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~ベースノート~

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ベース弾きの雑記
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2020年8月の記事一覧

課題曲のフレーズにやたら速いフレーズがあり、日々ゆっくり指運びを繰り返す。適当にダダダダーっと弾いてもあまり分からないかもだけど、誤魔化しそうになる自分を戒め、ゆっくりちゃんとが大事である。

鼻歌のように覚え、弾いてしまっている。良いのか悪いのか。せめてしっかりクセまで掴んで、自分のものにしてゆかないとって思う。

コードの度数を数字で確認する前に、頭より先に指がその響きを理解してしまって、その感覚に甘えている。これが譜面に弱いせいだとは自覚している。

譜面なんか無い曲を耳コピする。意外とザックリはすぐ出来る。そして細かく聞き直すたびに、ザックリだったなあと反省する。

弦が揺れ、ボディも揺れ、その上に乗っかるピックアップも揺れて〜電気となり変換処理され〜スピーカーが揺れて音になる。音、音楽も動的平衡。

デジタルが嫌いでは無く、処理の不十分さが食い足らなかっただけかもしれない。入口出口はアナログ、途中はデジタルが便利。途中が必要十分なら、何の問題も無い。

HX STOMPは、とてもアンプの勉強になる。マルチエフェクターに今まで満足はしなかったが、プロセッサーは許せる感じ。

音色を、決めるのは、材よりピックアップより、ネックだね。

演者はイヤモニを聞きながら弾き、オーディエンスはPA生音を聞いている。これって、現場共有感が薄いんでない?と思う。便利やけど。

ネットが流行れば、リアルも流行る。本来ならライブハウスと言いたいけど、現実はフェス。ストリート文化が浅いこの国で、ライブハウスではないライブ空間が生まれないかと妄想する。百貨店のショーケースのような。

情報インフラ構築を主にした新日本列島改造論で、コロナ転じて、どこでも仕事、地方分散、地産地消…って、音楽活動にも影響ありそう。不特定少数より、特定少数に向けてみる。マスと個人の中間メディアは、地方、地域、限られた人々、空間にあるように思う。

音楽をはじめエンタメと呼ばれる行為は、もともと商売としてではなく、祈りや奉納。稼ぐというのは元々不自然な行為なのかもしれない。儲けるために音楽があるのではない。

肯定的で、多少言い回しの口の上手い人が重宝がられている様子に、音楽業界の浅さを正直感じる。しょせん売れてるミュージシャン次第で、有名人が賞賛すると、商品が売れる構図。タレント頼りのCMが多い日本ならではの、さらに前時代的段階。

多少本業に関わりが深かったり、時折スタジオ録音とかでギャラを頂くこともあるけど、音楽は生業ではなく、真剣な遊びである。エンドースされて、そこの製品をマジ顔で褒め称えるプロは可哀想だなあと、遊びの立場で思う。