最近、家族の間でいざこざがあってかなり心が荒んでいる。 かといって、別に病むなんてレベルには到底達していないが、辛苦は書き表すといいというのをどこかで聞いた気がするので、では早速書き表してみよう、と思った次第だ。 辛苦を書き表す、即ち、この記事には毒がかつてないほど含まれている。 だが、あくまでテイストは作品、という体にしようと思うので、どこかに住んでいる文学好きが書いた、ダークな作品と思って見て欲しい。もしイタいと思われたら、即刻ブラウザバックを。 待ってくれない時
私の同級生に、こんなことを常に言うような人がいた。 ──『生きている意味ってなに?』 ──『私なんていらない、死んでやる』 ──『母親なんていらない』 私はその度そうかい、そうかいと聞き流すことを心がけていたのだが、いい加減面倒くさくなってくると、私自身も悟りなぞ開いていないのによく諭していた。 お察しの通り、私はこの人にたいして酷く嫌悪感を抱いていた。 嫌悪感の理由──それは紛れもなく、この人の発言の根幹に『ファッション』があったからだ。 どういうことかと言うと、こ