12インチシングル 10インチLP

はじめて買ったCDははっきりと思い出せなかった。そして初めて買ったEPのシングルレコードもはっきりとは思い出せない。多分田口レコードあたりで買ったかもしれない。田口は北九州は小倉にあったセーシュン時代の聖地(イマドキな・・・)。田口で友人とばったり出くわして「なんしょん?」という事もしばしばのあるある。

最近では新作のアルバムをLPでも作っている人たちがいるみたいだ。というよりも流行りなのか?A面最後とかB面最初とか、そういう事もちゃんと考えて作っているんだろうか?という興味はある。

12インチシングル。LPレコードのサイズで45回転。今風に言えばハイレゾ?面積当たりに占める録音時間で言うなら最も贅沢なんじゃなかろうか?一番有名なのはやはりウィーアーザワールドか。15の自分が初めて買った12インチシングルはアイアンメイデン。LPパワースレイブからのエイシズハイ。確かB面にプログレバンドのカヴァー曲も入っていて、その後ちょっとだけプログレをきく時期もあったから、これも何かの縁だったと思う。その年に行われた福岡サンパレスでのアイアンメイデンのライブは末期のHR/HM少年にとってはもちろん最高だった。

10インチLP。10インチのLPレコード。SPレコードのサイズで、セラック素材のSPがビニール素材になり、78回転から33回転になって長時間録音!当時としてはさぞかし画期的だったんじゃないかと思う。やはり10代の頃に田口レコードで10インチLPを見つけて、はじめて買ったのはグレンミラーとバタヤン。レコードが進化したように自分の音楽遍歴にも大きな変化があり、いろいろなものをきくようになっていた。だからバタヤン位きいとかないとちょっと恥ずかしい、というちょっと恥ずかしい時代の真っ最中。10インチのサイズってステキなんっすよ!なんて話を聞いてくれる人も、バタヤン位きいとけよ!と言う人も居なかったですけどね。オーッス!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?