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言葉にココロはあるのか?

こんにちは、今回は学生時代に学んだことを紹介します。

私は、社会言語学という日常で使う言葉と社会の関係性について学んでいました。
今回はことば、心、社会の3つの関係性があるのかということをある理論を元に紹介します。

アコモデーション理論

アコモデーション理論 (Accommodation Theory)とは、ジャイルズ (Giles)によって提唱され、相手によって自分の話し方を変える現象を説明するための理論。相手の言語能力によって話し方を変えるフォリナートーク、赤ちゃんに対する話し方のベビートーク、世代間のギャップを無くそうとわざと若者言葉を使って年下の人々に受け入れられようとすることもその一種。その性質からダイバージェンスとコンバージェンスに分けられる。
平成25年度日本語能力検定 問題解説より
https://nihongonosensei.net/?p=13544

何だか、難しいことを書いていますが、
結論から言うと、相手の言葉を使って、相手の心と自分のココロを近づけるということです。

ここでいう社会とは、私たちの身の回りの世界のことを指すと考えます。
例えば、関西人ではない人が関西人と仲良くなるために、似非関西弁を使うようなものです。

次に、引用部分にもあるように、ダイバージェンスとコンバージェンスということについて説明します。
ダイバージェンス (Divergence)とは、発散という意味(離れる
コンバージェンス (Convergence)とは、収束という意味(近づく

さらに、深く調べてみると、アコモデーション理論には4つのタイプがあることを学びました。では、それぞれの具体的な特徴について、考えていきましょう。(下の表をもとに解説していきます。)

スクリーンショット (76)

A: 社会的収束もあり、心理的収束もある。

例えば、似非関西弁?と考えます。
はじめて、地方から遊びに来た人が関西の知り合いと話す際に、
無意識か自らの意思で関西弁を使って、知り合いとさらに親密になろうという時に使うのではないかと考えます。

B: 社会的発散で、心理的収束はある。

社会的発散とは、今回であれば共通の言葉を使わないことを指します。
例えば、現在大阪から東京へたくさんのお笑い芸人さんが進出しています。
私が現在、イチオシのすゑひろがりずさんはこれに当てはまると考えます。
彼らは、狂言風漫才師として、古語を使っていますが、とても面白いです。
心理的収束として、「笑いが生まれている」とも言えるのではないでしょうか。
(宣伝:すゑひろがりず局番https://www.youtube.com/channel/UC0vhOipAozD9bZcNy6CTpgQ)

C: 社会的収束はあり、心理的発散はある。

心理的発散というと、いわゆる「距離を置く」という状態ですね。
これは、「相手との距離は置いて」いるものの、同じ言葉を使う時ですね。

この場合、スパイが該当すると考えます。
スパイはある国から敵国に侵入し、そこでの所作や言葉を使うという親密感を出そうとしていますね。

D: 社会的発散も、心理的発散もある。

「距離を置いて」、対話相手と関わろうとしないという状態。
つまり、話しかけないで状態ですね・・・

いかがだったでしょうか?
今回は、専門的で難しい内容になりました。この理論を元に、日常生活でも活かしてくれると嬉しいです。
さらに、詳しく学びたい人は、URLがあるのでご覧ください。
https://www.youtube.com/watch?v=nFfzYCGfIOQ

以上、繊細さんが学生時代に学んだことまとめでした。



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