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店長論 第一章③
こんばんは!
店長になれるまでに、数々のチャンスに恵まれていった最初のスタートは、オープニングアルバイトスタッフとして採用してもらった店舗の導入研修からだった。
導入研修と呼ばれる30人くらい集まる合同研修の初日、
全員ドキドキしながら緊張感に包まれた空間で店長が、参加者に
『号令係をやってくれる人はいませんか?』
と投げかけた。
当時、今までの自分であれば、絶対にここで手あげるヤツさぶい!痛い!と嘲笑う側でしかいなかった僕は、足を震わせながら『はい!』と元気良く手をあげた。
頼まれごとは、試されごと。
1番になることで全てがやりやすくなる。
など、読み漁った自己啓発本の中で、大きく人生を変えていきたいという想いが強くなっていた僕は、勇気を出した。
実は今でもこの時のオープニングスタッフたちと仲良くて、当時を振り返ると、絶対仲良くなれない人だと思ったと言われるw
この第一歩は自分の人生の中でも、大きなターニングポイントだったと考えている。
その後、お店がオープンするまでの1ヶ月間、別の店舗での研修が始まった。
引率役の社員が、研修などが初めてかつ苦手で、
初日から研修先の店舗から激怒される声を隣で待ちながら聞いてしまった。
わたしは、帰りにアルバイトスタッフ全員に声をかけ、ノートを1冊買い、スタバに向かった。
その日教わった事は、全部皆で、このノートで共有しよう!慣れてない引率社員を助けよう!
結果オープンするお店で楽しく働ければ良いのだから。
と、おもいやりのたっぷり詰まったスタッフノートが出来上がった。
このときも恵まれていたのが、アルバイトスタッフがおもいやりのあるメンバーばかりで、誰も嫌がる事なく、むしろ積極的にやれたことだった。
この行動は、研修先の店舗の方々からも評価され、引率社員がいない日も積極的に仲良くしてくれ、細かい事まで教えてもらえるようになった。
ここで学んだのは、
『教わる力』である。
のちに、教える立場になって分かったが、
教わる力が長けている人には、教える熱が自然と入る。良い循環しか生まれない。
教わる力は、その後もどこに行っても役に立つこととなる。
続く
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