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ライブで化ける。無双する『ずとまよ』から、もう抜け出せない

 人は、嫌いになるのも一瞬だが好きになるのもまた、一瞬なのである。名言的な感じで言ってるけどめちゃくちゃ当たり前のことである。

 さて、前置きは置いといて。気づけば私は、『ずとまよ』というアーティストに心惹かれていた。その感情は愛でも恋でもなく、尊敬とでもいうのだろうか。気づけば曲を全て覚え、イントロクイズで無双出来るくらいには聴き込んでいた。どっぷりと。ここまでどハマりした経緯を説明すると、フジロックという日本を代表するフェスが関係してくる。時を戻そう。

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 まずはこのポスターを見て欲しい。去年のものだ。Chemical Brothers、SIA、Martin Garrix、トム・ヨーク、平沢師匠などなど、、、、、、海外、国内からヤバイ(語彙力)アーティストが勢ぞろいしているのである。ぎょえ。実際、自分もMartinとSIA、ずとまよと平沢師匠の為にテスト期間真っ只中に開催されるこのフェスに単位を捨てて行こうかと思ってたもん。チキったけど。

 私の話は置いといて、このポスターの真ん中あたりに注目して欲しい。そう、もうお解りであろう。いるのである。ずとまよ が。え、ACAねサン、開催されるのはマヨナカジャナイデスヨー、フジロック、、、、。

 このラインナップが発表された時は、前noteに書いたカラオケの時から半年近く経っていたが、私はずとまよ の曲を2,3曲しか知らなかった。当然、ずとまよが顔を出さずにライブを行うなんてわからなかった。え、顔出すんかな。百聞は一見にしかず。とにかく気になって真夜中しか寝れないわ。私はライブ中継を観ることにした。ライブ中継してくれたフジロック様、太っ腹。

 チッチッチッ、かちゃ。時間になった。いよいよ始まるのか。

 開始数秒で目が飛び出た。大袈裟に言ってない。大マジで。だって、見たことない楽器が出てくるんだもん、なんじゃこれ。顔が見えるとか、見えないとか、そんなことはどうでも良くなっていた。気づけば私は、あの世界観に飲み込まれていた。そしてACAねさんの声がサンプリングされた音らしきものが流れた後、一言と共に曲が始まった。一曲目、ヒューマノイド。あ〜、見て見て〜、ACAねさんがテレキャス弾いてるよ〜(偏差値3)

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 二曲目、勘冴えて悔しいわ。めちゃくちゃ激しいやんと思えば急にMCで弱気になり、、。そのギャップがまた微笑ましかった。(小学生の頃、私達を見守っててくれてた近所のおばちゃん感)。その後も怒涛の勢いでライブは進んでいき、バラードも織り交ぜながらラスト、脳裏上のクラッカーで幕を閉じた。ブラボー。。。。感無量。。。。。。。。。

 全部の感想を書きたいところだが、グダグダ長い記事にはしたくないのでここでは割愛させて頂く。また後日書く(決まり文句)。ACAねさんのお顔は拝めなかったが、ずとまよ の魅力を伝えるには十分すぎるライブだったように思う。くうう、現地勢が羨ましいです、、、。とにかく、私はずとまよの音源を聴きあさり気づけばすっかりファンになっていた!!!!

 その中でも特に私が印象に残った楽曲がある。「マイノリティ脈絡」と、「彷徨い酔い温度」だ。どれもずとまよ通算2作目のEP、「今は今で誓いは笑みで」の収録曲だ。ものすごく、たまらなく好き。

 「マイノリティ脈絡」、斬新なサウンドである。生ドラムはほぼ鳴りを潜め、サンプリングパッドから出力される無機質な打ち込みのドラムの音が響く。(ライブでは音があまり聞こえなかったのが無念)。またベースラインも繊細で美しい。低音が優勝。また、曲の疾走感も他の邦楽には無いような新しい感覚であった。会場で聴いたらジーンと来そう。

「彷徨い酔い温度」、温度と音頭、聴いてると脳裏に浮かぶのは皆仲良く音頭を踊る老若男女。また、楽器の音が少ないのもありACAねさんの声がよく聴こえるのである。特にサビの、「恥っずかしー夜に飛んでった〜」とか。めちゃ綺麗だなあ。聴いてて心が落ち着くよ、安心する。フジロックでは、ラスサビでACAねさんと観客のみなさんが腕を左右にユラ、ユラ揺らし、会場が一体になっていたのを覚えている。感動的だった。私もずとまよの繰り出す音の中を彷徨いながら、酔ってました。彷徨い酔い温度だけに。あはは。..........いや、あの会場にいた人の9割は、ライブ後「ズトマヨ!ズトマヨ!」しか言えなかったでしょ絶対。「ズトマヨ、バンジャーイ!!!!」

 そうして、私はずとまよから抜け出せなくなったのです。めでたしめでたし。しかしすごいよな。どうやったらこんなにも心を揺らすサウンド作れんだろ。また、調べてみると、テープのようなものを擦ったり、叩いたりして音を奏でていた三人はOpen Reel Ensembleというユニット?グループの方達らしい。楽器は古そうなのにサウンドは近未来感溢れ度肝を抜かれた。また、サポートメンバーのよっちさんの動と静が入り混じるドラムプレイに一気に引き込まれた。セッティングとかいろいろ真似て見たもん。

 結局グダグダ書き記したけど書きたいことの5割くらいしかかけてない気がする。ま、いいか。また書こう。ということで、こんな事騒動歌いながら幕を閉じます。ドゥードゥッドゥッドゥッドゥー♫ドゥードゥッドゥッドゥッドゥー♫

く。見てくれてありがとう。

筆者Twitter↓

Twitter.com/zutomayocover


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