大好きなのに腹立つ映画『BLUE GIANT』

昨年映画館で見ていっっっちばん良かった映画だけどある一部で腹立つんですよこれについては後述します

仙台の高校生・宮本大は、世界一のジャズプレーヤーになると決意する。卒業を機に上京した彼は、ライブハウスで出会ったピアニストの沢辺雪祈をバンドに誘う。やがて、彼は高校の同級生・玉田と雪祈の3人でバンドを組むことになる。

ときめき:★★★★★
ストーリー:★★★★★
リピしたいか:★★★★★
総評:★★★★★
バカの評価になっちゃってますけどバカの評価です。
なにがいいってまず音楽。上原ひろみさんが携わっているだけあってめちゃくちゃ曲がいい…ときめく………!
映画タイトルの入り方から音楽の入り方までめちゃくちゃ痺れる…………!!!!
雪祈のピアノは上原節がすごく感じられる場面もあって、それを映画館という素晴らしい音響で聴けるのも激アツ。

そしてジャズといえばサックスはアルトが主流だと思うんだけど、大はテナーサックスプレイヤー。ただこのテナーが…良い………!!!!テナーだからこその深み、渋さが曲にマッチしていて心に刺さる…。
音楽が良いだけじゃなくもちろんそれぞれのキャラも良い。ジャズにも人にもまっすぐな大と冷静さの中に熱い心を秘める雪祈、そして何より………玉田………!!!!!!!大学でサッカーやってたのに大に感化されて急にドラムを始める玉田……!!!まったく軽い気持ちではなく、めげても挫けても「俺が、やるんだよ」の気持ちで成長し続ける玉田………!!!!お前一番かっこいいよ…………天才2人に混ざって演奏することの劣等感って計り知れないだろうに、お前ってやつは………。それでいてインタビューでは「あの宮本大とジャズをやってた」ことをアピールポイントにする玉田…!!そこに至るまでの経緯が玉田のアピールポイントだよすげえ男だよ玉田……。
音楽、そしてキャラクターの良さでときめきポイント★5。

またストーリーも良い………それぞれの登場人物にしっかりフォーカスされて、見返してみると「もしかしてこの発言、伏線…?」となるものもあって、満足度最高。ストーリーに関してはなにを言ってもネタバレになりそうで言えないが、一つ言えるのは「音楽にアツいやつは音楽にアツいやつのことが好きになる」ということ。だから玉田だってバンドに入れたし、3人のバンドも活躍できた。登場人物みんなアツいよ、最高だよ…!ぜひストーリーに関しては映画を見てほしい。先週から配信も始まったので、是非是非是非。

ただひとつ、この記事のタイトルでも序盤でも書いているし映画館で観た後もSNSで言っていたんだが、腹立つ点がある。
CGの雑さだ!!!!!!!!なにやってんだオメェ!!!!!!!
あんなにアツい演奏シーンが一気に冷める!!!目を瞑りたくなったぐらい。ほんとひどい。演奏シーンに限ってやっすいVtuberみたいになる(言い方が悪いですね、すみません)。
姿勢も変、弾いてる指も変。ドラムのスティックの先が消えてるシーン忘れてないからな!!!!!
たぶん、実際に演奏してる人をモーションキャプチャしてるんだろうけど、そこもうちょっと金かけれなかったのか…?だとしたらまずやめた方が良かったよ。最初の雪祈のシーンとってみて、「あ、これはまずい」とならなかったんだろうか???
かなり良い映画なだけに重要なシーンがそうなってしまってるので台無しだよ………。
とはいえ他が1000000点なので総合的には900000点です。問題のシーンとはなんぞやも含めてぜひ見てほしい。

追記
改めて見て思ったけど、CG使ったのって作画が追いつかないもしくは作画コスト削減だったのかもしれないな…端々作画良くなるもんな…
あと

ここにCGバージョンいるのじわった

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?