ホームレスが気になる私。

子どもの頃から、ホームレスが気になっていた。

公園で遊んでたら飴をくれたり、ニコニコ話してくれた。知らないおじさんだから、話したりついて行ったりしてはいけないのはわかっていたが、もらった飴🍬さえも食べて良い物か悩んだ記憶がある。

一人暮らしを始めた時も、家のすぐ隣の公園に住み始めたおじさんがいた。嫌がるのが普通かもしれないけれど... いつもニコニコしていて、いつしか公園の掃除を始めていた。服を洗っていて、大事なところを隠せていなかった日もあったので、一般的にはあまりよい状況では無いと思うが、悪い人には見えなかった。ただ、恐らく知能が発達しきってない様に思えた。所謂、脳の発達障害の分類に属するのではないかと。だから知識を得られず、生きる術がホームレスしかなかった様にみえた。

2人とも悪い人には見えなかった。

こういった人に出会うと、何故かいつも私に何かできる事はないのかと思う。一時的なお金を渡しても余り意味がなく思えたし、私には人生までサポートできない。何が出来るのだろうか。最後に必ず思うのが、ホームレスという生き方が居心地の良い環境である人の可能性がある。お金も幸せになる為の手段のひとつだけど、そうではない人もいる。わからない。

もし私がとんでもないお金持ちで、彼らの生活費を保証出来たとする。だけど、人は与えられるだけでは心が満足できるとも限らない。誰かの役に立ちたいとか、誰かに感謝されたいとか、誰かに認められたいと思うものだと思っている。だけど、発達障害の度合いによっては、上の承認欲求の話よりも前に、誰かによって生活を保証されなければ生きられない。

何ができる事があるだろうか。今日も悩む私。


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