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PREDUCTS に対する複雑な気持ち

※この記事はこちらに公開したミラーと同一内容です。


PREDUCTS というブランド

安藤剛氏が PREDUCTS というメーカーを立ち上げてデスクを販売している。もともとデスクをすっきりさせるマガジンを主催している人物。

コミュニティの声に真摯に耳を傾けたオープンなものづくり

本製品は天板に埋め込まれたレールとそこに装着するモジュールを特徴としていて、彼は何度か公の場で製品の紹介や開発ストーリーを語っている。

自ら立ち上げたマガジンのコミュニティに寄せられた声を丁寧に拾って独自のアイデアで人々の願いを叶えた「オープンなものづくり」であるストーリーをアピールしていて、それも含めて魅力的な製品に見えるはず。

だが、個人的には複雑な気持ち...

オープンなものづくり?

以下、そのアピールに対する気持ちのツイートをまとめました:

訂正:半年ではなく 1 年半前

天板の長手方向に長く広がるスライドレールを複数並行させてぴったり掘った溝に埋め込んで PC 周辺機器を搭載した DIY 作品

意匠権(2023.1.10 追記)

まだ中身は公開されていないけど、もし仮に「長手方向に長く広がるスライドレールを複数並行させてぴったり掘った溝に埋め込んだ天板」を広くカバーできる権利を独占されたのだとしたら「複雑な気持ち」の範囲を超えているような...

(1)「要部」の同一性・類似性が大きなポイント

知財高裁平成23年3月28日判決(平成22年(ネ)第10014号)では、デザインのうち、もっとも注意を惹きやすい部分を意匠の要部として把握し、要部について共通性があるかを観察することがポイントであると指摘しています。

つまり、そのデザインたらしめている要素は何かということを、比較対象となる2つのデザイン双方について特定したうえで、その要素が似ているかどうかを検討することが重要になります。

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