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3泊4日子連れ旅行記(京都・奈良)3日目


目次
●ホテル〜三十三間堂〜梅香堂
●ニデック京都タワー〜サンド(昼食)
●東寺〜京都駅

【ホテル〜三十三間堂〜梅香堂】
前日の奈良観光で子供達も自分達も体力が限界に達したので、3日目はゆったりめの余裕ある計画に変更した。当初の計画では[三十三間堂〜清水寺〜南禅寺]の予定だったのだが、京都駅周辺を回ることにした。そして昨日の反省を踏まえて休憩を多めにとることにする。

まずはホテルを出て三十三間堂を目指して歩く。Google先生に聞いたところ、ホテルから三十三間堂までは歩いて18分である。ただし大人の足で。しかも引き続きの猛暑で体力が奪われていく。なるべく日陰をと思って塩小路通の南側を歩いていたのだけど、京都市立芸術大学を過ぎたあたりから日差しを遮る建物も減り、どんどんと体力が奪われていく。もちろん次男(約13kg)は早々に抱っこである。暑い、重い、辛い。

それでもなんとか三十三間堂の壁に辿り着いたのだけど、南側から行ったので入口が全く見えない。グヌゥ、事前に調べておけばよかった。こういう甘さが随所にある。その場で調べてみると、どうやら三十三間堂の入口は北側か北東側のようだ。仕方なく南西の角から北側にある入口に向かって、寺特有の壁伝いに延々と歩いていく。なんとか辿り着いた駐車場の入口。入場券を売っている受付の脇にある休憩所はかろうじて空いていたので、そこで少し休憩をする。ドリンクと、昨日多めに購入した金平糖。これはとても心強い旅のお供になった。

さて、私は三十三間堂に行くのは本当に久しぶりで、中学校の修学旅行以来だ。なのでなんと30年ぶりである。建物は観光客用に増築されて、出入口の行き来がしやすくなっている。中学生の頃に見学した時の記憶では、その圧倒的な数の仏像達が印象に残っていたのだけど、今改めて行ってみるとそれよりも手前にいる風神雷神像と二十八部衆像に圧倒される。とてもとても素晴らしい。像そのものの作りや質感に目を奪われたり、これはいつの時代のものなのかなとか、これは国宝じゃなくて重文なのかとか、各像の前にある説明に目を通したりなどして大人らしい楽しみ方をしつつも、猛々しい神々に混ざる婆藪仙や神母女のような線の細い像を見つけて、実はこういうキャラが一番強かったりするんだよな、と、まるで漫画を読んでいるような目線で少年のように楽しんだりもする。薄暗い空間で子供達は大丈夫かなと思ったが、意外と楽しんでくれて、ゆったりと見学することができた。最悪外で子供達を見ながら夫婦交代で見学を覚悟していたので助かった。

見学を終えて外に出てみると、先ほど休んだ休憩所は埋まっていた。仕方なく自販機コーナーまで行き、比較的日陰にあるベンチに子供達を座らせて休憩する。もちろんドリンクと金平糖である。ここから徒歩で南下して梅香堂さんという喫茶店でかき氷などを食べようかと思っていたのだけど、休憩したとはいえ体力ゲージは残りわずかである。もしかしてこのコースだとバスが空いてるのでは?と推測してバス停で待ってみると、案の定空いているバスがやってきた。京都市内のバス、基本的には混雑しているのだけど、コースによっては空いているところもあるようだ。

梅香堂ではかき氷やあんみつなどを食す。次男は冷たいものがまだ食べられないので、ホットケーキがあるかと思って来たのだけど、どうやら季節限定メニューらしく、夏場は売っていなかったのであんこで我慢してもらう。若い女の子が大好きな長男は接客してくれた店員さんに終始デレデレしていた。おいおい…。京都らしいスイーツをいただいて、良い時間になったので京都駅へ向かう。歩いて2、3分くらいのところにある停留所からバスに乗ったところで、梅香堂の店員さんがダッシュでバスに声をかける。どうやら妻がスマホを席に忘れていたらしい。危なかった…とても助かった。梅香堂の店員さん本当にありがとう。落とし物が見つかる国、日本、すごい!

