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3泊4日子連れ旅行記(京都・奈良)4日目

目次
●ホテル〜嵯峨嵐山駅〜渡月橋
●トロッコ嵯峨駅〜嵯峨野トロッコ列車(往復)〜トロッコ嵐山〜トロッコ嵯峨駅
●嵐山駅(昼食)〜広隆寺〜太秦駅
●京都駅〜新横浜駅〜帰宅

【ホテル〜嵯峨嵐山駅〜渡月橋】
早くも旅行最終日。最終日のメイン観光は嵯峨野トロッコ列車に乗ること。これも長男が楽しみにしていたイベント。まずは京都駅から嵯峨嵐山駅を目指して鉄道博物館に行くときも利用した嵯峨野線を目指す。嵯峨野線は京都駅の33番線(降車ホームは34番線)。33番と聞くと、そんなにホーム(もしくは線路)の数があるの!?と思うだろうが、実はこれはただの駄洒落。嵯峨野線はそのまま乗っていると山陰線へと続いていくのだけど、山陰線の「山」と「3」をかけて、山陰線(嵯峨野線)ホームは30番台になっているらしい。まじか…。でもまあこれが日本で1番数の多い番線らしいので、駄洒落も捨てたものではないと言えるかもしれない。

ホームの端で売られているイカにも美味しそうなイカ焼きに目を奪われつつ、嵯峨野線に乗って嵯峨嵐山へ。京都駅から嵯峨嵐山駅までは20分かからないくらい。トロッコ列車が発車するまでは時間にまだ1時間くらい余裕がありそうだったので、渡月橋を見に行く。検索では徒歩12分と出ていたので、子連れとはいえ1時間もあれば余裕だろうと高を括って歩き出したのだけど、思いの外遠い。結局到着までに25分くらいかかり、一休みして戻ろうと歩き始めたが時間的にも体力的にもギリギリ。車道に目をやると結構タクシーが走っていたので、思い切ってタクシーを止めてトロッコ嵯峨駅まで送ってもらった。

【トロッコ嵯峨駅〜嵯峨野トロッコ列車(往復)〜トロッコ嵐山〜トロッコ嵯峨駅】
タクシー移動をしたおかげで時間に少し余裕ができたので、子供のおむつ替えなどして準備。トロッコ嵯峨駅は施設が結構充実していて、喫茶店が併設されていたり、結構広めのお土産屋さんがあったりしてなかなか良い。利用させてもらっただれでもトイレもフィッティングボードが備え付けられていてオムツ替えが立ったままできるのでとても助かる。お土産は帰りにトロッコ嵐山駅で買えばいいかと思ってスルーして、トロッコへの乗車を待つ。後にこの選択が誤りだったと気づくのだが…。

トロッコ列車はリッチ車両と呼ばれる天井も窓もなく景色を思う存分楽しめる車両が一つと、それ以外は普段乗っている客車に近い車両が四つ。とはいえエアコンや扇風機はなく、その代わりに窓が開け放たれている。子供達はスケスケだと流石に怖いだろうと思い、普通の車両を予約し乗車。ガタガタキーキーと、線路と車輪が擦れる音がして情緒がある。この暑さの中でエアコンがないことに少し不安があったけど、走り始めると意外に涼しい。山の中を縫うように木陰を走り、トンネルがあることと、川沿いを走っていることが風を涼しくさせているのかもしれない。トロッコ亀岡駅まで行って慌ただしく折り返し乗車する。途中、保津峡駅では信楽焼の狸と風鈴がお出迎え。

保津峡駅の風鈴と信楽焼の狸

川下りをしているボートに乗っている人たちと手を振り合ったりするのも楽しい。そして終点間際には車掌さんが林明日香さんの「小さきもの」をアカペラで歌い上げるサービス。とても味のある歌声で乗客みんなが笑顔に包まれる。いい…とてもいいぞ嵯峨野トロッコ列車。さて、我々の予定としては終点のトロッコ嵯峨駅までは行かず、トロッコ嵐山駅で降車して竹林を歩いて嵐電(京福電気鉄道嵐山本線)の嵐山駅を目指す。のだったが、トロッコ嵐山駅で降車して気づく。あれ?この駅、お土産屋さんとかないの!?事前に調べておけば良かったのだが、トロッコ嵯峨駅は施設が充実していたのに対して、このトロッコ嵐山駅にはほとんど何もない(ちょっとした売店はあった)のだ!まじかー!!トロッコに乗車する前にザッと見た限りでは色々欲しいものあったんだよなぁ。ということで、子供達も竹林を歩くのがしんどそうなので、というよりもお土産欲しいというほとんど親のエゴでタクシーを捕まえてトロッコ嵯峨駅に向かう。「トロッコ嵯峨駅に行ってくださいと伝えると(え…なんでお前たちこの駅で降りたの??)とでも言わんばかりにタクシーの運転手さんは驚いている。なんかすみません。

