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▲ネタバレあり▲「花束みたいな恋をした」を観て。
こんにちは、ずんだ大福です。
先日、ずっと気になっていた上映中の映画「花束みたいな恋をした」を観てきました!
今日は、この映画を観て思ったことを自分の言葉で書いていきたいと思います。
ネタバレを含みますのでご承知おきください。
この作品を観て1番の感想は、「わかる、、、!!!」です。
色々な場面で登場人物に共感し、自分だったらどうするかな?と考えたり自分の経験と照らし合わせたりしながら、最後まで熱中して鑑賞しました。
共感した内容を含め、思ったことを大きく3つに分けて書こうと思います。
1、等身大の恋愛模様が描かれていて、共感の嵐!
付き合い初めの楽しい時期があって、楽しいだけじゃなく色々な壁にぶつかる時期があって、段々上手くいかなくなる時期があって、、、
20代半ばで恋愛の悩みが尽きない私にとっては、2人の関係性の変化がすごくリアルで、うんわかるわかる!って終始強く共感しながら鑑賞していました。
例えば、付き合ったばかりの頃、離れたくなくてずっと彼の家にいたり(笑)
生活パターンが合わなくなって、なんとなく歯車が狂い始めたことがわかってても、どうすればいいかわからず何もできないでいたり。
去年別れてしまった彼とのことを久しぶりに思い出し、少し感傷的な気持ちになったりしてしまいました。。。
また、共感する一方で、揺れてしまう自分の心に流されず、ちゃんと別れを選択したのがすごいなとも思いました。私だったら、この状況でどうするだろう?流されてあのまま結婚してしまうかもしれない。。。と思ったりもして、色々と考えさせてくれる映画でもありました。
2、どちらか一方に寄せない共感の生み方がすごい。
私の立場(25歳女性)的には、同じ女性である絹ちゃんに強く共感したのかな?と感じる方もいるかもしれませんが、感想としては「絹ちゃんの気持ちもわかるけど、麦くんの気持ちもわかるよ、切ない、、、」です。
この映画の中では、時折絹のナレーションと麦のナレーションの両方が登場し、それぞれの感じていることが心の中の声として描かれています。
例えば、麦くんの先輩のお葬式の後、部屋で絹ちゃんがとった態度に対する、麦くんの気持ち。その時に絹ちゃんが何を思っていたのか。
布団の中で結婚の話を持ちかけた時の麦くんの気持ち。言われた時の絹ちゃんの気持ち。
パン屋さんが潰れちゃった時の絹ちゃんのLINEと、麦くんの返信。
同じ場面なのに誰の目線でみるかによって見え方が変わるような演出の仕方がされていました。
映画やドラマだとよくあると思うのですが、私はこのような演出がとても好きです。なぜ好きなのかずっとわからなかったのですが、なんとなく最近思うことがあります。
私は、自分の周囲の人がどんなことを考えているのか、どんな気持ちなのかが気になるタイプの人間で、常にそんなことを考えて人と接しています。
そんな性格だから、人の気持ちが知りたいから、映画やドラマの中でも人の心情に特にスポットライトが当たっている作品が好きで、その中でも一人だけじゃなくて色んな人の心情が描写されている作品が好きなのかなと思います。
少し話がずれてしまいましたが(笑)、つまり、同じ場面で麦くんが思っていること、絹ちゃんが感じていることの両方が丁寧に描かれているところが良いなあと思ったのです。
この演出によって、「麦くんの気持ちも絹ちゃんの気持ちも両方わかる。。。!」と、どちらか片方ではなくどちらにも共感する人が、私以外にもいるのではないかなと思いました。
3、言葉だけじゃなく、映像での表現って、良いなあ。
上の2つと少し種類が違う感想ですが、、、
演じる役者さんはもちろんのこと、劇中で登場する音楽、イラスト、ちょっとした情景描写がすごく素敵だなと思いました。
私は上でも書いているように、登場人物の心情がしっかり描かれている作品が好きです。本の方が映画やドラマよりも心理的描写が細かいと思っていたので、今までは本を読んで作品のファンになることの方がが多かった気がします。
(映画ファンの皆様すみません。あくまで個人的な見解です)
でもこの映画を観て、映画だからこそ表現できるものがたくさんあること、その良さに気づきました。
例えば、2人が住んでいる部屋の玄関に並ぶ靴。
付き合い初めの楽しい時期はお揃いの白いスニーカー。
すれ違いが増えてしまった時期は、お揃いではない別々の系統の靴。
2人の関係性の変化を映像で間接的に表現することによって、言葉で直接的に表現するよりも、より深い切なさを感じさせるのかなと思いました。
まとめ
私がこの映画を観て個人的に思ったことをまとめるとこの3つでした。
・等身大の恋愛模様が描かれていて、共感の嵐!
・どちらか一方に寄せない共感の生み方がすごい。
・言葉だけじゃなく映像での表現って、良いなあ。
あと他にも、絹ちゃんが麦くんにときめくポイントだったり大事にしていることだったり、発せられる言葉だったり、好きなものにまっすくなところだったり、多摩川の散歩風景だったり、日記のようなナレーションだったり、2人の写真のフォルムカメラ感だったり。。。個人的に好きなものがいっぱい詰まった映画でした。
総じてとっても素敵な映画でした!また観たいです。
あまり映画を観てこなかった人間なので、もっと色々な映画を観てみたくなりました。どなたか、ぜひおすすめの映画教えてください^^
ここまで読んでいただきありがとうございました。
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