【ニデック京都タワー〜サンド(昼食)】
京都タワーの3Fで皆のトイレを済ませ、チケットを購入し展望室に昇る。展望室に高さは100mらしいのだが、さすが京都は高い建物が少ないので、十分に周囲を見渡すことができる。次男は新幹線を眺めて喜ぶという子供らしい反応。長男はというと五山送り火の「大」「妙」という字を見つけて大興奮。特に「妙」を見つけた時は本当に興奮して展望室を駆け回り、次男と一緒に別行動していた妻まで報告に行った。「おかーさん!!妙!!妙って書いてあるよ!!」まさかこんなに興奮するとは…。おまけ程度に東寺の五重塔を見せて、今からご飯を食べてあそこに行くよ〜と伝えると「ふーん」という素っ気ない反応。

展望室から降りようと下の階に移動すると、写真撮影のお声がけ。なんだか手法が昨年長崎のグラバー園で声をかけられた時に似ている。少々高いけど、家族揃って遠慮なく写真を撮ってもらえる機会は少ないので、今年は躊躇わず撮ってもらうことにした。

ニデック京都タワー。長男が1番思い出に残ったのはここかも

タワーの地下(京都タワーサンド)まで降りて、フードコートで昼食をいただく。フードコートは子供が多少騒いでもそれほど気にならないので、子連れにとっては有難い存在なのだが、どうやらここは子供用の椅子がないらしい。よく見てみるとそもそも結構椅子とテーブルが高めの席もあって使いにくい。子供椅子がないのであれば、できれば数少ないソファー席に座りたいのだけど、全て埋まっている。どこか空かないかなーと念じながらクルクルと周回していると、一箇所空きそうな席があったので待ち構え、なんとか座ることができた。

【東寺〜京都駅】
タワーを後にして次なる目的地、東寺へ向かう。JRを使って梅小路京都西駅から歩くか、近鉄の東寺駅を使うか迷ったが、東寺駅が近そうだったので近鉄で移動する駅から東寺まで検索してみると徒歩6分。なのだが、これは南大門までの時間。南大門側から東寺に入ると、受付は境内の北側。なので南から北まで歩かされる。そして見学したい講堂、金堂、五重塔は境内の南側で南大門の近く。なので、門をくぐって奥まで行って戻って、また奥まで行って戻るという過酷な行程を強いられるのだ。なんとか南大門側から受付できるようになりませんかねぇ。人の流れを見てみると、北東側にある慶賀門から入って来て、そのまま無駄のない動線で受付を済ませ、講堂、金堂、五重塔と見学していく人が圧倒的に多いことに気づく。みんな京都駅から歩いて来ているのだろうか?それともバスがそっちに停まるのかしら?調べても凹むだけなので調べてません!

隙あらば砂利遊び ※この後スタッフ(親)が均して帰りました

講堂にある立体曼荼羅はとっても壮観。しかし抱えている次男が結構ぐずり、あまりじっくりは見学できませんでした。残念。妻と長男はゆっくり見られたと思ふ。

京都駅への戻りはバスを選択。駅まで歩いて戻る体力はもう残されていませんでした。バス京都駅の八条口に到着したので、近くにある星乃珈琲店で休憩。接客してくれた店員さんはとても親切で、子連れのお客の対応に慣れているのか、ご自分が経験者だからなのか、水をまとめてテーブルの親側に固めてくれたり、飲み物の氷の量を調節してくれたりととても助かる。ありがたやありがたや。少しだけ体力を回復させ、駅でお土産を、ポルタで夕食を買いホテルに帰る。

子供達はホテルの部屋では初日に鉄博で購入したプラレールを使ってずっと遊んでいる。最初来た時は走り回って遊んでいて、そのうち障子を破ったりしないかヒヤヒヤしたけど、プラレール買っておいて良かった〜。因みにこの日は従業員さんの家族風呂ダッシュはありませんでした。どうやらオペレーションとしてマニュアル化されているわけではなく、あの従業員さんの固有スキルだった模様。なるほどな〜。

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