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社内政治生存マニュアル 最終章 ずんずん出世したってよ

【前回までのあらすじ】
未経験サイコパス上司のパージは何とも後味の悪い形で終わった…。
嵐の後、何があったかわからないが、どうもずんずんは出世したようだった。

【登場人物】
ずんずん…ワイちゃん。
苛烈上司…苛烈な上司。未経験サイコパス上司にパワハラで人事にエスカレーションされた。

🌟🌟🌟

『出世した…!?』

『私が何故…!?』

苛烈上司の言葉を聞いて、私は困惑した。

『私は出世できるような人間じゃ…!?』

私は持ち前の自己肯定感の低さからそう思ったが、次の瞬間、自分の現状について思い返した。

思い返せば色々な事があった…。

①ライバルだった中華さん、俺様との社内政治に負けて異動
②先輩は社内政治に負けて対象外
③未経験サイコパス上司、自主退場
④同僚子は未経験サイコパス上司にハメられ、業績考課で最低評価

ありすぎだ…。ここまで読み続けてくれた人、ありがとう…。

そして、現在私が担当しているビジネスを理解している人間は、私と苛烈上司だった。
つまりは、「私以外」に人材がいない状態になってしまったのだ。

それに気づいた時、私は驚愕した。

『もしかして…私は社内政治に「勝って」しまったのか…?』

私にはその実感が全く無かった。

相変わらず苛烈上司にドヤされ、深夜残業続きである。

その私が、社内政治に勝つとは…?
どの職場でも全く評価されなかった私が…?

この時、私は「社内政治」と「出世」について、ある「悟り」を得たのである。

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