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気泡タルトとボロボロプリン

彼氏さんが職場で仲の良いパートのお姉様たちからバレンタインをいただいたようだ。
写真付きで報告してくれた。

写真には箱にリボンが掛かっているオシャレチョコレート、バッグ状の箱の中に可愛く包装されたチョコレートが映っていた。

すっごく複雑な気持ちになった。
もちろん彼が職場でも愛されていることは、嬉しいし誇らしい。
だけど…だけど「彼女」というポジションからすると心が痛くなった。

なぜ複雑な気持ちになったのか理由を考えてみた。

①本命っぽいから

板チョコ1枚とか、ばら撒き用のお菓子何個かとか、「会社で全員に」という名目のものとかなら分かる。しかし、彼がもらったチョコレートは、個別のものかつオシャレでかわいい。本命チョコとして渡せるチョコだと感じた。

②自分が渡したものと比較して

私も市販の美味しいチョコレートを渡したかった。しかし、彼からのリクエストで手作りにした。手作りにした結果、完成したものは表面が気泡だらけのチョコレートタルトと、レシピ通りに作ったはずなのに爆発してボロボロになったプリンだった。
対して、職場のお姉様たちからのチョコは先述の通りオシャレで可愛いチョコだ。

③思考が分からないから

彼曰く、チョコレートは社内の男性社員全員に配られたものではなく、個別に贈られたものだそうだ。
真実は分からないが、彼は職場でも私の存在を公言しているらしい。にもかかわらず、彼女持ちの男性に本命とも受け取れるようなオシャレチョコレートを渡す必要があるのだろうか?
その神経が私にはどうも分からなかった。私の心が狭いのかなとも思うが。


この一件で職場バレンタイン禁止令を出したくなってしまった。ちなみに私の職場は、バレンタインは何もしないというルールが定められている。
職場バレンタインが禁止されれば、チョコレートを準備する女性社員の手間も省けるし、私みたいに複雑な気持ちになる人も減るだろう。