見えようが見えまいが、
綺麗な(想像・・)お姉さんの声で、ちゃーんと道順を案内してくれます。
それでもたまに、道を行き過ぎちゃうこともありますが、、、

まあそんなこんなで、いま現在になって、あらためて思うわけです、
昔は、単車乗りが老眼になったら大変だっただろうなと・・。

下を向いても、せっかくタンクバック上に仕込んだ地図は、
まったくもって見えないわけです、近すぎて!

じゃ、どうしたか、
単車を道端に停めて、ヘルメットを脱いで、老眼鏡をかけて、地図を引っ張り出して、
あー面倒くさい!
「加齢」という逃げられない現実に、きっと道端で、独り腹を立てていたに違いありません。
もしかしたら、それが原因で単車を降りちゃった方もいるのかも、、

まったく、今は恵まれています。

でも、さらにもっと言わせてもらえるなら、
地図のことだけじゃないんです。
チョークに押しがけ、段機運転、ETCにアンチロックブレーキなどなど、
それらは、また次回で、、、

最近になって、はじめて単車に乗り始めた方には、きっとピンとこないと思いますが、
いやホント、
毎回、あまりの便利さに ”両手を合わせて” 単車に跨っている、
そんな、視力1.5で老眼の、
ワタシなのでした。
:ZxTone


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