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オンとオフ
(このネタも前に書いたかもしれないが^_^)
20代前半のプロダクション頃、
某スポーツメーカーの新ブランドの仕事が入った。
アクティブな生活をする人に向けて、
オフの日に来て欲しいリラックスウエアが商品。
クリエイティブを仕切っているのは、アウトドアを専門とする代理店で、
その代表が新ブランドのコンセプトを掲げた。
“遊びながら働き、働きながら遊びたい”
賛否あったが、ボクはとても気に入った。
そうだよ、仕事と遊びは分けて考えなくて良いのではないか。
(元々世間が線を引いたり、カテゴリー分けされている事が嫌いな性格。
音楽とかも何でジャンルで分けるんだ)
グラフィックのスタッフが撮った写真を軸に動画を絡めて、
ナレーションは入れず音楽のみで構成。
人物の顔は見せないように工夫し、字幕で展開される会話を
ストーリーにしてゆく内容で、とても楽しい現場だった。
残念ながら新ブランドは、あまり売れなかったようだが、
その時のコンセプトは今もボクの中の指針として残っている。
オンとオフをメリハリつけて生活するとか、
仕事や家庭や遊びなどで人格は多重に変えるのが自然だとか、
まあ色々あるけど、
正直、仕事がハッピーだと生活全般はハッピーだし、
それはボクには時間を忘れて遊んでいる感覚に近い。
仕事と遊びを一緒に考えるって、ふざけている?現実的じゃない?
ボクはあまりそう思わない。
12/31は山寺から下山し、
一年で1/1だけはいつも完全休日にしている。
そして1/2はまた山寺へ。
土日が休みとか、お正月休みとか、もう何十年と無いけど、
あまり辛いとは思わない。
“遊びながら働き、働きながら遊びたい”
この影響かもしれない。
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