観劇記録 2021年上半期

このご時世で思うように舞台の幕を上げるのも難しい中、劇場内で万全の感染対策が行われたことにより、無事観劇することが出来た舞台について、備忘録としてここに記す。
※内容に触れているため、ネタバレ注意


1月

朗読で描くミステリー『シャーロック・ホームズ~特別なあのひと~』

シャーロック・ホームズシリーズの複数作品を端的にまとめ上げた作品。
名シーンがダイジェストのように流れていくが、話としてはまとまっており、場面転換も工夫されていて、ホームズの過去を紐解くような形で没入することができた。
演者により登場人物の印象がかなり変わっていたため、複数公演観ても楽しめた。

舞台『刀剣乱舞』天伝 蒼空の兵 -大坂冬の陣-

IHIステージアラウンドの360度回転を活かした舞台転換、連続回転をしながらの殺陣はまさに圧巻の一言に尽きる。
副題である蒼空の兵という言葉は劇中でも登場するが、
そのシーンは特に印象深く、個人的には1番好きなシーンであった。

2月

なし

3月

ミュージカル「黒執事」~寄宿学校の秘密~

主な舞台が寄宿学校だからか、これまでの生執事とはガラリと変わった曲調で、全体的に舞台上が明るめの舞台であった。
クリケット試合のテンポ感は良く、学園物ならではのアツい展開で、後半の黒執事らしいダークめのシーンと対照的になっていた。
クリケットの歌が非常に耳に残る。

朗読劇「スマホを落しただけなのに 戦慄するメガロポリス」

日毎に演者のほとんどが変わるため、登場人物の印象が変わるのはもちろん、恋人同士の役は関係の深さや距離感が芝居によって違いがあり、複数公演観ても楽しめた。
ステージのつくり自体はシンプルだが、演者への光の当て方で怪しさを醸し出したり、メリハリのあるSEの使い方がされており、緊張感を持って観劇することができた。

舞台『錦田警部はどろぼうがお好き』

曲が全部強い。特にタイトルも含まれるメインテーマ曲は一度聴いたら簡単に歌えるくらい耳に残る。
登場人物全てインパクト大で、全力でラブコメディが繰り広げられていた。
劇場内の注意事項は開演前に警察官たちが登場して行い、情勢下の対応や、舞台演出に絡む光り物のルール等、遵守すべき内容について楽しく理解できるような工夫がされていた。

舞台『刀剣乱舞』天伝 蒼空の兵 -大坂冬の陣- 2回目

蒼空の兵のシーンは何回見ても良い。

4月

声のプロフェッショナルが奏でるリーディングシェイクスピア『ロミオとジュリエット』再演

ロミオ役以外は昼夜で全員変更のため、特に掛け合い台詞の温度感がかなり変わっていた。
舞台装置としては金網が置かれており、空間を分けたり、心の隔たりを表現することに使われていた。
個人的に印象的だった演出は、ロミオとジュリエットのキスの表現として、シーンによって手を少し重ねるだけだったり、指を絡ませたりしていた所。


『あんさんぶるスターズ!エクストラ・ステージ』~Meteor Lights~


神様だった少年のソロ曲、「かなたへのうた」により、一気に舞台に引き込まれて始まる舞台。
今回も舞台用に書き下ろされたオリジナル曲は素晴らしく、既存曲とともにシームレスに場面を繋げていた。

5月

舞台『刀剣乱舞』无伝 夕紅の士 -大坂夏の陣-

真田十勇士は個々にキャラが立っていて、特徴的な言動をする者や変わった獲物の者等様々。
戦う歴史上の人物が今までで1番多いので戦闘が全体的に派手。大型スクリーンを活用した殺陣が印象的だった。
高台院と秀頼のシーンの蒼のピンスポで泣いた。

6月

なし

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