トロッコ嵐山駅に停車するトロッコ列車

【嵐山駅(昼食)〜広隆寺〜太秦駅】
トロッコ嵯峨駅で色々と買い物を済ませ、嵐電嵐山駅へ。もういいやとばかりにここでもタクシーを使用。ガイドブックを見て次男が食べたいと言っていたお店を目指して行ってみたのだが、その商品を生で見ると、次男は別に食べたくないと言い出す。ああ…二歳児。まあ二歳児。これぞ二歳児。ということで、駅舎の2階(?)にあるフードコートで昼食を食べることにする。そしてエレベーターに乗ろうとして気づく。あ、3Fにおにぎり出してくれる定食屋さんあるじゃない。子供達はおにぎりが大好きである。昨日もそれに助けられた。今日もこの手で行こう。ということで急遽エレベーターで3Fまで昇り、おにぎりの定食を食べる。ふんわり握ったおにぎりでめちゃうまでした。同じフロアで大河ドラマ『光る君へ』の展示もしていたので、傍にいたドーモくんをパシャリ

相変わらず凶暴そうな歯並びである

ここから旅の最終目的地である広隆寺を目指す。実は嵯峨嵐山駅からJRを使って行けないこともないのだけど、食事できるお店が嵐電嵐山駅周辺に集中していることと、JRが止まる太秦駅から広隆寺を目指すとなるとそこそこ歩かなければならず、なかなかしんどそうだったので嵐山にいる間に移動することにしたのだ。嵐電の太秦広隆寺駅で降りると広隆寺はなんと目の前なのである。

嵐電に乗っている間、次男を抱っこしていたのだが、なんと太秦広隆寺駅に着く前に眠ってしまう。仕方ないのでそのまま抱っこで広隆寺まで行く。寝ていたおかげで静かだったので、霊宝殿にある弥勒菩薩半跏思惟像や他の仏像たちをゆっくりと見学することができた。ここに来たのは7年ぶりくらいなのだが随分と様子が変わっていた。以前はけっこう無造作に仏像たちが置いてあって、かなり近い距離で見学できて、有難いやら不安やらという感じだったのだが、今はまるで博物館のように綺麗に並べられている。その分近くでは見られなくなってしまっていたのだけど、未来までしっかりと保存していくという意味では良いだろう。

仏像たちを十分満喫したあたりで次男が起きて騒ぎ出してしまったので、そそくさと霊宝殿を後にする。帰りにポストカードを購入!そしてJR太秦駅を目指す。途中どこかで休憩をしたかったのだけど、なかなか見つからない。どうしようかしらと思っていたところにイートイン付きのファミリマートを発見!ありがとうイートイン付きのファミリーマート!普段、自宅近くにあるファミリーマートでイートインはほとんど利用しないので、あってもなくても別に良いんじゃない?と思ったりしていてごめんよ!コンビニにイートインは必要です!猛暑の中、子供を連れて旅をしている者たちにとってイートイン付きのファミリーマートはまさにオアシス!!生き返った気分です。体力も気力も十分回復して、一気に太秦駅に到着。旅行もいよいよ終わりです。

【京都駅〜新横浜駅〜帰宅】
京都駅に戻ると少し時間に余裕があったのと、次男がやたらとガチャを回したがるので、京都旅行っぽいガチャを求めて近くにあるイオンへ向かいます。ここも地図で見るとすぐ近くなんだけど、意外と遠く感じる。いちばん手前にある入口から入って、エレベーター4Fに上がると、なんと目の前にガチャガチャの山。色々と探し回って四天王のガチャと新幹線の座席ガチャを回しました。

帰りの新幹線の中で食べるパンと追加のお土産を購入して新幹線に乗ります。ところでこの日の前日に宮崎で大きな地震があり、南海トラフ地震との関連性を調べるとかどうとか。もしかして新幹線にその影響があるかもと思ったけど、駅員さんに尋ねてみたら通常通り運行中とのこと。途中で地震があったら嫌だなあと思いつつ、乗車。特に何事もなく無事に新横浜駅まで戻ることができました。

駐車場の生産をして、トイレを済ませ、オムツを交換してさあ出発!今年も有料道路は使わずに下道で帰ります。実は昨年の長崎旅行の帰りもそう。長男は旅行が終わるのが嫌なので、余韻を目一杯楽しむために下道で帰ることを希望するのです。このままあとはーゆるりと運転して帰るだけ〜と思いながらのんびり運転していたら、車が鶴見川を渡ろうとしているところでなんと緊急地震速報。スマホがウィンウィンと鳴り響きます。えー、せめて橋を渡り切ってからにしてくれーと涙目になりつつ祈っていたら、少し揺れを感じたけど無事に渡り切ることができました。危ない!地震は神奈川県が震源地だったにもかかわらず、埼玉の方が揺れたみたい。恐ろしや。そして東海道新幹線は地震の影響で1時間ほど停車していたらしい。本当ギリギリだった…流石に子連れで新幹線に閉じ込められるのはキツすぎる。

なんやかんやとありましたが無事に自宅に到着。急いでシャワーだけ浴びてバタンキューと眠りにつく我々でした。

帰宅して飾られた旅行の思い出たち(主にガチャ)

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